こんな悩みありませんか?
・TOEIC600点がなかなか取れない
・何を勉強すればいいかわからない
・どの教材を使えばいいか知りたい
今日は、こんな悩みを持っている人に向けて「TOEIC250点から850点まで上げた私」が600点を取り方を解説します。
本記事の信憑性
Contents
TOEIC600点のレベルは?
TOEIC600点は、初級者よりの中級者です。
受験者の上位何%? | 50.6% |
正答率は? | 66% |
正答数は? | 133問 |
偏差値は? | 50.2 |
大学受験だと? | 大東亜帝国 |
英検何級? | 英検準2級〜2級 |
必要な単語数は? | 5,000語 |
詳しくは、TOEIC600点はやばい?大学レベルやできることで解説しています。
TOEIC600点は平均点
TOEIC平均点は、611点です(2021年度)。
画像出典元:IIBC一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会
ちなみに、大学生の平均点は616点、社会人の平均点は637点、高校生の平均点は519点となっています。
大学生の平均点 | TOEIC616点 |
社会人の平均点 | TOEIC637点 |
高校生の平均点 | TOEIC519点 |
参照:TOEIC Program DATA&ANALYSIS
詳しくは【最新版】TOEIC平均点まとめ!大学生や社会人・高校生で解説しています。
TOEIC600点の正答率
TOEIC600点に必要な正答率は、66%です。
そのため、リスニングとリーディングで133問近く取れば600点取れます。
正答率 | L | R |
66% | 63.5% | 63.2% |
TOEIC600点を取るために必要なこと
TOEIC600点を取りたいと思った時に「よし勉強しよう」と思ったあなたは、半分不正解です。
だからこそ、TOEIC600点を取るために必要な5つのことをまとめました。
英語力の確認
まずTOEIC600点を取るためにやることは、現在の英語力の確認です。
・今どのくらい解けるのか?
・スコアはどのくらいなのか?
・どのくらい聞き取れるのか?
このように、TOEIC600点というゴールは決まっていても、スタート地点を知らなければ、何をすべきかも迷ってしまいますよね。
TOEICを受験する半分の料金で購入でき、かつその後の学習にも使えるので、1冊持っておくと便利です。
スケジュールの確認
現在の英語力を確認したら、具体的に「いつTOEIC600点を取るのか」そのスケジュールを決めるのが大事です。
実際にできる・できないは置いといて、期限を決めることで「勉強に対する集中力は格段に上がる」のでスケジュールを決めましょう。
つまり、学習効率が上がります。
そのため、現在TOEIC400点なのであれば、6ヶ月です。
200点上げる→3ヶ月×2=6ヶ月
もちろん、この期間にどれだけ勉強できるか次第ではありますが。
大体のスケジュールが決まったら、あとは実際にTOEIC試験に申し込むだけです。
勉強時間
TOEIC600点を取りたいなら、勉強時間を確保することは必須です。
具体的には、1日2時間を目安に勉強時間を確保してください。例えば1日2時間勉強すれば、1ヶ月で約60時間、3ヶ月で180時間、6ヶ月で360時間です。
TOEIC600点を取るために必要な勉強時間は、オックスフォードのデータを参考にするのが良いでしょう。

私もTOEIC250点から850点までの勉強時間を記録していましたが、平均すると100点UPするのに、約365時間かかりました。
スコア | 480 | 625 | 745 | 755 | 785 | 850 |
250 | 955時間 | 1080時間 | 1718時間 | 1855時間 | 2114時間 | 2190時間 |
480 | ‐ | 125時間 | 763時間 | 900時間 | 1159時間 | 1235時間 |
625 | ‐ | ‐ | 638時間 | 775時間 | 1034時間 | 1110時間 |
745 | ‐ | ‐ | ‐ | 137時間 | 396時間 | 472時間 |
755 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 259時間 | 335時間 |
785 | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | ‐ | 76時間 |
データ出典元:【記録中】TOEIC250点から850点までの勉強時間
ただ私の場合、全て独学で勉強してきたので、今なら「もっと早くTOEIC600点を取れる」と思っています。
勉強方法
TOEIC600点を早く取りたいなら、勉強方法はとても重要です。
例えば、東京から大阪に行く場合、自転車でもいけますが、新幹線の方が早くつきますよね。勉強法も同じで、より効率的な勉強法を実践することで、600点までにかかる時間は、グッと短くなります。
だからこそ、みんな効率的な勉強法や教材を使って「できるだけ早くTOEIC600点取ろうとする」のです。
TOEIC600点の時間配分
TOEIC600点の時間配分は、パート5は12分、パート6は12分、パート7は50分です。
時間配分 | 理想 | 600点 |
パート5 | 10分 | 12分 |
パート6 | 10分 | 12分 |
パート7 | 55分 | 50分 |
TOEIC600点を取るための時間配分で詳しく解説していますが、全問解こうとするのはオススメしません。
TOEIC600点を確実に取るための勉強法
単語
TOEIC600点の語彙力は?で解説していますが、600点には約5,000単語を必要です。
単語数 | スコア |
10,000語 | 900点 |
8,500語 | 800点 |
7,500語 | 700点 |
5,000語 | 600点 |
4,000語 | 500点 |
3,500語 | 400点 |
では、5,000語をどうやって暗記するかというと、五感で覚えるのがオススメです。
具体的には、単語を書いて覚えるのではなく、見る・聞く・発音する・イメージするなど、五感を使って覚えます。そして、それらを組み合わせてください。
・見る+聞く+イメージする
・見る+発音する+イメージする
・書く+発音する+イメージする
五感をフル活用することで、リーディングだけでなく、リスニングで聞き取れる音が増えるので楽になります。
詳しくは、TOEICの単語の覚え方を参考にしてください。
文法
TOEIC600点を取るためには、文法問題(パート5)で74.8%正解する必要があります。
74.8% | 約23/30問中 |
例えば、学んだ英文法を自分に説明してみると、こんなことがわかります。
・うまく説明できるところ
・うまく説明できないところ
・もっと詳しく知りたいところ
色々足りない部分が出てくると思うので、そこをもう1度学び直すことで「英文法が超苦手」な自分とおさらばすることができます。
難しそうな文法の説明も、プロ講師が噛み砕いて説明してくれることで「え、こんなに簡単だったの?」と理解しやすくなります。

細かい英文法を学ぶなら文法書が必要ですが、TOEIC600点を目指すなら、理解しやすい動画が1番です。

「英文法をもっとわかりやすく学びたい」人は、スタディサプリ関先生の英文法講義を受けるのが1番オススメです。
リスニング
TOEIC600点取るなら、パート1とパート2を集中的に対策しましょう。
パート3・4のリスニングは、英文量が多く難しいので、比較的短文で聞き取りやすいパート1・2の方が600点には必要です。
・パート1&2=最優先
・パート3&4=その次
特にパート2は、問題数が多い割りに対策しやすいので、すぐに正答数も増えます。
パート1
TOEIC600点を取るなら、パート1で正答率75.9%(6問中4.5問)くらいは欲しいです
下の表は、TOEIC600点以上取れた時の模試結果ですが、パート1でも全問正解できていないですよね。
スコア | 素点/6問 | 正答率 |
600点 | 6問 | 100% |
630点 | 6問 | 100% |
615点 | 6問 | 100% |
625点 | 4問 | 66.6% |
675点 | 5問 | 83.3% |
617.5点 | 4問 | 66.6% |
645点 | 5問 | 83.3% |
647.5点 | 6問 | 100% |
697.5点 | 5問 | 83.3% |
データ出典元:【記録中】TOEIC250点から850点までの勉強時間
なので、パート1だからと言って、全問正解にこだわり過ぎないのが大事です。
パート1は、写真に写っている内容しか出題されません。
そのため、写真にいる人や物を表す単語、その人や物(主語)の状態や動作を表す単語、この2つさえ聞き取れれば正解できます。
例えば、主語で使われそうな単語はこの3つです。

次に、動詞や状態を表す単語は、この3つです。

つまり、合計6単語を知っていれば、あとはその単語が「音声で流れたか」を確認するだけで正解するだけです(流れてなければ、その選択肢は不正解)。
・man/he(彼/男の人)
・tree(木)
・wheelbarrow(手押し車)
・cast a shadow(影を落とす)
・shovel some soil(土をすくう)
・putted soil(土が入れられる)
一方で、パート1は「写真で判断できる内容以外は不正解」なため、写真に写っていない単語が出たら不正解です。

そのため、音声で流れた単語が写真に写っているのかを判断するためにも、単語を覚える必要があるのです。
だからこそ、パート1の正答率を伸ばすために、パート1でよく使われる単語をしっかりと覚えましょう。
パート2
TOEIC600点を取るなら、パート2の正答率62.4%(16問)は取りたいです。
下の表は、TOEIC600点以上取れた時の模試結果ですが、パート2も全問正解できているわけではありません。
スコア | 素点/25問中 | 正答率 |
600点 | 18問 | 72% |
630点 | 21問 | 84% |
615点 | 14問 | 56% |
625点 | 20問 | 80% |
675点 | 17問 | 68% |
617.5点 | 18問 | 72% |
645点 | 16問 | 64% |
647.5点 | 19問 | 76% |
697.5点 | 20問 | 80% |
パート2は、文頭の疑問視(whichやwhat)を聞き取れれば、ほぼ解けます。
例えば、疑問詞が聞き取れれば、仮に疑問詞以外を聞き逃しても、正解の選択肢を選ぶことができます。

なぜなら、場所(Where)を表す選択肢がC(〜隣に)しかないからです。
一方で、疑問詞が聞き取れていないと、疑問詞以外を全て聞き取っても正解することはできません。

なぜなら、疑問視次第でどれも正解になる可能性があるからです。
・日時(when)ならAが正解
・値段(How much)ならBが正解
・場所(Where)ならCが正解
このように、文頭次第で正解となる選択肢が変わるため、TOEICパート2では疑問詞を聞き取るのが1番大事です。