「模試を解きたいけど、どれを選べばいいの」と迷っていませんか?
・公式問題集
・至高の模試
・究極の模試
・精選模試
とはいえ「何が違うの?」と気になる人に、各模試の違い、本番との難易度を比較します。
本記事の信憑性
TOEIC模試の使い方・タイミング
まず、オススメのTOEIC模試を紹介する前に、使い方やそのタイミングを紹介します。
1回2,000円近くする模試を「1回解いて終わり」では勿体ないですよね。
例えるなら、ディズニーランドに行って1時間で退園するようなものです。全アトラクションを周れたとしても、パレードなど、他の楽しみ方もありますよね。
TOEICの模試も一緒です。
使うほど味が出る模試だからこそ、120%使うために、用途やタイミングを知っておきましょう。
定期的な実力チェック
TOEIC模試の使い方①は、定期的な実力チェックのためです。
例えば、遠出する時「こっちで合ってるかな」と地図を何度も確認しませんか?近場なら良いですが、距離があると心配になりますよね。
TOEICも一緒です。
学習の方向性は正しいのか、もし間違ってるなら修正をするためにも、定期的に模試を解き実力チェックしましょう。
TOEIC前日のテスト慣れ
使い方②は、TOEICテスト前日に模試を解いて、テストに慣れることです。
2時間集中し続ける機会が少ないなら、前日にテスト慣れしとくのが大事です。
2時間集中し続けるのはきついです。いきなりTOEIC本番を迎えると「きつい。どうせ最後まで解けないし」と、次の1問を諦めてしまうかもしれません。
ですが、前日に模試を解いておくだけでも、TOEIC本番でのストレスは減ります。
復習用の教材
使い方③は、模試を解いた後、復習教材として使います。
模試を解いたあと「できなかった」で終わらせるのではなく、間違えた問題を解けるように復習することが大事です。
例えば、パート7を最後まで解けなかったなら、長文を精読し、音読することで、英文を速く読めるようになります。
このように模試は、実力チェックや慣れのためだけでなく、自身の弱点を知り、それを解決するための教材になります。
パート1 | 知らない単語を何度も聞く。 |
パート2 | 聞き取れなかった質問文を練習する。 |
パート3・4 | 聞き取れなった英文をシャドーイングする。 |
パート5・6 | 知らない単語や文法を理解する。 |
パート7 | 知らない単語を覚える。速く読めない英文を音読する。 |
そのため、1回解いて終わりでは、模試の使い方としては不正解です。ボロボロになるまで、使い倒しましょう。
TOEIC模試の選び方・注意点
次に、模試を選び方や注意点を解説します。
・発売日が近い模試を選ぶ
・推定スコアが正確とは限らない
・模試は解説は多くない
この3つを注意して選べば、間違いありません。
発売日が近い模試を選ぶ
TOEICは、世界情勢と共にテスト内容や雰囲気が変わるので、発売日が近い模試を選ぶのがオススメです。
例えば、公式問題集1を購入するのではなく、最新の公式問題集8(2022年現在では最新)がオススメです。
せっかく模試で傾向を掴んだと思っても、昔のテスト形式では意味がありませんよね。
推定スコアが正確とは限らない
TOEIC模試にはスコア換算があり、現在のスコア確認できますが、必ずしも正確とは言えません。
例えば、自宅でリラックして解ける模試と、慣れない会場で緊張しながら解くテストでは、結果が違って当然ですよね。
またTOEICは、加点方式ではなく、相対評価でスコアが算出されるため、周りのでき次第で点数が変わります。
私もテスト終わりは「超難しくて全然ダメだった」と落ち込んでいても、実は最高得点だったこともあります。
参考程度に考えるのがベストです。
TOEIC模試は解説が多くない
模試は、あくまで模試なので、問題の解説は多くありません。
至高の模試パート2解説
例えば、至高の模試では、パート2の1問あたりの解説は、これだけです。
公式問題集パート7解説
かと言って、至高の模試の解説が少ないわけではなく、公式問題集でもこの程度です。
昔は、私も「模試の解説少ない」と感じていましたが、今では適切に感じています。
例えば、模試では、基礎単語の解説はありません。なぜなら、1から100まで解説すると、辞書のように分厚く、使い勝手が悪くなるためです。
そのため、公式問題集を模試ではなく、教材として使う場合には、ある程度の実力が必要になります。
【厳選4冊】TOEICオススメ模試
【最初の1冊】公式問題集
公式問題集は、TOEICテストを制作しているETSが、実際のテストと同じ手順で作成した問題を収録しています。
TOEICテスト本番と比べると、気持ち易しめかも?くらいの難易度です。
公式問題集の難易度 | |
オススメ度 |
とりあえず、本番と同じ難易度の模試を解きたい、実力チェックしたいなら、公式問題集を選べば間違いありません。
公式問題集について「もっと知りたい」人は、下の記事も参考にしてください。
【本番より難しい】至高の模試
至高の模試は、お得な模試セットです。
TOEIC L&Rテスト至高の模試600問 新形式問題対応 /アルク(千代田区)/ヒロ前田
本番より癖のある問題が多く、TOEICの難しい回と同じくらいの難易度な気がしました。
至高の模試の難易度 | |
オススメ度 |
至高の模試は、公式問題集より難しいので、こんな人にオススメです。
公式問題集が簡単すぎる。本番を難しいと感じないためにも、練習から高負荷をかけて勉強したい。
1番最初の模試は公式問題集で、物足りなければ至高の模試へ。
【動画解説付き】究極の模試
究極の模試は、至高の模試と同じくお得な模試3セットです。
TOEIC L&Rテスト究極の模試600問+ /アルク(千代田区)/ヒロ前田
難易度も至高の模試と同じくらいですが、動画で解説を見れるのがオススメポイントです。
究極の模試の難易度 | |
オススメ度 |
著者自ら全600問を解説しているため、解説に関しては公式問題集よりも詳しいです。
【特化対策】精選模試
精選模試は、リスニングとリーディングが分かれてる模試で、下の模試はリーディングのみ5セット分が収録されています。
TOEICテスト新形式精選模試リーディング 2 /ジャパンタイムズ/中村紳一郎
難易度は、公式問題集よりも高いですが、問題の質は公式問題集の方が高いです。
精選模試の難易度 | |
オススメ度 |
模試としては、これまで紹介した3つの方がオススメですが、こんな人には精選模試がオススメです。
リスニングならバッチリだけど、リーディングがダメダメだ。リーディングだけ集中的に対策したい。
逆でもいいですが、どちらかのパートを対策したい人にオススメです。
まとめ
今日は、TOEICオススメ模試を紹介しました。模試は、実力チェックやテスト慣れだけでなく、復習用としても優秀な教材です。まずは公式問題集を使い、物足りなければ他の模試を検討してみてください。