TOEICの長文問題が苦手で「どうすればいいの」と悩んでいませんか?
TOEICは英文量や問題数が多く、まだ覚えていない単語も多く出題されるので、苦手としている人も多いです。
私も1年前まで長文が苦手でしたが、今ではTOEIC850点まで取ることができています。
- Fラン卒/非英語エリート
- 社会人になってから350点UP
- TOEIC250点から850点
長文が苦手でもTOEIC850点取れました
実は私も長文が苦手で、TOEICリーディング210点しか取れませんでした。
その後、今日紹介する勉強法を実践し、今ではTOEICリーディングで395点取れています。
そのため、今は「リーディング上がる気がしない」と思っている人でも、毎日少しずつ対策するだけでスコアは変わります。
TOEICでの長文の解き方
私がTOEICで長文をどのように解いているのかを画像付きで解説します。
- 長文全体を確認
- 長文のタイトルを確認
- 問題文の確認
- 英文を読む
- マークシート記入
長文の形を確認
TOEICの長文は、まず形を確認しましょう。
パート7の長文を見て、メール、チャット、HPなのかはすぐに判断できると思います。
例えばメールなら、誰かへの依頼や返事、明日の約束を伝える内容かもしれません。
このように、詳細までは予測できなくても「メールってこんな感じの流れだよな」と意識できるだけで読みやすさが変わります。
タイトルの確認
長文の全体を確認したら、次はタイトルの確認をしましょう。
・メールなら件名
・記事系の長文ならタイトル
・サイトなら開かれているページ
このように、タイトルからヒントを得ることで、その後の長文が一気に読みやすくなります。
例えば、メール内容を意識せず読むよりも「今月の退職パーティーの件」と書かれていれば、イメージしやすいですよね。
意外と長文のタイトルを読んでいない人は多いですが、読みやすさが段違いなので読んでください。
問題文の確認
長文のタイトルまで読んだら、英文を読み始めるのではなく、問題文を確認します。
例えば、後から問題文を読むと、マークシートに記入するまでの順序が増えます。
- 英文を読む
- 問題文を読む
- 答えを英文内から探す
- マークシートに記入
一方で、問題文を先に読んでおけば、3ステップで完了します。
- 問題文を読む
- 英文を読みながら答えを探す
- 答えが見つかったら記入
問題文を先に読む方が、2度読みもなくなり、解くスピードも上がります。
TOEICでは、時間が足りなくなりがちだからこそ、少しでも時短になる解き方がオススメです。
英文を読む
問題文を読んだら、英文を読みましょう。
そのため、英文を英語のまま訳していき(「こんな感じかな」くらいの理解でOK)、答えになりそうな箇所だけ読みましょう。
問題文が「明日の予定」だとしたら、英文内で「今日の予定は〜」のところは流し読みで「ちなみに明日は〜」となったら本気で読みます。
全文を全力で読むと時間が足りないので、長文が苦手ならいつ時間を使うのかが重要になります。
マークシート塗る
答えが分かったら、マークシートを塗りましょう。
TOEICの長文のコツ
私がTOEICの長文を解くときのコツを紹介します。
・綺麗に読まない
・読めなければ諦める
・重要な英文だけ読む
綺麗に読まない
TOEICで長文を綺麗に読もうとするのは、個人的にはオススメしません。
TOEICの長文を綺麗に訳していると、時間が足りずスコアは伸びません。
例えば、
The board members are working to simplify the complicated structure of the system for businesses.
を綺麗に訳すと「役員たちは、企業向けの複雑な税金システムの構造を簡略化することに取り組んでいる」です。
例えば、
役員たちは/働いている/簡略化するために/その複雑な構造のシステムを/企業向けの/
のように、前から訳しています。
長文を前から訳す癖がつけば、リーディングスピードが上がるだけでなく、リスニング力もUPするので一石二鳥です。
読めなければ諦める
TOEICの長文を見たときに「あ、これ全然読めない」と思うことありませんか?
人は「知らない単語が20%以上あると理解できない」ので(本で読んだ気がする)、直感的に読めないと感じるなら、読めません。
例えば、私は「記事」系の長文が大の苦手です。
記事系の長文は、メールやお知らせのように決まった文脈がなく、使われる単語やフォントも独特です。
例えば、ジャマイカにおにぎり店を出店する予定の企業への取材で、そのお店の特徴や今後の展望などを第三者が語る内容です。
メールなどであれば、ある程度流れを予測できますが、それができない記事系の長文は、正直苦手ですね。
最初から諦めることはありませんが、記事系の長文なおかつ時間がない場合は、この問題を捨てる選択をしたりします。
重要な英文だけ訳す
TOEICでは、長文すべてを読むのではなく、重要な英文だけ訳すようにしましょう。
答えに直結しそうな英文だけ訳すようにすれば、長文すべてを訳す必要が無くなり、大幅な時間短縮になります。
例えば「彼は明日何をしますか?」という設問文だったら、どんな英文が重要になりますか?
僕は、大工なんだ。この町に家を一つ作ってから、依頼が殺到してね。もちろん今日も、家を建てに来たよ。明日は、市役所に書類を持っていくために休みなんだ。
赤文字以外は訳さず流し読みしますが、「今日」という単語が出てきたら、流し読みはやめます。
なぜなら、
今日の行動が出たら、この後明日の行動がでるかもしれない
と予測するからです。
このように、長文すべてを訳すのではなく「重要そうだな」と感じる英文だけ訳すことで、時間短縮に繋がります。
塗り絵が多い人にオススメです。
彼は明日何をしますか? | 行動が答え |
彼は誰ですか? | 職業や間柄 |
なぜ~したんですか? | 理由(Because、soなど) |
このように、設問の答えがどんな形になるのかを予測することで、重要な英文なのかを判断することができます。
設問をしっかり読みましょう。
TOEIC長文を対策するための勉強法
TOEICの長文を対策したいなら、この5つの勉強法がオススメです。
・単語
・英文に慣れる
・精読
・スラッシュリーディング
・音読
それぞれ解説します。
単語
TOEICの長文対策なら、単語力の強化は必須です。
例えば私の場合、TOEIC500点から850点までに、単語は2番目に多くの学習時間を使っています。
単語学習 | 301時間40分 |
TOEICスコアが上がると、単語対策は何がしろにされがちですが、長文を読めるようにしたいなら絶対に必要です。
私も「長文が読めない」と迷走しましたが、初心に戻って単語を覚えてたら、いつの間にか長文が読めるようになっていました。
800点取得後も、単語学習は継続中です。
勉強法は、TOEICの単語の覚え方!1ヶ月で600単語覚えた勉強法で解説しています。
英文に慣れる
TOEICの長文が苦手な人は、英文を読むことに慣れていないので、少しの英文で疲れてしまいます。
そのため、毎日英文を読んで慣れましょう。
長文に慣れてないと、TOEIC試験中にストレスを感じやすく、最後まで集中力が持ちません。
個人的な感覚ですが。
最後まで集中力が続かないと、リーディングスピードが落ち、結果的に塗り絵ができてしまいます。
最初から大量の長文を読もうとするのはNGで、1つの長文を読むだけで効果があります。
精読
長文を読むことに慣れてきたら、精読をしてみましょう。
知らない単語や文法だけでなく、文型や文構造など、その英文を誰かに説明できるレベルまで理解すること。
単語の意味や和訳だけでなく、さまざまな角度から英文を分析することで「なぜ長文が苦手なのか」を知ることができます。
・単語の発音
・修飾語
・文構造
・言い換え
・正解/不正解の根拠
そして、読めない理由がわかれば「あとは改善するだけ」なので、音読なり単語を覚えるなりをしていくだけです。
詳しくは、TOEIC850点が教えるPart7に超効く精読のやり方で解説しています。
スラッシュリーディング
TOEICの長文が苦手なら、試して欲しいのがスラッシュリーディングです。
英文をスラッシュを入れ、読みやすく区切ること。
スラッシュで英文を区切ることで、長くて訳しにくい長文もスッキリ読めるようになります。
例えば”The Aomori-based company / has recently changed / ownership”/ のようにスラッシュを入れます。
・青森拠点の会社
・最近変わった
・所有者が
このように、英文を区切ることで、読みやすくなります。
ですが、日本語の順番で訳そうとすると、前から訳すことができず、長文を読む時のタイムロスにもつながります。
だから、スラッシュを入れます。
少しいびつな和訳でも、前から訳す癖がつくことで、英語を英語のまま理解する感覚がつかめるようになります。
詳しくは、TOEICをスラスラ読むためのスラッシュリーディングのやり方と効果で解説しています。
音読
精読やスラッシュリーディングなど、長文を読む準備ができたら、音読をしましょう。
まず精読で英文を理解、次に音読でアウトプットすることで、より長文が読みやすくなります。
例えば、正しいバットの振り方を教わったとしても、それだけでヒットを打てないですよね。何度も、素振り(アウトプット)をしてやっと、ヒットが打てるようになります。
英語も同じです。
一度精読をやっただけでは意味はなく、何度も音読やり、英文を自分のものにすることで、英文を読めるようになります。
詳しくは、音読でTOEICのスコアアップ!驚くべき効果と勉強法で解説しています。
TOEICの長文対策にオススメな問題集・参考書
最後に、TOEICの長文対策にオススメな教材を紹介します。
・究極のゼミ Part7
・公式問題集
・スタディサプリ
それぞれ解説します。
究極のゼミ
1番最初の長文対策にオススメなのが、究極のゼミPart7です。
問題数は少ないですが、対話形式で解説されるため、理解しやすいのが特徴です。
逆に、パート7の問題を解きまくりたい人には、オススメしません。
公式問題集
公式問題集は、TOEICテストを制作しているETSが、実際のテストと同じ手順で作成した問題を収録しています。
公式問題集は、パート7専用の教材ではありませんが、公式が制作しているだけあって問題の質はピカイチです。
逆に、公式問題集は解説が少ないから、TOEIC600点ないときついかもしれません。
スタディサプリ
スタディサプリは、TOEIC対策に1番おすすめのアプリです。
ちなみに、私がスタディサプリでTOEIC500点から850点を取ることができました。
逆に、長文以外は対策したくない人には、宝の持ち腐れになってしまうかもしれません。
・英文法を動画で学べる
・全パート対策を網羅
・公式問題集10冊分の問題
・初心者用コンテンツ豊富
・カリスマ講師の神授業
・300本以上の動画見放題
そのため。もし単語や文法にも苦手意識があって、長文以外にも対策することがあるなら、スタディサプリがオススメです。
もし「スタサプって実際どうなの?」と気になるのであれば、口コミや評判を参考にしてください。
まずは無料体験がオススメです。
まとめ
TOEICでは、長文対策をしなければ絶対にスコアは上がりません。リーディングはもちろんですが、リスニングにも影響するので、早めに対策しておきましょう。