こんな悩みはありませんか?
・パート5が苦手
・パート5で伸び悩んでいる
・パート5を詳しく知りたい
・パート5を速く解けない
・パート5で知らない単語が多い
・リーディングスコアを上げたい
パート5は、出来が悪いとすぐわかりますし、結果をみても「やっぱりな」と感じることも多いはず。ですが、自己流で進めたところで、正しい方法がわからず伸び悩むだけですよね。
この記事を読むメリット
パート5が伸びない原因と対策を知ることができます。そのため、本番中に解けなくて落ち込むことも、3ヶ月前と同じスコアでがっかりすることも無くなります。
本記事の信憑性
私もパート5が苦手で、社会人になって再スタートした時は17問しか解けませんでしたが、最近では29問(9割)取れるようになっています。
TOEICパート5が伸びない理由
TOEICパート5が伸びないのは、この7つが原因です。
- パート5の理解不足
- 時間配分を意識できていない
- テクニックやコツを知らない
- パート5の解き方を知らない
- 勉強時間が足りていない
- 勉強法が間違ってる
- 教材が合ってない
それぞれ解説していきます。
【初心者用】パート5の理解不足
伸び悩む以前に、そもそもパート5の理解不足ということもあるので、まずは基礎概要から学びましょう。
・問題形式
・問題数
・配点
・正答数
・難易度
TOEICパート5の問題形式
TOEICパート5は、短文穴埋め問題です。
画像の英文のように、空欄に入る適切な選択肢を選びます。
ちなみにTOEIC公式サイトでは、無料でパート5の問題を数問解けるので、1問解いて見ると理解が深まると思います。
TOEICパート5の問題数
TOEICパート5の問題数は、30問(旧テストでは40問)です。
パート1 | 6問 |
パート2 | 25問 |
パート3 | 39問 |
パート4 | 30問 |
パート5 | 30問 |
パート6 | 16問 |
パート7 | 54問 |
全体でも2番目に多い問題数なので、スコアアップするためには、パート5の攻略は必須です。
TOEICパート5の配点
TOEICを1問5点計算にすると、パート5の配点は150点です。
パート1 | 30点 |
パート2 | 125点 |
パート3 | 195点 |
パート4 | 150点 |
パート5 | 150点 |
パート6 | 80点 |
パート7 | 270点 |
TOEICの採点は加点方式ではないので、配点も参考程度に考えてください。
【目標別】パート5は何問正解すればいい?
私の模試スコアとパート5の正答数をまとめました。
模試スコア | 正答率 | パート5の素点 |
502.5点 | 50.0% | 15問 |
600点 | 66.7% | 20問 |
595点 | 83.3% | 25問 |
587.5点 | 66.7% | 20問 |
385点 | 53.3% | 16問 |
630点 | 83.3% | 25問 |
615点 | 56.7% | 17問 |
625点 | 63.3% | 19問 |
675点 | 76.7% | 23問 |
590点 | 56.7% | 17問 |
587.5点 | 83.3% | 25問 |
617.5点 | 83.3% | 25問 |
645点 | 80.0% | 24問 |
705点 | 80.0% | 24問 |
647.5点 | 83.3% | 25問 |
697.5点 | 86.7% | 26問 |
710点 | 90.0% | 27問 |
790点 | 96.7% | 29問 |
707.5点 | 90.0% | 27問 |
815点 | 86.7% | 26問 |
802.5点 | 93.3% | 28問 |
760点 | 90.0% | 27問 |
820点 | 80.0% | 24問 |
ちなみに、簡易版はこんな感じです。
800点台 | 26問 |
700点台 | 26.8問 |
600点台 | 22.6問 |
500点台 | 20.4問 |
1つの目安として、参考にしてください。
【難易度】パート5は難しい?
TOEICのパート別の難易度をまとめました。
パート | 難易度 |
パート1 | |
パート2 | |
パート3 | |
パート4 | |
パート5 | |
パート6 | |
パート7 |
個人的にパート5は「難しくなった」ような気がします。
最近は難しい語彙問題もありますし、一瞬で解けるような問題も減りましたが、対策すれば8割9割は取れるので安心してください。
また初心者の人は「TOEIC初心者がまずやることは?でTOEICについて解説してるので、参考にしてください。
時間配分を意識できてない
TOEICパート5が伸びない人は、時間配分を意識できてない人が多いです。
・理想的な時間配分
・1問あたりの時間
・時間が足りない人の原因
パート5の理想的な時間配分
理想的なパート5(リーディング)の時間配分です。
パート5 | 10分 |
パート6 | 10分 |
パート7 | 55分 |
もっと速く解ける人もいますが、まずはパート5・6を20分、パート7を55分で解けるようにするのがオススメです。
1問あたりの時間配分
ちなみに、パート5の1問あたりの時間配分は約20秒です。
パート5 | 20秒 |
パート6 | 37.5秒 |
パート7 | 約1分 |
パート5は、難しい問題と簡単な問題が混ざっているので、目安として考えてください。
パート5で時間が足りない人の原因
時間配分は意識してるのに、パート5で時間が足りない人は、この3つが原因です。
・確実に正解しようとする
・速く解く意識が足りない
・問題を捨てる勇気が足りない
確実に正解しようとする
確実に正解しようと慎重になると、問題を解くスピードが遅くなります。また、ミスが無いか確認していると、時間通りに解けなくなるので注意です。
速く解く意識が足りない
最大限のスピードでパート5を解いていますか?1問解くたびに一呼吸おいたり、解答後から次の問題に行くのが遅いなど、1つ1つの行動時間を短縮しましょう。
問題を捨てる勇気が足りない
パート5では、わからない問題に粘るのではなく、時には捨てる勇気も必要です。解ける問題に時間を使いましょう。
リーディングの時間が足りない人は「TOEICリーディングの時間が足りない人いる?勉強法とコツを解説!」を参考にしてください。
パート5の解き方を知らない
パート5の問題は大きく8種類あり、それぞれ解き方が違います。
- 語彙問題
- 品詞問題
- 前置詞問題
- 代名詞問題
- 動詞問題
- 接続詞問題
- 比較級問題
- その他
そのため、問題別の解き方を知らないと、無駄な時間がかかり、パート5が伸び悩む原因となります。
①語彙問題
語彙問題とは、意味的に適切な語句を選ぶ問題です。
Q:Over the past five months,there has been a tremendous () for Bob’s motorized bicycles.
A:speed(スピード)
B:amount(量)
C:demand(需要)
D:service(サービス)
どの選択肢も名詞で「過去5ヵ月に渡って、Bob社のモーター付き自転車はとても大きな~があった」という意味に合うのはC(需要)が適切です。
ちなみに語彙問題は、パート5で最も出題率が高いです。
パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
語彙問題 | 91/240問中 | 37.9% |
語彙問題の解き方は、コロケーションや慣用表現を除き、英文を読んで意味から正しい選択肢を選ぶしかありません。
②品詞問題
品詞問題とは、異なる品詞(名詞・動詞・形容詞・副詞)の語句から、適切な役割を果たす選択肢を選ぶ問題です。
Q:Bob services earned excellent ratings for () on the latest consumer survey.
A:reliable(形容詞)
B:reliability(名詞)
C:reliably(副詞)
D:rely(動詞)
空欄の前後は前置詞で挟まれているため、名詞が正解になります。
ちなみに品詞問題は、パート5で2番目に出題率が高いです。
パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
品詞問題 | 54/240問中 | 22.5% |
品詞問題の解き方は、選択肢をみて品詞問題だと判断できたら、空欄の前後を確認し、足りない要素を考えます。
Please inspect the contents of the package and contact us with any (). | 空欄の前には、形容詞”any”がある。形容詞は名詞を修飾するため、空欄には名詞が必要。 |
Bob services earned excellent ratings for () on the latest consumer survey. | 前置詞の後ろには名詞(名詞の働きをする語)を置きます。空欄の後ろに名詞がある場合は、形容詞の可能性もありますが、後ろも前置詞なので、名詞が入ります。 |
all API employees are encouraged to participate () in community programs. | ()が無くても文が完成しているため、副詞が入ります。動詞後に空欄があるため、名詞が入ると思いがちですが”participate in”という表現を知っていれば、名詞が入らないと判断できます。 |
A () analysis of market research can lead retailers to profitable results. | 空欄前には冠詞があり、空欄後には名詞があるため、名詞を修飾する形容詞が入ります。 |
ちなみに品詞問題の中には、同じ品詞が2つ選択肢にある場合があります。
例えば、空欄に入る品詞が名詞だとわかっても、選択肢に名詞が2つあることがあります。その場合は、2つの選択肢から意味的に適切な方を選んでください。
品詞問題は全文を読まずに、品詞の役割を考えると楽です。
名詞が入るパターン
冠詞 ~ 前置詞 |
冠詞 形容詞 ~ 前置詞 |
他動詞 ~ 前置詞 |
前置詞 ~ 前置詞 |
形容詞が入るパターン
冠詞 ~ 名詞 |
冠詞 副詞 ~ 名詞 |
be動詞 副詞 ~ |
副詞が入るパターン
have(has/had) ~ 過去分詞 |
主語 ~ 述語動詞 |
完全分 ~ . |
自動詞 ~ . |
助動詞 ~ 原型動詞. |
be動詞 ~ 形容詞 |
be動詞 ~ 分詞(ing/ed) |
be動詞 過去分詞 ~ |
参考にしてみてください。
③前置詞問題
前置詞問題は、onやatなどの前置詞が選択肢に並んでいる問題で、1テストに約3問くらい出題されます。
パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
前置詞問題 | 24/240問 | 10% |
前置詞問題は、相性の良いセットを見つける問題と意味を考える問題の2パターンがあります。
例えば、この問題は”meet with”で「~と会う」さえ知っておけば、一瞬で解くことができます。
Q:Management has asked Ms.Bob to meet () the new office supply vendor tomorrow.
A:for
B:at
C:with
D:of
このように相性の良いセットを見つけることが大事です。
一方で、文の意味を考えて、前置詞を選ぶ問題もあります。
例えば、この問題では、空欄前の文に”a national holiday”を繋げる前置詞を考える問題です。
Q:The branch office in Tokyo will be closed on Thursday and Friday () a national holiday.
A:at(~に)
B:for(~のために)
C:of(~の)
D:with(~で)
そうすると”for a national holiday(祝日のために)”となるBが正解です。
このように前置詞問題は2種類あるので、相性の良いセットがあればすぐに解答し、そうでなければ意味を考えてみましょう。
間違える可能性もありますが、迷っても解けるとは限らないので、割り切って解答するのがオススメです。
④代名詞問題
代名詞問題は、heやsheなどの代名詞が並んでいる問題で、1テストに約3問ほど出題されます。
パターン | 模試8回分の出題数 | 出題率 |
代名詞問題 | 24/240問 | 10% |
代名詞問題の解き方は、品詞問題と一緒で代名詞の役割を理解するだけです。
例えばこの問題は、空欄の前に前置詞、後ろに名詞があるため、名詞を修飾するourを入れてあげれば「私たちの開発チーム」となります。
Q:The proposal from () development team was met with great enthusiasm.
A:us(目的語)
B:our(形容詞)
C:we(主語)
D:ours(目的語)
このように、考え方は品詞問題と一緒です。
一方で、代名詞問題には、関係詞問題や数量問題なども含まれるので、注意が必要です。
問題パターン | 模試8回分 | 出題率 |
関係詞問題 | 5問/240問 | 2% |
数量問題 | 5問/240問 | 2% |
関係詞問題
関係詞問題とは、選択肢にwhatやwhenなどが含まれる問題で、1テストに約1問ほど出題されます。
例えばこの問題は、先行詞が”patients(患者)”で、なおかつ続く文章で主語が欠けているため”who”が正解です。
Q:New patients () miss their initial visit at Bob medical Clinic without advance notice will not be rescheduled.
A:why(関係副詞)
B:where(関係副詞)
C:what(関係代名詞)
D:who(関係代名詞)
関係詞問題は、先行詞も重要ですが、その後の文の形を見るのも大切です。
関係詞について、簡単にまとめたので、参考にしてください。
関係詞 | 先行詞 | 形 |
who | 人 | 主語か目的語が欠けている文章が続く。 |
which | もの、こと | 主語か目的語が欠けている文章が続く。 |
what | 先行詞なし | 主語が欠けている文章が続く。 |
when | 時 | 主語や目的語が揃っている文章が続く。 |
where | 場所 | 主語や目的語が揃っている文章が続く。 |
もちろん他にも覚えることはありますが、最低でもこのくらいは覚えておきましょう。
数量問題
数量問題とは、選択肢にFewやallなどの数を表す形容詞が含まれる問題のことで、1テストに1問ほど出題されます。
例えばこの問題は、名詞”employee”が単数形(複数形はsが付く)のため、可算名詞の単数形を修飾する”every”が正解になります。
Q:() employee of Bob Chemicals should attend the company’s annual general meeting on march 9.
A:few(複数形を修飾)
B:every(単数形を修飾)
C:most(複数形を修飾)
D:all(複数形を修飾)
数量問題は、修飾する名詞が「可算or不可算」かを判断し「単数or複数」を見分けるのがポイントです。
数量問題に出る語句について、簡単にまとめたので、参考にしてください。
語句 | 可算 | 不可算 | その他 |
all | 複数形 | 修飾可能 | 代名詞にもなる |
each | 単数形 | × | 代名詞にもなる |
every | 単数形 | × | 代名詞にはならない |
many | 複数形 | × | 代名詞にもなる |
much | × | 修飾可能 | 代名詞にもなる |
most | 複数形 | 修飾可能 | 代名詞にもなる |
another | 単数形 | × | 代名詞にもなる |
other | 複数形 | 修飾可能 | 代名詞にはならない |
the other | 複数形と複数形を両方修飾する | 修飾可能 | 代名詞にもなる |
others | × | × | 代名詞なので、名詞を修飾しない |
the others | × | × | 代名詞なので、名詞を修飾しない |
上記表は基礎なので、数量問題を解く中でわからないものがあれば、その都度覚えていきましょう。
⑤動詞問題
動詞問題とは、進行形や過去形など、同じ動詞の様々な形が選択詞にある問題で、1テストで約3問ほど出題されます。
パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
動詞問題 | 22/240問 | 9.1% |
動詞問題のポイントは、この3つです。
・主語の確認
・能動態or受動態
・時制の確認
主語の確認 | まず英文に必要な主語と動詞がどれなのかをチェック。次に、主語が単数なのか複数なのかを確認。 |
能動態or受動態 | 主語が「する」側「される」側なのかを動詞との関係から推測。他動詞の後に目的語が無い場合は、基本的に受動態(される)。 |
時制 | 動詞はいつのことなのかを確認するために、時制を表すヒントを探す。現在、未来、過去。 |
例題を確認していきます。
この問題では、主語(Bob)はあるが、動詞が無い。そのため適切な動詞の形を選ぶ問題です。
Q:Mr.Bob () as a leader in the Asian financial services industry.
A:recognizes(現在)
B:recognizing(進行)
C:is recognized(受動態)
D:has recognized(現在完了)
答えの根拠は”recognize(~を認める)”は他動詞にも関わらず、目的語が無いため、受動態であるCが正解となります。
念のため、そのほかの選択肢が不正解である解説もしておきます。
現在形 | 動詞の後ろに目的語(名詞)が必要。 |
進行形 | 進行形は(be+ing)が必要。動名詞だと考えても、文に動詞が無いため不正解。目的語も必要。 |
現在完了 | 動詞の後ろの目的語が必要。 |
⑥接続詞問題
接続詞問題とは、選択肢に接続詞が並んでいる問題で、1テストあたり約3問ほど出題されます。
問題パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
接続詞問題 | 22/240問 | 9.1% |
接続詞問題でのポイントは、この2つだけです。
・接続詞vs前置詞
・意味の確認
接続詞 vs 前置詞 |
接続詞問題の選択肢には、前置詞が混ざっていることが多い。そのため、まず空欄に入るのはどちらかを確認。主語と動詞が2つの文にあれば、接続詞を選びます。そうでなければ、前置詞を選びます。 |
意味の確認 | 接続詞か前置詞かを判断できたら、意味的に適切な選択肢を選びます。 |
例題を確認していきます。
この問題では、カンマ前後の2つの英文に「主語+動詞」があるので、接続詞を選ぶ問題です。
Q:() he is scheduled for a promotion,Bob plans to leave the law firm soon.
A:Prior to(前置詞句)
B:from(前置詞)
C:Although(接続詞)
D:Because(接続詞)
接続詞であるCとDを比べ、意味的に適切なCを選びます。
接続詞問題は、選択肢が全て接続詞の問題、1つが接続詞で3つは前置詞など、様々なパターンがあるので、対応力が必要です。
⑦比較問題
比較問題は、比較級や最上級が選択肢に並んでいる問題で、1テストに1問あるかどうかの出題率です。
問題パターン | 模試8回の出題数 | 出題率 |
比較問題 | 1/240問 | 0.4% |
比較問題のポイントは、2つだけです。
・比較級vs最上級
・比較する要素を見つける
比較級vs最上級 | まずは、比較級vs最上となる根拠を見つけましょう。1番簡単なのはthan(比較)とthe(最上)です。 |
比較する要素を見つける | 根拠が見つけられたら「何と比較しているのか」と考えましょう。 |
例題を確認していきます。
この英文には”than(比較)”があり、比較しているものは「以前のもの」です。
Q:The marketing director is () in the latest Web site design than in the previous ones(以前の物よりも).
A:more interested
B:most interested
C:interested
D:too interested
そのため、比較表現を含むAを選ぶと「以前のものよりも興味深い」となり、意味的にも正しくなります。
もちろん比較だけではなく、最上級も出るので注意が必要です。
⑧その他
今まで紹介した問題パターン以外にも、決まりきった慣用表現的な問題があります。
both A and B | AもBも |
either A or B | AかBか |
neither A nor B | AもBも~ない |
not only A but (also) B | AだけでなくBも |
not only A but B as well | AだけでなくBも |
whether A or B | AだろうとBだろうと AかBか |
上記のような慣用表現を覚えておくと、一瞬で解ける問題もあるので便利です。
しかしTOEICの参考書は、簡易的な解説が多く、英文法が苦手な人にはストレスかもしれません。
スタディサプリなら、ゼロから動画で学ぶ直すことができるので、英文法が苦手な人にもオススメです。
パート5のテクニックやコツを知らない
テクニックやコツを知らないと、パート5が伸びない原因になるので気をつけましょう。
・パート5は全文読まない
・コロケーションを学ぶ
・解けない問題は捨てる
それぞれ解説します。
パート5は全文読まない
パート5は、全ての英文を読むと時間が足りないので、まずは形から解くのがオススメです。
文法的な視点から解答することで、英文を読み意味を理解する時間を短縮できます。
例えばこの問題も、英文を読んで解答すれば20秒ほどかかりますが、形から解けは一瞬です。
Q:Bob Co.has decided to give a more () title to Ms.Kato,who has led a successful national campaugn.
A:prestige
B:prestigious
C:prestigiously
D:prestidigitation
「冠詞+副詞+()+名詞」には、名詞を修飾する形容詞しか入らないので、Bが正解になります。
このように形から解くことで、パート5の解答時間を短縮できるので、形から解く意識を持ちましょう。
- 選択肢を確認する
- 問題パターンの把握
- 形から解いてみる
- 意味的に正しい選択肢を選ぶ
全ての問題を読まなくていいわけではありませんが、読む英文の量が減れば、それだけ時短になり、パート7の時間を増やすことができます。
コロケーションを学ぶ
パート5でよく使われるコロケーションを学ぶことで、解答時間を短縮でき、パート7で塗り絵をすることがなくなります。
よく一緒に使われる単語の組み合わせのこと。相性のいい単語など。
パート5でよく一緒に使われる単語を知ることで、語彙問題でも一瞬で解けるようになります。
このように決まり文句のように相性の良い単語(コロケーション)を知っておくと、いちいち意味を確認しなくても解けるようになります。
解けない問題は捨てる
何度も言いますが、解けない問題は捨てましょう。
・時間の無駄
・集中力が分散する
パート5は知識問題が多く、時間をかけても解けない問題は解けないので、割り切って問題を捨てる勇気も必要です。
パート5の勉強時間が足りない
一般的にTOEICで100点UPするためには、300時間必要だと言われていて、勉強時間が足りないのであれば、伸びないのも当然です。
参照元:A Teacher’s Guide to TOEIC Litening and Reading Test Preparing Your Students for Success(OXFORD)
勉強法やテクニック不足だけでなく「勉強時間が足りないのかも」を頭の片隅に置いておきましょう。
・パート5対策に必要な勉強時間
・勉強時間を確保する方法
それぞれ解説します。
パート5対策に必要な勉強時間
私がパート5で、9割取れるようになった勉強時間は、67時間28分です。
学習内容 | 勉強時間 |
パート7 | 375時間37分 |
英単語 | 301時間40分 |
パート3 | 164時間53分 |
パート4 | 147時間54分 |
パート5 | 67時間28分 |
パート2 | 66時間2分 |
模試&復習 | 63時間43分 |
英文法 | 14時間21分 |
リスニング通し | 12時間 |
パート6 | 7時間56分 |
パート1 | 7時間23分 |
音の変化 | 2時間7分 |
もちろん英文法や単語学習も必要ですが、パート5単体の勉強時間だと67時間になります。
パート5が伸びないなら、勉強時間の配分を見直してみるのも必要です。
勉強時間を確保する方法
仕事や学業で、勉強時間を確保できない人は、隙間時間を活用してみてください。
例えば電車の中、次の駅までは「たった5分」だとしても、パート5のような1問1答形式なら、何問か解くことができます。
1回で解ける問題数は少なくても、隙間時間を活用することで、1日2テスト分くらいの問題数を解くことができますよ。
隙間時間でパート5を伸ばしたい人は、参考書で勉強しようとするよりも、アプリなどを活用するのがオススメです。
パート5の勉強法を間違えている
パート5の勉強法を間違えていると、勉強時間を増やしても伸びません。
例えるなら、ホームランを打ちたいのにサッカーの練習をしているようなもので、凄く勿体ない時間を過ごすことになります。
だからこそ、自己流で見切り発車するのではなく、しっかりと効果のある勉強法を学ぶことが大事です。
・単語を覚える
・英文法を学ぶ
・問題を解きまくる
・理解できない問題を完璧にする
それぞれ解説していきます。
単語を覚える
パート5は、約3割が単語を知らないと解けない問題なので、正解するためには単語力が必要になります。
単語を知らないと解けない問題 | 約37.9% |
そのためパート5を伸ばしたいなら、単語帳を購入するでも、作るでもいいので、とにかく単語を覚えなければいけません。
単語は、五感で覚えるのが最強です。
例えば、単語を書いて覚えるだけでなく、見る・発音する・イメージするなど、五感をフル活用することで、リーディグだけではなく、リスニングでも使える単語力を鍛えることができます。
今後、何千という単語を覚えるからこそ「どれだけ効率的に単語覚えられるか」でパート5の伸びが決まります。
英文法は動画で学ぶ
パート5では、単語力+文法知識が必要ですが、あなたは英文法が得意ですか?
もし文法が苦手なのであれば、分厚い参考書で勉強するのではなく、動画でわかりやすく学ぶのがオススメです。
参考書 | 動画 | |
メリット | ・参考書は安い ・深く学べる ・種類が多い |
・超わかりやすい ・5分で理解できる ・継続できる |
デメリット | ・わかりにくい ・必要ない知識も多い ・挫折する |
・動画教材が少ない ・参考書よりも高め ・質が悪い動画も多い |
英文法が苦手な人は、まずは動画で概要を学び、深く学びたくなったら参考書を使うのが1番です。
オススメはスタディサプリです。
動画で学び直せるので「英文法が苦手」という人は、とりあえずスタディサプリを選んでおけば間違いありません。
スタディサプリで英文法を学んだ後に、この後紹介するステップを行えば、パート5で8割近く取れるようになります。
問題を解きまくる
英語の基礎力を学んでも、パート5が伸びない人は、問題を解く量が足りてない可能性が高いです。
1セット解くのに10分もかからない(答え合わせを含めても30分)くらいなので、沢山問題を解きましょう。
・経験値が貯まり速く解ける
・苦手な問題パターンが理解できる
時間配分が身につく
パート5の問題を解くときは、30問1セットを10分以内で解けるようにしましょう。練習時よりも、本番の方が解くのに時間がかかります。そのため、練習から時間を意識し、本番で時間通りに解けるようにする必要があります。
経験値が貯まり速く解ける
問題を多く解くことで、問題パターンやよく使われる単語・熟語を知ることができます。また問題を解くうちに、相性の良い単語も感覚で身につくので、語彙問題を解くスピードも上がります。
苦手な問題パターンがわかる
問題を多く解くことで、どんな問題が苦手なのかが理解できます。いつも間違えてしまう問題を復習していくことで、今まで以上にパート5の点数は上がります。
理解できない問題を完璧にする
TOEIC800点くらいまでは、問題量をこなして、知らない単語や文法を覚えば、点数は伸びます。
ただそれだと、少し伸び悩む時期がでます。
問題を多く解くようになると、コロケーションや今までの経験値から「なんとなくこれが正解だろう」で正解できてしまいます。
実際、私もそうでした。
しかし、中には「正解はできるけど、いまいち正解の理由がわからない」問題というのが、1テスト5問くらいあります。
完璧に説明できる | 正解できるけど説明できない |
25問 | 5問 |
そして、正解できるけど説明できない問題が1テストに5問あるなら、20回のテストでは100問あることになります。
テスト1回分 | テスト20回分 |
5問わからない | 100問わからない |
TOEIC900点を目指すのであれば、その5問を説明できるようにしなければいけません。
うまく説明できない場合は、それが自分の苦手な点・理解不足な部分なので、突き詰めていくことで、パート5で解けない問題が減ります。
・動画で英文法を学ぶ
・パート5の20セットを周回する
・選択肢に理由付けする
パート5の教材が合ってない
意外と「何を」勉強するかを考える人は多いですが、パート5が伸びないなら「何を使って」勉強するかも考えてみてください。
つまり、教材選びです。
例えば、東京から大阪へ行く手段は、徒歩や自転車もあります。ですが多くの人が、時間や労力を考えたときに、新幹線を使いますよね。
教材選びも一緒です。
コストを抑えて時間をかけるのか、自己投資をして効率よく学ぶのかを選ぶことができます。
【1番オススメ】スタディサプリ
とりあえずTOEIC800点までの人は、スタディサプリを選べば間違いないです。
スタディサプリなら、TOEICのスコアアップに必要な全ての要素を学ぶことができます。
・最頻出1410単語が学べる
・英文法を動画で学べる
・全パート対策を網羅
・公式問題集10冊分の問題量
・初心者用のコンテンツが豊富
・カリスマ講師の神授業
・300本以上の動画講義を見放題
またパート5が伸びない原因も、スタディサプリ1つで解決できてしまいます。
1410単語覚えられる
スタディサプリなら、TOEICに超出る単語を効率よく学ぶことができます。そのため「選択肢に知らない単語が多い」というストレスから解放されます。
動画解説で英文法を学べる
スタディサプリでは、初心者から上級者まで英文法を動画で学ぶことができます。
初心者であれば「そもそも名詞とは?」という超基礎的なことから学べます。
一方で基礎ができている人は、現在分詞の考え方や苦手な人が多い関係代名詞など、理解しにくい部分を動画で学べます。
公式問題集10冊分の問題量
スタディサプリなら、公式問題集10冊分の問題量を解けるので、問題を解いて経験値を貯めたい人にもオススメです。
教材 | パート5の問題数 |
公式問題集 | 60問(模試2回) |
スタディサプリ | 600問以上(模試20回分) |
私は、スタディサプリでTOEIC500点→850点になりました。
Fラン卒で、初TOEIC250点の私がTOEIC850点を取れたのは、正直スタディサプリを使ったからだと思います。
こんな悩みありませんか?
・パート5が伸びなくてツライ
・パート5が10分以内に解けない
・リーディングで塗り絵がある
・英文法が苦手でストレス
・何を対策すればいいかわからない
もし参考書の独学で「パート5が伸びない」と感じるなら、スタディサプリを体験してみるのがオススメです。
無料で「Fラン卒の私が850点取れた理由」を体験してみてください。
【単語力】金のフレーズ
とりあず語彙力だけ高めたい人には、金のフレーズがオススメです。
金のフレーズでは、TOEIC最頻出の単語をフレーズで覚えることができるため、コロケーション対策にもなります。
【文法書】Evergreen(旧Forest)
英文法が苦手なら、Evergreen(forest)を1冊持っておくのがオススメです。
Evergreenで英文法を覚えるというよりは「わからない文法を調べる」辞書的な使い方がオススメです。
【問題集】でる1000問
とにかく問題を解いて、パート5の経験値を貯めたい人には、でる1000問がオススメです。
でる1000問では、種類別(例えば品詞問題など)の問題を1000問解くことができるため、問題集を求めている人にオススメです。
まとめ
もしあなたが「TOEICパート5が伸びない」と悩んでいるなら、まずはこの7つの原因を疑ってみてください。
- パート5の理解不足
- 時間配分を意識できていない
- テクニックやコツを知らない
- パート5の解き方を知らない
- 勉強時間が足りていない
- 勉強法が間違ってる
- 教材が合ってない
やることはシンプルですが、内容は複雑なので、独学で失敗したくない人は、プロ講師から教えてもらえるスタディサプリがオススメです。
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