スタディサプリの実践問題集ってどうなの?
公式問題集20冊分の問題量があるらしいし、少し興味があるな!という人も多いと思います。
そこで今日は、スタディサプリTOEICで1000時間以上使い倒した私が、実践問題集について語っていきたいと思います。
・実践問題集とは
・実践問題集の難易度
・実践問題集の効果
・実践問題集の使い方
ネットで検索すると、スタディサプリの口コミや効果は沢山あります。
ただ、実践問題集など各コンテンツの詳しい記事は少ないので、この記事が参考なれれば嬉しいです。
本記事では、実践問題集と実践問題集NEXTを合わせて実践問題集(NEXT)と表記しています。そのため、実践問題集(NEXT)と記載されている部分は、両コンテンツについて説明しています。
TEPPAN英単語 | 単語 |
パーフェクト講義(英文法) | 英文法 |
パーフェクト講義 | 各パート対策 |
基礎講座 | 単語、文法、リスニングの基礎 |
アダプティブ講座 | AI対策 |
1分クイズ | クイズ |
詳しくは、スタディサプリTOEICは何が学べる?学習内容まとめで解説しています。
スタディサプリの実践問題集(NEXT)とは?
スタサプの実践問題集(NEXT)の概要
実践問題集(NEXT)とは、スタディサプリ内のコンテンツの1つで、模試が20回分も収録されています。
2020年時点でスタディサプリTOEIC対策コースには7コンテンツありますが、そのうちの2つが実践問題集(NEXT)になっています。
こんな感じで、模試が詰まっています。
実践問題集で計10冊、実践問題集NEXTで計10冊あるので、スタディサプリを使うことで公式問題集20冊分を解くことができるのです。
・公式問題集1冊=200問
・実践問題集(NEXT)=4000問
スタディサプリの実践問題集(NEXT)だけで4000問の演習が可能になり、また20冊分の公式問題集を買うよりお得だと思います。
実践問題集と実践問題集NEXTの違い
実践問題集(NEXT)には20冊分の模試がありますが、1から10が実践問題集、11から20が実践問題集NEXTに収録されています。
実践問題集にまとめればいいと思いますが、その理由はわかりません。
実践問題集(NEXT)の中身
実践問題集(NEXT)の内容は、本番のテストと同じで、200問が収録されています。
・パート1:6問×20回分
・パート2:25問×20回分
・パート3:39問×20回分
・パート4:30問×20回分
・パート5:30問×20回分
・パート6:16問×20回分
・パート7:54問×20回分
使ってみて思うのが、実践問題集の1番の特徴は、問題量の多さだと思います。
ですが、それだけではなく、詳細な解説や単語チェック機能、ディクテーション機能やシャドーイング機能もあるので、細部まで復習が可能です。
・問題演習
・解説(動画)
・単語チェック
・ディクテーション
・シャドーイング
・本文チェック
・音読
ちなみに関先生の動画解説は、全ての問題についているわけではなく、スタディサプリ利用者の正答率が悪い問題についています。
もちろん、テキストでの解説は全ての問題についているので、安心してください。
ただ難しい問題になると、テキストの解説だけでは不十分に感じ、消化不良を起こしてしまうこともありますよね。
ですがスタディサプリであれば、つまづきそうな問題には関先生の動画解説、通常問題には公式問題集の2倍くらいの解説があるので安心です。
リーディングは、テキストの解説を見れば大体理解できるのですが、リスニングは音なので、聞こえなければテキストで説明されても「?」となります。
ですがスタディサプリなら、そういった問題には大体動画解説がついていて「この音はほぼ発音してないから聞こえないよ」とか「繋がって違う単語みたいに聞こえるよ」など参考書にないアドバイスをしてくれます。
音の繋がりや消失、ナレーターごとの癖まで解説してくれるので、本当に助かります。
もし音のルールについて学びたければ「スタディサプリの日常英会話について徹底解説!」を参考にしてください。
実践問題集(NEXT)の難易度
実践問題集(NEXT)も含めた難易度ですが、私が解いた感想と、スタサプ公式からの返答で難易度を表してみました(公式では発表されていません)。
・vol.1:難(1番難しかった)
・vol.2:普
・vol.3:普
・vol.4:易
・vol.5:普
・vol.6:普
・vol.7:普
・vol.8:普
・vol.9:普
・vol.10:普
・vol.1(NEXT):普
・vol.2(NEXT):普
・vol.3(NEXT):普
・vol.4(NEXT):普
・vol.5(NEXT):普
・vol.6(NEXT):普
・vol.7(NEXT):普
・vol.8(NEXT):普
・vol.9(NEXT):普
・vol.10(NEXT):普
ざっくりとしていますが、こんな感じです。
公開テストで700点を超えている人は「解きやすいな」と感じるかもしれません。
というのも、最近の公開テストはひねった問題や文量が多い問題が多いからです。
ただ「易しめな問題が多い=勉強しても実力が上がらない」ではないので、勘違いしないようにしてください。
実践問題集(NEXT)だけでも、十分900点までは取れると思います。
実践問題集(NEXT)の効果
私はスタディサプリで基礎をやり終えた後は、実践問題集(NEXT)でひたすら問題を解いていました。
【BEFORE】
・リスニング:325点
・リーディング:177.5点
・合計:502.5点
【AFTER】
・リスニング:455点(130点UP)
・リーディング:395点(217.5点UP)
・合計:850点(347.5点UP)
・英文中の80%くらいは知ってる単語
・リスニングの先読みが速くなった
・問題のパターンを掴めるようになった
・リーディングスピードが上がった
・テストが苦じゃなくなった
今までは、公開テストは難しいと感じていたので、英文を聞く・読むのはストレスを感じていました。
ですが、実践問題集で量をこなすことができたので、テストにのぞむ体力と実力が付いた結果、テストが苦じゃなくなりました。
新型コロナウイルスの影響で公開テストが中止になったため、模試の結果を参照していることもあります。また各パートの素点に関しては、模試の結果になります。
パート1の素点の変化
パート1は、問題数が少ないため変化は少ないですが、安定して6問正解しています。
【3ヶ月後】
・素点:5問/6問中→6問/6問中
・正答率:83.3%→100%
パート2の素点の変化
スタサプ開始前は、パート2は「17/25」でしたが、3ヶ月後には「20/25」、その後は21問あたりで安定しています。
【3ヶ月後】
・素点:17問/25問中→20問/25問中
・正答率:68.0%→80%
パート3の素点の変化
スタサプ開始前は、パート3は「27/39」で、3ヶ月後まであまり効果を感じず、6ヵ月を過ぎた辺りから8割近く取れるようになりました。
【12ヶ月後】
・素点:27問/39問中→32問/39問中
・正答率:69.2%→82%
パート3は問題数も多く、対策に時間がかかるかもしれませんが、継続すれば結果が付いてきます。
パート4の素点の変化
スタサプ開始前は、パート4は「19/30」でしたが、3ヶ月後には「23/30」になりました。
【3ヶ月後】
・素点:19問/30問中→23問/30問中
・正答率:63.3%→76.7%
パート4も比較的難しいパートですが、パート3と同じように根気よく対策を続けていきましょう。
パート5の素点の変化
スタサプ開始前は、パート5は「15/30」でしたが、3ヶ月後には「26/30」になりました。
【3ヶ月後】
・素点:15問/30問中→26問/30問中
・正答率:50.0%→86.7%
パート5は、文法力と単語力が主に試されるパートなので、最初の方に取り組むのが良いと思います。
もし文法が苦手な人がいたら、スタディサプリの動画講義で学ぶのがオススメです。
詳しくは「スタディサプリTOEICで英文法は学べる?効果や範囲を徹底解説!」を参考にしてください。
パート6の素点の変化
スタサプ開始前は、パート6は「8/16」でしたが、3ヶ月後には「13/16」になりました。
【3ヶ月後】
・素点:8問/16問中→13問/16問中
・正答率:50.0%→81.3%
パート7の素点の変化
スタサプ開始前は、パート7は「20/54」でしたが、3ヶ月後には「29/54」、6ヵ月後には「42/54」となりました。
【3ヶ月後】
・素点:20問/54問中→29問/54問中
・正答率:37.0%→53.7%
【6ヶ月後】
・素点:20問/54問中→42問/54問中
・正答率:37.0%→77.7%
パート7は、学習前と比べると大きく上がりましたが、今後私が900点を取るための課題となりそうです。
ちなみに、TOEIC800点を超えた公開テストでも、塗り絵があり、全ての問題を解くことができませんでした。
ちなみに、私のスコアを更に詳しく知りたい人は【証拠有】わかのTOEICスコア推移/250点から850点を参考にしてください。
実践問題集(NEXT)をオススメする人
実践問題集(NEXT)は、TOEICを受験する人全員にオススメできますが、特にオススメする人をまとめてみました。
・本気でスコアアップしたい人
・TOEIC600点以上の人
・700点台で足踏みしてる人
・パート2・3・4・5・7が苦手な人
・問題を解きまくりたい人
・公式問題集の解説だけでは足りない人
TOEIC600点までは、基礎力ができれば取れる点数なので、実践問題集(NEXT)に手を付けなくても取れます。
ただ700点や800点などの高得点を狙う場合「どれだけ問題を解くか」がポイントになってきます。
問題を多く解くことで、語彙力や対応力が自然と身に付き、回答スピードやリスニングの対応力も上がります。
そのため、基礎ができたら、どんどん実践問題集(NEXT)で問題を解きまくってください。
ただ「基礎ができている」をという条件つきではあるので、現時点で600点以下なのであれば、パーフェクト講義から進めるがの良いです。
実践問題集(NEXT)の使い方
次に、実践問題集(NEXT)の使い方を説明していきます。
・実力チェック&復習
・ピンポイント対策
実力チェック
実践問題集は、問題集という名前がついていますが、要は模試1回分に詳しい解説とか復習の機能がついているものです。
つまり、自分の実力をチェックしたい場合には、模試として使うことができます。
模試を解く場合には、有料のテキストを購入することが必要です。
アプリだけでも全問解くことができますが、デバイス(スマホ、タブレット、パソコン)で解くことになるので、テキストがあった方が模試としては解きやすいです。
テキストに関しては「スタディサプリTOEICのテキストは購入する必要あるの?使い方や評価を解説」を参考にしてください。
で、もちろん模試を解いた後は、どのパートが苦手なのか、今後どのパートを対策していくかを決めるのがオススメです。
なぜなら、早くスコアアップしたいなら「対策しやすい(スコアが上がり易い)パート」から勉強するのが鉄則だからです。
【対策オススメ順】
①パート1
②パート2・5
③パート6
④パート3・4・7
ピンポイント対策が可能
2つ目の使い方はシンプルで、ひたすら問題を解く使い方です。
実践問題集(NEXTも含めて)は、模試20回分ありますが、最初から最後まで解いていたらかなり時間がかかります。
例えば私の場合は、パート7やパート3・4を実践問題集で解いていますが、あなたも得意・不得意なパートがあるはずです。
なので、一旦得意な問題を解く時間を最低限に減らし、苦手なパートだけ実践問題集(NEXT)で集中的に解くの良いと思います。
ただ何となく「スコアを上げたい」と思うのではなく、次のテストまでの目標を決めて取り組んだ方が、良い結果に繋がります。
実践問題集は問題数が多く、対策したい部分だけピンポイントで対策できるのは超いいです。
実践問題集(NEXT)は、発展編だと思ってください。なので、基礎力に自信のない人は、まずはパーフェクト講義などで基礎を固めるがのオススメです。
まとめ
今日は、実践問題集(NEXT)について書きました。
TOEICでスコアを上げるためには、問題数をこなすことはとても大事ですが、公式問題集だと1冊200問で約3000円するので、結構コストがかかります。
一方でスタディサプリなら、アプリ1つあれば20冊分(4000問)が解き放題なので、問題を解きまくりたい人にオススメです。
スタディサプリの口コミや効果は、下の記事で解説しています。