今日は「スラッシュリーディングは、効果があるの?」という疑問を解決します。
TOEICの英文を速く読むために、スラッシュリーディングをおすすめされることが多いですが、本当に効果あるの?と思いますよね。
そこで今日は、スラッシュリーディングがTOEICに与える効果とやり方を解説します。
本記事の信憑性
- Fラン卒/非英語エリート
- 社会人になってから350点UP
- TOEIC250点から850点
そもそもスラッシュリーディングとは?
英文を読みやすくするために/(スラッシュ)で区切ること。例えば”The seminar/, Marketing to Global Issues,/is/perfect”こんな感じです。
スラッシュリーディングのTOEICへの効果
次に、スラッシュリーディングすると、TOEICにどんな効果があるのかを解説します。
・文構造をを理解しやすくなる
・英文を速く読めるようになる
・リスニング力もUPする
その勉強をする理由を知ることは、学習効果を高める上で重要なので、確認してください。
文構造を理解しやすくなる
スラッシュリーディングをすることで、文構造を理解しやすくなります。
例えば”Waka Systems, which operates three hospitals in japan, has acquired a leading marketing company in US”は、長く文構造が理解しずらいです。
・Waka Systems,(社名)
・which (=Waka Systemsは)
・operates(運営する)
・three hospitals(3つの病院を)
・in japan(日本で)
・has acquired(買収した)
・ a marketing company(マーケ会社を)
・in US(アメリカの)
ですが、このように短く区切る(スラッシュを入れる)ことで、理解しやすくなります。
TOEICの英文は、関係代名詞を含んだりすることで、読むのに苦労しますが、スラッシュリーディングを取り入れることで、文構造を理解しやすくなります。
英文を速く読めるようになる
スラッシュリーディングで文構造を理解しやすくなるので、結果的に英文を速く読めるようになります。
例えば、文構造を理解できないと、主語や動詞、目的語を見つけられず、英文を理解することができません。ですが、スラッシュを入れることで、理解するための難易度がグッと下がります。
1文を理解する時間が短くなれば、それだけ英文を速く読むことができます。
前から訳す=英語のまま理解することができれば、TOEICスコアもグッと上がります。
リスニング力もUP
スラッシュリーディングをやることで、リスニング力もUPします。
リスニングは、英文を聞き取る力だけでなく、聞き取った英文を理解する力も必要です。
例えば、英文を聞き取れても、その英文を一瞬で理解する力がなければ、内容を理解しているうちに、次のリスニングが始まってしまいます。
だからこそ、リスニング力を上げたいなら、リーディング力を鍛えることも必要なのです。
スラッシュリーディングのデメリット
スラッシュリーディングはメリットもありますが、デメリットもあります。
・初心者には難しい
・TOEICはスラッシュ禁止
それぞれ解説します。
初心者には難しい
スラッシュリーディングは、初心者には難しい勉強法です。
そのため、スラッシュリーディングを始めるのは、TOEIC600点くらいの実力が欲しいです。
TOEICではスラッシュ禁止
TOEICは書き込み禁止のため、当然ですがスラッシュリーディングもできません。
普段から、スラッシュリーディングをすることで、文構造を理解しやすくなったり、英文を前から訳す癖がつきます。
例えば英文を見た時に「ここにスラッシュ入るな」とかが、感覚でわかるようになります。
そのため、スラッシュを入れなくても、スラッシュリーディングで得られる効果をTOEICでも発揮することができます。
だから、無駄ではありません。
どこに入れる?スラッシュリーディングのやり方
次に、スラッシュリーディングのやり方を解説します。
- 文型
- 関係代名詞
- 前置詞句
- 準動詞
- カンマやコロン
- 接続詞
スラッシュをどこで入れるか迷ってる人は、参考にしてください。
文型
まずは第五文型にそって、スラッシュを入れるのが1番簡単です。
例えば”The Aomori-based company / has recently changed / ownership”こんな感じです。
・The Aomori-based company(主語)
・has recently change(動詞)
・ownership(目的語)
青森拠点の会社、最近変わった、所有者のように前から訳します。
スラッシュを入れることで、文が短くなり、意味を捉えやすくなります。
関係代名詞
関係代名詞の前でスラッシュを言えると、複雑な英文でも読みやすくなります。
例えば”Mr.Waka / is / a highly praised commentator / who / writes / a newspaper column / on a weekly basis”こんな感じです。
・Mr.Waka(主語)
・ is(動詞)
・a highly praised commentator(補語)
・who(従属節内の主語)
・writes(従属節内の動詞)
・a newspaper column(従属節内の目的語)
・on a weekly basis
Waka、は、とても評価の高いコメンテーター、彼は、書く、ニュースペーパーコラムを、週1。と前から訳します。
前置詞句
前置詞句の前でスラッシュを入れると、どのように修飾されているのか、その関係性が見えてくるはずです。
例えば”Waka / has misplaced / the blueprints / for the new center”こんな感じです。
・Waka(主語)
・has misplaced(動詞)
・the blueprints(目的語)
・for the new building(前置詞句)
Waka、置き忘れた、設計図を、新しいビルのための。と前から訳します。
準動詞
準動詞の前にスラッシュをいれると、長くなりがちな英文もスッキリと理解できます。
例えば”I / have / the option / of hiring additional assistants /to execute /my plan”こんな感じです。
・I(主語)
・have(動詞)
・the option(目的語)
・of hiring additional assistants(前置詞句)
・to execute(準動詞)
・my plan(準動詞の目的語)
私は、持っている、選択肢を、of(=という)追加のアシスタントを雇うという、実行するために、私のプランを。と前から訳します。
カンマやコロン
カンマやコロンの前にスラッシュをいれると、文の切れ目がわかりやすくなります。
例えば”For every patron, / we / strive / to keep our prices reasonable ”こんな感じです。
・For every patron(前置詞句)
・we(主語)
・strive(動詞)
・to keep prices reasonable(準動詞)
全ての愛用者のために、私たちは、努力する、手頃な価格を維持すること(keep A B=AをBのままにする)。
接続詞
接続詞の前にスラッシュをいれると、節同士の関係性が見えてきます。
例えば”Although / the handwriting / is / barely legible,/ the letter / appears to be addressed / to someone / in Nagoya”こんな感じです。
・Although(接続詞)
・the handwriting(主語)
・is(動詞)
・barely legible(補語)
・the letter (主語)
・appears to be addressed(動詞)
・to someone(前置詞)
・in Nagoya(前置詞)
だけども、手書きの文字、は、かろうじて読める、その手紙、宛てられているようだ。誰かに、京都の。のように前から訳します。
これらが全てではありませんが、この6つにスラッシュを入れるだけでも、今までよりもぐっと英文を理解しやすくなります。
スラッシュリーディングのコツや注意点
次に、スラッシュリーディング時のコツや注意点を解説します。
・精読も平行して行う
・スラッシュを入れたら音読
・綺麗な日本語にしない
・前から訳すことを意識
・スラッシュを入れる箇所を間違える
・スラッシュを減らす
それぞれ解説します。
精読も平行して行う
スラッシュリーディングだけでなく、精読も一緒に行うことで、より学習効果が高まります。
より深く英文を理解すること。
スラッシュリーディングは、線を入れることですが、精読は「なぜそこに線を入れるのか」を人に説明できるくらい深く理解することです。
詳しくは、TOEIC850点が教えるPart7に超効く精読のやり方で解説します。
綺麗な日本語にしない
スラッシュリーディングをする時は、綺麗な日本語に訳さないようにしましょう。
例えば”The Aomori-based company / has recently changed / ownership”という英文なら、このように訳されます。
・青森拠点の会社
・最近変わった
・所有者
スラッシュを入れ、前から訳すことで、どうしてもいびつな訳になってしまいます(英語と日本語の語順が違うため)。
そのため、綺麗に訳すのではなく、いびつでも英語の語順のまま、理解するのが大事です。
スラッシュ入れる箇所を間違える
最初は、スラッシュ入れる箇所を間違えてもOKなので、ガンガン間違えてください。
例えば、スラッシュ入れる箇所で迷っても、実力が上がると「ここ違くね?」となります。そのため、間違える前提で、後から直せばOKです。
またスラッシュを入れる箇所を直せるということは、実力が上がってることの証明にもなります。
一石二鳥ですね。
スラッシュ入れる箇所を減らす
スラッシュリーディングに慣れてきたら、スラッシュを入れる箇所を減らしましょう。
例えば”I / have / a ball”と訳すと、私は/持っている/ボールを/となります。ですが、スラッシュを減らし”I have a ball”で理解できれば、より自然かつ意味を捉えるのが速くなります。
無理に減らす必要はありませんが、徐々に減らして、より大きな区切りで英文を理解しましょう。
音読も平行して行う
スラッシュリーディングや精読で終わりでなく、音読までやるとより効果がでます。
例えば、野球の練習でもバットの振り方を教わりますよね。ですが、教わって1度でホームランを打てるわけもなく、何千回も素振りをして正しいフォームを覚えていきます。
英語も一緒です。
スラッシュリーディングや精読は座学みたいなもので、音読は実践です。
・スラッシュリーディング=座学
・音読=実践
実際に声を出し、前から英文を訳す癖をつけることが、TOEICスコアアップに繋がります。
詳しくは、音読でTOEICのスコアアップ!驚くべき効果と勉強法で解説しています。
スラッシュリーディングにオススメの教材
スラッシュリーディングにオススメの教材を2つだけ紹介します。
・公式問題集
・スタディサプリ
この2つのうち、どちらかを選べば大丈夫です。
公式問題集
公式問題集は、TOEICテストを作成しているETSが同じ手順で制作した問題集です。
公式問題集は、パート1から7までの問題が計400問(模試2回分)が収録されているため、スラッシュリーディングに最適です。
公式問題集は、あくまで模試なので、参考書のように解説が多くなく、むしろ少ないです。
この解説量で理解できる実力があれば良いですが、自信がないなら下で紹介するスタディサプリの方がオススメです。
スタディサプリ
スタディサプリは、全てのTOEIC対策ができる最強アプリです。
スタディサプリをオススメする理由をまとめてみました。
スタディサプリは、スラッシュリーディングできません。でも、そもそもスラッシュ入れるための文法知識や前提知識足りてますか?
スラッシュリーディングはできないスタサプですが、それ以外のこと全て学べます。
・最頻出1410単語が学べる
・英文法を動画で学べる
・全パート対策を網羅
・公式問題集10冊分の問題
・初心者用コンテンツ豊富
・カリスマ講師の神授業
・300本以上の動画見放題
動画解説は300本以上見放題ですし、
問題数は、公式問題集10冊分です。
公式問題集 | 400問 |
スタディサプリ | 4000問以上 |
スタディサプリで上がらないなら、何しても上がらない気が・・・。
12ヶ月パック | 6ヵ月パック | 月々支払い | |
クレジット決済 | 2,728円 一括(32,736円) | 3,058円 一括(18,348円) | 3,278円 |
キャリア決済 | × | × | 3,278円 |
Applestore | × | × | 3,700円 |
確かに、スタディサプリは高いですが、あなたの目的は安く対策することですか?
違いますよね。
TOEICスコアを上げることですよね?
私は、スタディサプリでTOEIC500点から850点まで上がりました。
なので「本気でTOEICスコアを上げたい」という人には、スタディサプリがオススメです。
まずは無料で「Fラン卒でもTOEIC850点取れた理由」を体験してみてください。