こんな悩みありませんか?
・効果はどれくらいの期間ででる?
・シャドーイングの勉強時間や回数は?
・効果的で正しいやり方は?
・難しくて、うまくできない。
・声に出さなくても効果ある?
・音声が速すぎてついていけない
・イヤホンつけるべき?
・文章を見ながらでいい?
・口が回らない
TOEICのリスニング勉強法として「シャドーイングがいいよ」とオススメされることが多いですが、やってみると意外と難しいですよね。
だからこそ、今後シャドーイングを始める人が挫折しないように、私がTOEIC130点UPしたやり方を紹介します。
結論
私はTOEICのリスニングパートは、ほぼシャドーイングだけで130点UPしました。
この記事を読むメリット
130点UPしたシャドーイングのやり方だけでなく、効果があるまでの期間や時間、回数などの疑問を解決することができます。そのため「効果があるのかな?」という不安が無くなります。
本記事の信憑性
シャドーイングとは?
リスニングの勉強法。英語を聞きながら、それを真似して発音する。通訳訓練法としても有名。
シャドーイングは、音声と同時に発音するのでも・聞き終わってからでもなく、少しずらして発音するのがポイントです。
シャドーイングは難しい勉強法ですが、同時通訳者も実践している効果の高い勉強法です。
ディクテーションとの違い
音声を聞き、聞き取った英文をノートなどに書き取る勉強法。
ディクテーションは、パート1・2の対策で紹介されることが多く、英文の詳細まで聞き取るための勉強法です。
どちらの勉強法もリスニングに効果的ですが、役割が違います。
詳しくは「TOEICにディクテーションは効果的?今日からできるやり方を伝授!」で解説しています。
オーバーラッピングとの違い
音声の英語と同時に発音する勉強法。(overlap:合わせる)
オーバーラッピングは「曲を聞くときにアーティスト一緒に歌う」イメージで、それの英語版です。
シャドーイングが難しい場合は、オーバーラッピングを実践するのがオススメです。
シャドーイング | 音声から少しずらし、影のように追いかけながら発音する。 |
ディクテーション | 音声流し、聞き取った英文をノート等に書き起こす。 |
オーバーラッピング | 音声と同時に発音する。 |
TOEIC対策にシャドーイングは効果ある?
シャドーイングは、TOEIC対策にめちゃめちゃ効果があります。
時期 | L | R | スコア |
大学入学 | ‐ | ‐ | 250 |
大学卒業 | 270 | 210 | 480 |
学習再開 | 325 | 177.5 | 502.5 |
現在 | 455 | 395 | 850 |
TOEICスコア以外には、シャドーイングでこんな効果を感じるようになりました。
・英語のスピードに慣れる
・集中力が上がる
・発音を良くなる
・英文を頭の中でキープできる
・リスニングの自動化
それぞれ説明していきます。
英語のスピードに慣れる
シャドーイングをすることで、英語のスピードに慣れることができます。
特にパート3・4は英文も長く速いため、英語のスピードに慣れることで、今までよりも聞き取り易くなります。
集中力が上がる
シャドーイングをすると、集中力が上がります。
集中力が上がることで、パート2でも聞き逃しが無くなります。
発音が良くなる
シャドーイングを続けると、発音が良くなります。
英語本来の音を正しく認識することで、リスニングがしやすくなります。
英文を頭の中でキープできる
シャドーイングをすることで、英文を頭の中でキープできるようになります。
リスニングが苦手な人は、聞いた英文をすぐ忘れてしまいますが、シャドーイングをすることで、頭の中にキープできるようになります。
例えば”when is the digital marketing conference?”という英文を1回では聞き取れなくても、頭の中でシャドーイングすれば、もう1度聞くことができます。
TOEICの音声は1度しか流れないので、2度聞けると思えば「かなりのアドバンテージ」だと思いませんか?
リスニングの自動化ができる
シャドーイングをすることで、リスニングの自動化ができるようになります。
リスニングの自動化は、意識せずとも英語を聞き取れるようになることで、パート3・4でとても役に立ちます。
例えばパート3・4では、英文を聞き取った上で、内容を理解する必要があります。
ですが、多くの人が英文を聞き取ることに精一杯で、内容を理解する余裕がないため、リスニングで点が取れません。
シャドーイングでリスニングの自動化ができれば、今まで音を聞くのに使っていたパワーを、意味を理解する使うことができます。
例えば仕事も、最初は1つのことを覚えるのに精一杯でも、慣れると同時にいくつもの仕事をこなせたりします。
このように音を聞き取るのに頭を使うのではなく、内容を理解に集中できれば、今よりもっと正解率が上がります。
・集中力が上がる
・発音を良くなる
・英文を頭の中でキープできる
・リスニングの自動化
シャドーイングの効果が出るまでどれくらいの期間がかかる?
次にシャドーイングの効果が出るまでの期間を書いていきます。
・スコアに効果が表れるまでの期間
・効果を実感するまでの期間
・シャドーイングの勉強時間と回数
それぞれ紹介していきます。
スコアに効果が表れるまでの期間は3ヶ月
シャドーイングの効果がスコアに表れるまでは、3ヶ月くらいかかります。
時期 | リスニング | 伸びしろ |
学習再開 | 325 | ‐ |
1ヶ月目 | 350 | +25 |
2ヶ月目 | 382.5 | +32.5 |
3ヶ月目 | 382.5 | +0 |
6ヶ月目 | 367.5 | ‐15 |
9ヶ月目 | 410 | +42.5 |
12ヶ月目 | 415 | +5 |
16ヶ月目 | 455 | +50 |
シャドーイングは、単語とは違い「覚える」ではなく「慣れる」なので、すぐに効果が表れるものではありません。
効果を実感するまでの期間は6ヶ月
シャドーイングの効果を実感するまでの期間は、6ヵ月くらいかかります。
シャドーイングを3ヶ月もやればスコアは上がりますが「俺成長してる!」と実感できるのは、かなり先です。
そのため、シャドーイングをしてもこんな不安を抱えるかもしれません。
・シャドーイングは効果あるのかな?
・勉強法が間違っているのかも
・自分の耳が変なのかもしれない
シャドーイングは効果を実感しにくいですが、少しずつリスニング力は身についているので、必ず継続するようにしてください。
シャドーイングの勉強時間
私は16ヶ月で1235時間27分の勉強をして、その内312時間47分をパート3・4に使っています。
16ヵ月の勉強時間 | 1235時間37分 |
そのうちパート3・4 | 312時間47分 |
シャドーイングに使った時間 | 218時間56分 |
少なくとも16ヶ月で、218時間56分はシャドーイングしていたと思います。
1つの英文に何時間シャドーイングする?
1つの英文あたりに「何時間シャドーイングする」とは決めていません。
1つの英文は何回シャドーイングしたらいい?
パート3・4の英文だと40秒で1回聞けるので、100回はシャドーイングしていたと思います。
【130点UP】効果的なシャドーイングのやり方
次に、効果的なシャドーイングのやり方について解説していきます。
- 問題を解いて答え合わせ
- 音声だけでリスニング
- 口ずさんでみる
- シャドーイング
- 英文を精読する
- 英文を見ながらシャドーイング
- 英文無しでシャドーイング
それぞれの手順を解説していきます。
【手順①】問題を解いて答え合わせ
まずは、パート3・4の問題を解いて答え合わせをしましょう。この時は、答えを確認するだけで、英文まで読まなくて大丈夫です。
【手順②】音声だけリスニング
次に、解いた問題の音声を聞きましょう。この時は、英文を見たり、発音してくて大丈夫です。
【手順③】口ずさんでみる
3回くらい音声を聞いたら、次にモゴモゴと音声を後から口ずさんでみてください。
いきなりシャドーイングすると「どのタイミングで入ればいいの?」と迷いますが、口ずさむことで、リズムを掴めるのでスムーズに始められます。
【手順④】シャドーイング
口ずさんでリズムがつかめたら、シャドーイングしてみてください。
英語を真似するという意識があると、どうしてもそれっぽく発音しようとしてしまいます。
そのため英語ではなく、知らない音を真似する意識を持つと楽かもしれません。
上手く発音できなくても、途中でやめずに口を動かしてついていくことを忘れないでください。
【手順⑤】英文を精読する
シャドーイングを繰り返し「なんとなく付いていける」と感じたら、英文を確認して精読してください。
日本語訳だけでなく、様々な角度から英文を理解すること。細かく英文を読むこと。
英文を下記のような項目に注目して、深く理解していきます。
・日本語訳
・品詞
・時制
・文法/構文
・文型
・単語
精読まですると、今まで音しか意識していなかったシャドーイングに意味が加わり、レベルが1段階UPします。
分からない部分を調べることも勉強になるので、頑張ってください。
【手順⑥】英文を見てシャドーイング
精読をしたら、次は英文を見ながらシャドーイングをしましょう。
英文を見ることで、次の単語を予想できるため少し楽に感じますが、あくまでも音を真似する意識でシャドーイングしてください。
英文を見ることで、音と英文を繋げる役割があります。
「この音はこう言ってたんだ」と認識することが大事です。
【手順⑦】英文無しでシャドーイング
英文有りのシャドーイングに慣れてきたら、英文無しでシャドーイングをしてください。
「ちょっと英文無しは難しい」と感じたら、英文有りと無しを交互にやってみたり、オーバーラッピングを取り入れると楽になるはずです。
②音声だけでリスニング
③口ずさんでみる
④シャドーイング
⑤英文を精読する
⑥英文を見ながらシャドーイング
⑦英文無しでシャドーイング
シャドーイングを成功させるためのコツ
次に、シャドーイングを成功させるためのコツを紹介していきます。
・オーバーラッピングでもOK
・意味は理解できなくてもOK
・8割できるようになったら次に進む
それぞれ説明していきます。
オーバーラッピングでもOK
シャドーイングが難しかったら、オーバーラッピングでもOKです。
オーバーラッピングの方が負荷が少ないですし、英語独特のスピードやリズムに慣れることができるので、シャドーイングもしやすくなります。
・英語のリズムに慣れる
・発音のズレに気づく
シャドーイングが難しい人は「オーバーラッピング→シャドーイング」の順でやるのがオススメです。
意味は理解できなくてもOK
シャドーイング中に、英文の意味まで理解できなくてもOKです。
パート3・4の内容まで理解するためには、この2つが必要です。
①英文を聞き取る
②英文を理解する
ですが内容を理解する前に、英文を聞き取らないと意味が無いので、シャドーイングをします。
英文を聞き取れても、リーディング力が低いと内容理解ができないため、パート7の長文で音読をすることも大事です。
音読については「音読でTOEICのスコアアップ!驚くべき効果と勉強法について」で解説しています。
8割できるようになったら次に進む
シャドーイングは「完璧になるまで続ける」と言われますが、私の場合は8割くらいで次の英文に進んでいました。
リスニングで400点未満の人は「何度聞いても聞き取れない」英文や単語があると思います。
その部分に時間を使うよりも、より多くの英文をシャドーイングした方が、内容やパターン傾向が掴めるのでオススメです。
シャドーイングで完璧を目指すのは、リスニングパートで400点超えてからで大丈夫です。
シャドーイングのQ&A
次に、シャドーイングのQ&Aに答えます。
・うまくできない。どうしたらいいの?
・シャドーイングが難しい
・速すぎてついていけない
・口が回らない
・文章を見ながらでいい?
・声に出さなくても効果ある?
・イヤホンつけるべき?
それぞれ解説します。
シャドーイングがうまくできない。どうしたらいいの?
シャドーイングがうまくできない原因は、主にこの3つが原因です。
・英語のスピードに慣れていない
・英語のリズムにあっていない
・教材のレベルが合っていない
英語のスピードに慣れていない場合
英語のスピードに慣れていない場合は、最後まで言い切ることが大切です。音声についていけないと、途中で発音をやめる人がいますが、デタラメ良いです。最後まで言おうとするのが大事です。後は、単純に回数が足りないかもしれません。
英語のリズムにあっていない場合
英語のリズムにあっていない場合は、オーバーラッピングがオススメです。オーバーラッピングは、音声と同時に発音するので、リズムや発音が間違っていると気付きやすいです。リズムや発音を正してから、シャドーイングをしてみるとやり易いですよ。
教材のレベルが合っていない場合
自分のレベル以上の教材を使っていると、シャドーイングが上手くできないかもしれません。特に公式問題集を使うなら、リスニングで300点は必要だと思います。
レベル | 教材レベル |
100点台 | 単語の発音を覚える |
200点台 | パート2でシャドーイング |
300点台 | パート3・4の簡単な英文をシャドーイング |
400点台 | パート3・4をシャドーイング |
シャドーイングが難しい
シャドーイングが難しい場合は、オーバーラッピングでもOKです。無理にシャドーイングをするよりも、オーバーラッピングで耳や口を慣らせるとやり易いと思います。
速すぎてついていけない
「シャドーイングの音声が速すぎてついていけない」場合は、オーバーラッピングでリズムに慣れるか、音の変化を学ぶのがオススメです。
・オーバーラッピング
・音の変化を学ぶ
音の変化を学ぶ
例えば”let it go”は日本人なら「レット・イット・ゴー」と発音しそうですが、アナ雪の影響で子どもでも「レリゴー」と発音します。実はこれも音の変化で”let it go”がまるで1つの音のように発音されています(連結)。
このようにリスニングのルールがあり、知らないと「なんで聞こえないの?」と必要以上に悩むことになります。
・最後の「T・D・G」は発音しない
・冠/前置/接続詞はほぼ発音されない
TOEICの参考書だとあまり触れられない音の変化ですが、早めに学んでおくとリスニングが数倍しやすくなります。
音の変化は「スタディサプリの日常英会話について徹底解説!」で学べます。
口が回らない
口が回らない場合は、発音が間違っている可能性が高いです。
例えば”what”を「ワット」と発音してしまいがちですが、実際「ワッ」くらいにしか発音しません。これをワットと発音していると、その分遅れてしまいますよね。
“what”のように発音を間違えていると、発音する音が多くなるので、結果的に「口が回らない」となってしまいます。
そのため口が回らない場合は、単語の発音を確認してみるのがオススメです。
文章は見ながらでいい?
最初は文章を見ながらでも良いですが、慣れてきたら文章を見ないでシャドーイングしてみてください。やはり文章があると、発音ではなく読むことに集中してしまうからです。
声に出さなくても効果ある?
シャドーイングは声に出すことで、正しい音声と自分の発音を2度聞くことになるため、効果が高いと言われています。ですが、外出中や電車内なら、口ずさんでみたり、頭の中でシャドーイングするだけでも効果があります。
イヤホンはした方がいい?
シャドーイングは、イヤホンした方がやり易いと思います。イヤホン無しだと、音声と自分の声が重なってやりにくいです。自分の発音を聞きたい人は、片耳だけイヤホンするのがオススメです。
シャドーイングにオススメな教材
スタディサプリTOEIC
本気でTOEICスコアアップを目指すなら、スタディサプリがオススメです。
スタディサプリであれば、シャドーイングだけでなく、TOEIC対策に必要なことがアプリ1つ学ぶことができます。
・TOEIC最頻出の1410単語が学べる
・英文法を動画で学べる
・300本以上の動画解説
・勉強法や使い方も動画で解説
・各パートの対策
・公式問題集10冊分の問題を解き放題
・初心者用の基礎講義(英文法+単語)
・カリスマ講師の神授業
そして何より、シャドーイング機能が他の教材に比べて、断トツで使い易いです。
他の教材だと、シャドーイングをする場合「全文再生」になりますが、スタディサプリTOEICなら1文ずつシャドーイングできます。
また公式問題集10冊分の問題を解き放題なので、苦手なパート3・4の対策にバッチリです。
・苦手なところだけ集中対策
・問題量が多いから問題の傾向が読める
・ディクテーションまで可能
・リスニングの勉強法も解説されている
あなたに足りないこと
こんな悩みはありませんか?
・シャドーイングがうまくできない
・パート3・4を聞き取れない
・内容理解も全然できない
・何をしたらいいかわからない
・スコアアップできるか不安
リスニングパートのスコアを上げるのに、シャドーイングを行うのには賛成です。
ですが、シャドーイングだけやっても点数が上がらないかもしれません。
単語を覚えることで聞ける単語が増え、英文法を学ぶことで英文が読め、音読をすることで内容理解しやすくなります。
・英文法
・リーディング力
ですが、シャドーイングだけでなく、リーディング力も全て独学となると「自分で考えることが多すぎて」かなりきついです。
だからこそ、スタディサプリTOEICがオススメです。
アプリ1つで、TOEIC対策に必要なことが全て学べます。
・TOEIC最頻出の1410単語が学べる
・英文法を動画で学べる
・300本以上の動画解説
・勉強法や使い方も動画で解説
・各パートの対策
・公式問題集10冊分の問題を解き放題
・初心者用の基礎講義(英文法+単語)
・カリスマ講師の神授業
私自身、スタディサプリで850点まで取れました。
時期 | L | R | スコア |
スタサプ開始 | 325 | 177.5 | 502.5 |
1ヶ月目 | 350 | 275 | 625 |
2ヶ月目 | 382.5 | 292.5 | 675 |
3ヶ月目 | 382.5 | 322.5 | 705 |
6ヶ月目 | 367.5 | 420 | 790 |
9ヶ月目 | 410 | 335 | 745 |
12ヶ月目 | 415 | 340 | 755 |
16ヶ月目 | 455 | 395 | 850 |
大事なのは、リスニングスコアを上げることです。
6ヶ月後・1年後になって「あの時勉強しておけばよかった」と後悔しないように、スタディサプリで効率的に対策してみてください。