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【完全版】TOEIC勉強法!各パートの解き方のコツまで徹底解説

こんにちは!

今日はこんな悩みを解決します。

・TOEICの勉強法がわからない
・点数が伸び悩んでいる
・何から始めていいかわからない
・絶対に目標スコアを達成したい

英語の試験として人気のあるTOEIC。ビジネス英語に特化したTOEICは、大学生から社会人まで幅広く受験しています。高得点になればなるほど、就活や転職、キャリアアップにおいて絶大な効果を発揮するのがTOEICです。

ただ年々受験者数が増加傾向にあるTOEICは、テスト形式を変え、より難しくなっています。

だからこそ、正しい勉強法を学び、より効率的にスコアアップできる方法を知ることが大切です。

あなたはこの記事を読むことで、TOEICのスコアを絶対にあげる勉強法を知ることができるます。つまり、勉強すればあなたが目指す点数を達成できるのです。

一方で何もしなければ、いつまでも目標スコアを達成できません。いざ就活、いざ転職、いざ昇進のチャンスを貰っても棒に振ることになります。

「あの時頑張っていれば」そんな後悔をしないように、今日から行動しましょう。やり方は全部教えます。ぜひ参考にしてください。

目次

TOEICを勉強するメリット

まずTOEICを勉強する上で1番大切なことは、勉強を継続することです。これからいくつもの効果がある勉強法を伝えていきますが、勉強しなければ点数はあがりません。

つまり、TOEICで高スコアを取れる人と取れない人の違いは「勉強するモチベーションを保てるか」と言っても過言ではありません。

いくら努力家の人でも目標が無いまま継続することは難しいでしょう。だからこそ、勉強するメリットや目標を見つけることが重要になります。

大学生がTOEICを勉強するメリット

大学生がTOEICを勉強する1番のメリットは、就活で有利になることです。

・TOEICは重要ではない!
・TOEICが高得点でも内定がもらえなかった!

このような否定的な意見もありますが、基本的にTOEICは就活で有利です。TOEICに対する企業のアンケートでも、どちらか判断に迷ったときはTOEICのスコアで採用を決定すると65%の企業が回答しています。

また、ESや履歴書で落とされるリスクを回避できることはもちろん。面接でもTOEICは役に立ちます。なぜかというと、話のタネになるからです。

・なぜTOEICを勉強しようと思ったのか
・点数を取るためにどんな工夫をしたのか
・苦しかったことは何か
・課題に向けてどう努力したのか
・その経験から学んだことは何か
・今後そのスキルをどのように活かしていくのか

TOEICを勉強する過程で、上記のような話のネタ集めにもなりますし、他の学生より高い点数を取ることで評価を自分に集中させることができるので確実に有利になります。

人生の分かれ道とも言える就活において、自分に注目してもらえるということはそれだけ次のステップに近づくことができます。

第一希望の企業に内定を貰えるかによって、今後の人生が大きく変わります。後悔しないようにしてください。

社会人がTOEICを勉強するメリット

社会人がTOEICを勉強する1番のメリットは、キャリアップに繋がるからです。

キャリアアップといっても色々ありますが、ここで言うキャリアアップとは給料の面が1番大きいです。社会人になって思うことは、給料はそこまで上がらないということです。年に何回かある査定で交渉するしかありません。

社会人で100万円単位で年収を上げるとなれば、転職か昇進しかありません。例えばTOEIC730点以上取れば、転職活動で有利になります。楽天やSoftbankなど大手企業でもTOEICのスコアは足切りにされているほどです。

転職や昇進を狙っていないのであれば、TOEICを勉強しなくても良いですが、年収を上げて生活を豊かにしたいのであればTOEICを勉強しましょう。ちなみに、私は転職して年収を200万円あげることができました。

主婦がTOEICを勉強するメリット

主婦の方がTOEICを勉強する1番のメリットは、再就職が楽になることです。

子育てなどで仕事から離れてしまうと、専門職でない限り就職活動は楽ではありません。家事や子育てをしながらの就職活動は早めに終わらせたいですよね。そのまま専業主婦になる選択があれば良いですが、これから子どもの養育費を考えておくと、今のうちに貯蓄を蓄えたいと思います。

そんな時にTOIECを勉強しておくことで、再就職の際の就職活動が楽になります。実務経験があること、そして今後必要になる英語力という部分でも強みを見せることができれば、一時的に仕事から離れていても安心して次の仕事につくことができます。

仕事に就ければなんでもよいというわけではないと思うので、給料や待遇面をこちらが決めれるように選択肢を広げる点でも勉強しておくべきでしょう。

勉強する前に知っておくべきこと

次に、TOEICを勉強する前に知っておくべきことについて考えていきましょう。勉強することももちろん大切ですが、ただ闇雲に量をこなせばよいというわけではありません。

勉強時間

個人的には、何時間勉強したら何点取れるという話はしたくないのですが、勉強しなければTOEICのスコアは上がりません。

これはリクルート(スタディサプリ)の調査データなのですが、TOEIC受験者のうち約70%以上が目標スコアを達成できていないことがわかっています。

更に原因を調べてみると、約81%以上の方が1日の勉強時間が1時間未満ということもわかっています。やはり1日1時間でスコアを上げるとなると、かなりの時間が必要になります。

英語学習は短期間で一気に上げるのがセオリーで、1日2時間は確保するようにしてください。

ただ忙しくて勉強時間を確保できない!という場合には、スキマ時間を活用することをオススメしています。

時間がない人は隙間時間を活用する

仕事やバイト、家事などで忙しい人もいると思います。だからといって、勉強しなければTOEICのスコアは上がりません。

ではどうするのか?というと、スキマ時間を活用して勉強時間を確保しましょう。

例えば、電車の中や外食での料理が運ばれてくるまでのほんの数分。何も考えずにスマホでSNSをいじることもできますが、もしこの5分を活用することができれば、忙しくても勉強時間を確保することができます。

TOEICのプロ講師である関先生も隙間時間の活用は推奨していて「隙間時間を活用することができれば1日1時間はプラスして勉強できる」と言っています。

このように忙しくて勉強できない人でも隙間時間を活用するなど、少しの工夫をすることでスコアアップに必用な勉強時間を確保することできます。

今ではスタディサプリなど、スマホでTOEIC対策もできます。少し前までは質が悪くて敬遠していましたが、最近は参考書で勉強するよりもよっぽど質が良いです。

>>TOEICアプリランキング!みんなが選ぶオススメアプリ8選!

復習する

昔から散々言われてきたことかもしれませんが、再確認しておきましょう。

復習は超大事です。

点数を上げたい!という気持ちばかり先行してしまい、復習を疎かにしているようであれば思うような結果は付いてきません。焦る気持ちもわかりますが、確実に復習することを徹底してください。

前日に覚えたものは、次の日の朝復習しましょう。

教材の選び方

では、次に「何で勉強するか」ということを考えていきましょう。

意外と気にしない人も多いですが、何で勉強するかによって勉強の効果は大きく違います。

例えば地図を貰って、目的地までの距離や方向は知ることができた。でも目的地までの行き方は沢山あります。歩く、車でいく、電車、新幹線、飛行機。最終的にどれでも目的地まではたどり着けるかもしれません。

ですが、それまでにかかる時間はバラバラです。歩いて行けば、めちゃめちゃ時間がかかりますし、飛行機で行けばすぐにたどり着けます。

今はたとえ話ですが、TOEICも一緒です。あなたにも目標スコアがあり、それを達成するために何をすべきかはこれから知ることができます。

ですが「何で勉強するか」によって結果はびっくりするくらい変わるので、どうやって目標を達成するのがベストなのかを考えていきましょう。私が考えるに選択肢は3つしかありません。

・参考書
・スタディサプリ
・TOEICスクール

それぞれのメリット・デメリットを考えていきましょう。

TOEIC対策を参考書でするメリット

費用が安い

TOEIC対策を参考書ですることで、スクールに比べて費用をあまりかけずに学習をすることができます。ただ、TOEICでスコアアップを目指すのであれば、自分の弱点や問題のコツをしっかりと把握し、正しく勉強する必要があります。

自分の学習ペースで進められる

時間に余裕があり、基礎学習からじっくりと勉強することができる人は、解説を読むのも、単語を覚えるのもゆっくりと学習を進めることができます。

TOEIC対策を参考書でするデメリット

効率が悪い

効果的な勉強法を知らなければ、スコアアップするのに時間がかかってしまう傾向が高いです。参考書は完璧ではありませんし、ひとりでは理解できない部分も多いです。例えば、同じ勉強量でもスタディサプリなら750点超えるのに、独学では400点しか取れない。ということもよくあります。自分の勉強法に絶対の自信があるなら良いですが、確実に目標スコアを達成するのは難しいです。

続かない

勉強は継続することが大切です。しかし、どんなに努力家でやる気のある人でも、右も左も分からない状態で勉強するのは、精神的にきついです。

・どうやって勉強すればいいんだろう
・これであってるのかな
・点数が上がらないや

ひとりで勉強するって予想以上にきついです。私も700点の壁にぶち当たったときは、右往左往してしまいました。

適切な対策ができない

参考書で勉強してたら「納得できない」「なんでこうなるんだろう?」と疑問に思うことは絶対にあります。ですが、独学だとこれが解決できないので、なんとなく理解したレベルで終わってしまい、結局点数も中途半場なまま終わってしまいます。

TOEIC対策をスタディサプリでするメリット

TOEIC対策が完結する

スタディサプリではパート1からパート7まで、スマホ1つあれば対策が可能です。TOEICのプロ講師が動画でわかりやすく、各パートの勉強法、問題の解説をしてくれます。なので、わざわざ参考書選びに悩んだり、自分で理解する手間がなくなります。

勉強時間が増える

忙しくて勉強時間を確保できない、という人もいると思いますが、スタディサプリなら最短3分からTOEIC対策ができてしまいます。電車に乗っている間や待ち時間などを使って勉強することができます。TOEICのプロ講師である関先生も推奨していて「スタディサプリを使うことで1日1時間プラスして勉強することができる」といっています。

特に忙しい社会人や大学生にはうれしいです。

関先生の「神授業」

スタディサプリを一躍有名にしたのが、関先生の「神授業」です。スタディサプリ内には、英文法を学び直せる動画コンテンツがあり、それを皆さんにも是非体験してほしいと思います。英文法は独学では対策が難しいですし、理解するのにも時間がかかります。

でも、スタディサプリは違います。今まで英文法が苦手でアレルギー反応が出るみたいな人も、英文法に対する考え方が根本から変わると思います。だって、今まで私たちが1時間かけて知ろうとしたものを、たった5分で理解できるのですから。

もし参考書でTOEICを勉強しようとする人にも「神授業」は是非体験してほしいです。今だけ無料で7日間全ての機能を使うことができます。

まずは7日間無料体験を受けてみる!

意外と料金も安い

スタディサプリは意外と安く、月額3,278円です。そして、基本的に2ヶ月から3月で200点アップしている人が多いので、9,834円くらいはかかります。

・1ヵ月:3,278円
⇒合計:9,834円(3カ月)

これだけ見ると「高い」と思う人も多いと思いますが、コンテンツの質。そしてスコアアップするためには、このくらいの出費が必要です。むしろ、1万円以内で劇的にスコアアップするなら安いですよね。

例えば参考書で勉強したとしても、最低このくらいはかかります。

・TOEIC対策本(概要本):1,800円
・単語帳:1,500円
・文法書:2,000円
・公式問題集:3,000円
⇒合計:8,300円

それに独学で勉強すれば効率も悪いですし、私は参考書だけで2万円以上使ったと思います。そう考えると、スタディサプリはとても安いと思います。1日換算にすると「たった83円」で全パートの対策が効率よくできます。

TOEIC対策をスタディサプリでするデメリット

結局自己学習

スタディサプリのデメリットをしいて言うなら「自己学習」という点です。個人的に、コンテンツの質、解説動画のわかりやすさ、アプリの使い易さは言うことがありません。

どのように学習を進めていくか、学習方法についても詳しく解説してくれるので、使い方がわからないということもないでしょう。それでもスコアが上がらない理由は「勉強をしない」しかありません。

いくらスタディサプリが良いサービスでも、勉強するのはあなたですから、勉強しなければスコアを上げることはできません。

TOEIC対策をスクールでするメリット

TOEICのプロに直接指導してもらえる

TOEICは試験ですので、有効な対策方法や勉強法があります。TOEICを知り尽くしているプロの講師がいるスクールに通うことで、スコアアップに必要な対策や勉強法、コツやテクニックなどを学ぶことができ、最短でTOEICのスコアを上げることができます。

一人じゃないから続けられる

TOEICのスコアを上げるために1番重要なことは「続けること」です。何事もそうですが、続けることができなければ上達はありえません。

独学で勉強していると途中で諦めてしまう人も多いですが、スクールでは導いてくれる講師もいますし、自分にあった学習方法やスケジュールを立ててくれます。

スクールだと効果も実感しやすいので「できるようになる」という感覚がより一層、やる気にさせてくれます。

自分のレベルにあった勉強ができる

TOEICは10点から990点まであり、当然ながら600点を目指す人と900点を目指す人では学習することも変わります。この自分の実力にあった勉強というのが、スコアアップには非常に重要です。

スクールではプロの講師が一人ひとりにあった指導やスケジュールを立ててくれるので、よりより効率的に勉強することができます。

>>絶対にスコアアップしたい人向けのTOEICスクール4選!オンラインスクール有り!

TOEIC対策をスクールでするデメリット

スクールはメリットも沢山ありますが、デメリットもあります。その中でも1番大きのは費用面ではないでしょうか?

費用がかかる

独学であれば問題集や参考書など、自分で費用を決めることができます。しかし、スクールでは、それなりの金額がかかることをは避けられません。正直、参考書やスタディサプリでかかる費用の何十倍です。

自己学習も必要

スクールに行くことだけで満足し、自己学習をサボってしまう人も少なくありません。もちろん、スクールで勉強するだけでも効果はあります。ですが、スクールに通った場合でも、どれだけ効率的に自習に時間を避けるかが、スコアアップにつながるポイントになります。

パート1の対策

問題形式

パート1は1枚の写真に対して、4つの英文が読み上げられます。その中から写真の描写を適切に表している文章を選ぶ問題で、全部で4問あります。

例えば、このような写真があった場合

下記のような4つの選択肢があった場合、Cが正解になります。

A、男性が話している
B、ホワイトボードで説明をしている
C、向き合って座っている
D、商談をしている

パート1の特徴

パート1の特徴は、読み上げられる英文が短文でシンプルです。

読み上げられる英文が長いパート3・4に比べて英文が短く、内容がシンプルで、なおかつTOEIC初心者にも対策しやすいことから「パート1」は簡単と言われることが多いです。

つまり、パート1は落としてはいけないパートでもあります。このパートで何問も分からない問題があるようでは、高得点を狙うのが難しくなります。

ただ2018年にTOEICの問題形式が変わってから、パート1は問題数が10問から6問に減り、難化したと言われています。

パート1は平均的に正答率としては高いですが、高得点ホルダーの方でも間違えてしまうような難易度の高い問題も多く出題されます。

パート1を解くために必用なこと

パート1で求められている英語力は何か?それは、短い英文を正しく聞く力です。つまり、この短い英文を正しく聞く力を身に着けることができれば、おのずと解ける問題数も上がっていくのです。

一方でパート1が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・そもそも単語を知らない
・知っている単語と音がつながらない
・英文が速すぎて聞き取れない
・英文の意味がわからない

逆にこれらが理解できれば良いということです。

そもそも単語を知らない

いくら耳の良い方でも、単語を知らなければ何も聞き取ることはできません。我々は言葉という概念があるからこそ、発せられた音を単語として認識し、インプットされた意味やイメージと結びつけることができるのです(このスピードが速ければ速いほど良い)。

なので問題を解いてみて、知らない単語やわからない単語が多いようであれば、まずは単語をインプットする勉強をする必要があります。

知っている単語と音がつながらない

単語も知っているし、意味もわかるけど聞き取れない。そんな時は、単語と音がつながっていないことが、聞き取れない原因になっていることが多いです。

単語を覚える際に書いたり見て覚えるだけで、発音したり音源を使って正しい音を聞いていない場合にこのようなことが起こります。

つまり単語を覚える際には、書いたり見たりするだけでなく、聞いたり・発音したりすることが大切です。正しい音を聞くという点もそうですが、五感を使うことでより記憶への定着率が高まります。

英文が速すぎて聞き取れない

英文が速すぎて聞き取れない原因は、圧倒的なリスニング量の不足です。リスニング量が不足していると、英語が速く感じます。ですが、何度も聞いているうちに耳が慣れ、少しづつスピードに慣れていきます。

ですが、ただ聞いているだけでは意味がありません。何も考えずに聞いているだけでは、右から左に抜けていってしまいます。そうならないためにも、1文1文を集中して聞くことが大切です。これは後ほど、詳しく解説していきます。

英文の意味がわからない

英文の意味がわからない原因は、単語を聞いてから意味が出てくるまでに時間がかかってしまう。もしくは、英文法力が足りないことが考えられます。前者であれば、英語を見てから意味が出るまでの時間を短くする勉強をすれば良いだけです。

後者の場合は、一朝一夕で身につくものではありません。おそらく、読み上げられた文章を確認しても意味がわからない、訳せないのではないでしょうか?

英文をみても理解できない文章であれば、耳だけで聞かなければいけないリスニングでは文の内容を把握することは難しいでしょう。そのため、英文法の勉強をする必要があります。

英文法は全てのパートの基礎になるので、英文法を疎かにしていると思うように点数は上がらなくなってしまいます。

パート1を解くときのコツ

TOEICにおいて高得点を取るためには、基礎英語力の向上は必須です。また形式に慣れておくことも大切です。決まった問題形式がある以上、知っている人と知らない人ではスコアに差が出ます。ここからは、パート1を解く際に有効なコツとテクニックを紹介していきます。

事前準備

事前準備に関して言えば、パート1に限らずリスニングパート全てに言えることです。TOEICではパートが始まる前に「これからパートの説明をしますよ」というアナウンスが入ります。

ですが、そんなアナウンスを聞く必要はありません。では何をするのかというと、問題の先読みです。これから流れてくる問題はどんな問題なのかをあらかじめ予想し、準備を行っています。具体的に言うと、パート1の場合6枚の写真をチェックします。

・どんな写真なのか
・誰が移っているのか
・何人いるのか
・ポイントはどこか

最低でもこれらの項目はチェックしして、ポイントになりそうな部分を把握することができれば、正誤を判断しやすくなります。

写真攻略

写真攻略も先ほどの事前準備と被りますが、より詳しく解説していきます。TOEICに出題される写真には種類があり、おおよそ5つのパターンに分類することができます。

それが

パターン①:1人の写真
パターン②:2人の写真
パターン③:3人以上の写真
パターン④:風景写真
パターン⑤:乗り物写真

この5つのパターンです。

パターン①:1人の写真

パータン①の1人の写真では、大きく3つのパターンが考えられます。

・その人についての描写
・その人が行っている動作や持っている物
・動作の対象

このように1人で写っている写真は情報量が少ないため、抑えるべきポイントは少ないです。

パターン②:2人の写真

パターン②の2人が移っている写真では、大きく2つのパータンが考えられます。

・両方の人物の共通点
・片方の動作や状態

パート2は考えられるパターンは正直少ないです。だからこそ、主語はどちらなのかを絶対に聞き逃してはいけません。

パターン③:3人以上の写真

パターン③の3人以上が移っている写真では、大きく2パターンが考えられます。

・全員が何をしているのか
・全員がどんな状態なのか

パターン③では、あまり細かいことは聞かれません。何をしているのか、どんな状況なのかが描写される。

パターン④:風景写真

パターン④の風景写真では、大きく2つのパターンが考えられます。

・人はいるのか・いないのか
・物がどんな状態なのか

基本的な考えとして、風景写真は主語がそれぞれ異なるため、4つあると考えておくと良いでしょう。そして、主語で判断すると、全部ある場合があるのでオススメしない。大切なのは時制と写真の描写がマッチしているかを判断することである。

こちらが風景をイメージして内容を補完するのは、誤りの選択肢である可能性が高い。写真から見て判断できるものが正解です。

パターン⑤:乗り物写真

パターン⑤の乗り物写真は、大きく分けて2つのパターンが考えられます。。

・乗り物
・それ以外

乗り物写真は、乗り物を描写した英文かその乗り物に関連した描写が出題されることが多い。例えばドアが開いている、路肩に止められているなど。

ここまで大きく写真のパターンを分類しました。ディレクション(問題の説明)の間に写真を確認し、注目すべき部分を事前に確認することで、問題に集中することができるので楽になります。

消去法

次に紹介するのが、消去法です。消去法にもパターンがあり、この選択肢の場合は不正解という型が存在するので、選択肢に迷ったときに使って下さい。

消去法①:写真にない単語
消去法②:似ている単語
消去法③:現在完了
消去法④:風景写真で人

それぞれ解説していきます。

消去法①:写真にない単語

まず1つ目が、写真にうつっていない単語が聞こえたらその選択肢は消去して問題ありません。日常生活の中であれば、様々な情報を考慮して我々は言葉の補完をする必要があります。しかしパート1では、その必要はありません。写真に写っている描写だけを正しく表している英文を選択してださい。

なので、例えば少年たちがサッカーをしてる写真なのに、散歩をしてる人たちがいる話をしたら速攻で消去です。

消去法②:似ている単語

2つ目が、似ている単語が出てくるひっかけ問題です。

まず例を挙げると、

・coffee
・copy

があったとします。そして、写真の中にコーヒーがあったら、ほぼ間違いなくその選択肢は間違いです。なぜかというと、TOEICでは単語(コーヒー)をそのままの形で出題することは少なく、beverage(飲み物)のように変換することが多いからです。

つまり、受検者がcoffeeとcopyを間違えるように作られているのです。なので、写真に写っている単語がそのまま発音されたと感じたときには注意が必要です。判断できない場合は、消去して問題ありません。

パート1によく出る似ている単語

・coffee(コーヒー)
・copy(コピー)

・fold(たたむ)
・hold(持つ)

・car(車)
・cart(カート)

・train(電車)
・rain(雨)

・floor(フロア)
・flower(花)

・ride(乗る)
・write(書く)

・scale(秤)
・sale(セール)

・pile(積む)
・file(ファイル)

・move(動く)
・remove(取り除く)

・track (跡)
・truck(トラック)

・take(取る)
・talk(話す)

・work(働く)
・walk(歩く)

・form(用紙)
・foam(泡)

・hear(聞く)
・here(ここ)

・fill(塗りつぶす)
・feel(感じる)

消去法③:現在完了

人物画像のパターンで、時制が現在完了形であれば消去して問題ありません。現在完了とは、過去のある1点から現在までの継続を表しています。つまり、写真を見ただけでは過去から現在までの行動とは判断することはできません。

なので、現在完了は消去法で消します。

消去法④:風景写真で人が写っている

風景画像のパターンで人が移っている場合、人を描写するような選択肢は削除しましょう。風景画像では、風景のことをメインに説明することがほとんどです。なので、その風景画像で人物などを説明してる英文に関しては不正解です。

パート1の勉強法

パート1の勉強法で1番オーソドックスで効果があるのは、ディクテーションです。このディクテーションという勉強法を中心に、パート1の対策をしていくことで「英文を正しく聞く」力が身につきます。

ディクテーションとは

ディクテーションとは、読み上げられる英文を書き取る勉強法のことです。このディクテーションを行うことで、英語を聞き取ることの集中力と聞き取れない音を把握することができます。

・集中力
・聞き取れない音の把握

集中力

ディクテーションをすることで、「一言一句」を聞き取り、書き取ることを意識できる勉強法なので、リスニングに対する集中力が上がります。なぜこれが重要かと言うと、パート1は短文で簡単なイメージがありますが、1語聞き逃すだけで正解を見つけられなくなるパートでもあるのです。だからこそ、一言一句逃さないための集中力が必要になるのです。

聞き取れない音の把握

英語が聞き取れないことは、よくあります。それ自体は仕方のないことですが、大切なのはなぜ聞き取れなかったのかを知ることです。そうすることで、自分が対策する事項が見えるからです。

例えば日本語でも、時々聞き取れないことはありますよね。相手の声が聞き取りずらかったり、意味を知らなかったり、上の空で聞き逃してしまったり。

このようにディクテーションをすることで、今自分が聞き取れる音と聞き取れない音がはっきりわかれるので、あとは聞き取れなかった音をどう聞こえるようにするか対策するだけです。

ディクテーションのやり方

ディクテーションのやり方は、ざっくりとこのような流れで行います。

手順①:音源を聴く
手順②:聞き取れた音を書き取る
手順③:繰り返す
手順④:間違いをチェックする
手順⑤:精読する
手順⑥;音読+リスニングでインプット
手順⑦:もう1度ディクテーションをしてみる

手順①:音源を聴く

まずは音源となる英文を聴いてみましょう。ここはそこまで意識することはありません。準備体操だと考えてください。いきなり集中モードに入れるなら、このステップは飛ばして問題ありません。

手順②:聞き取れた音を書き取る

ここからが本番です。英文を聴いて、聞き取れた音を書き取りましょう。パート1の英文はは比較的に短文が多く、いちいち止める必要はないかもしれませんが、英文が長い場合や聞き取れない場合は1文ずつ止めても構いません。

また聞き取れない音でも「こんな感じかな?」と聞き取れる範囲で書き取ってください。例えば正解が”apple”だったとして「a」の部分だけ聞き取れたならそれを書いてください。本当はない単語でも聞こえた風に書き取ってください。

1番ダメなのが、綺麗に聞き取ろうとすることです。聞き取ることも大切ですが、ディクテーションは自分と正解のギャップを埋める勉強法です。きれいに書き取る必要はありません。たくさん間違えるのはOKです!

手順③繰り返す

英文を1度流して、聞き取れた音を書き取る。もちろん、これだけでは終わりません。何度も何度も英文を流し、聞き取り書き取りましょう。「もう限界、これ以上は絶対に聞き取れない」という所まで繰り返して終了です。絶対妥協はしてはいけません。この繰り返しは本当に大変ですが、効果は必ず出るので頑張りましょう。

手順④:間違いをチェックする

「もう無理、これ以上は聞き取れない」というところまで来たら、ここでやっと答え合わせです。とは言っても、○×をつける必要はありません。自分が聞き取った英文と正しい英文を見比べてみて、チェックすることはもちろんですが、どんな音が聞き取れていないのかをしっかり把握してください。

ディクテーションをしている時は「これ全く聞き取れないな」と感じても、答え合わせをしてみるとなんて事のない簡単な単語が聞き取れていないなどの発見もあります。ちなみに、私の場合は前置詞が全く聴き取れていませんでした。

手順⑤:精読する

書き取った英文のチェックが終わったら、次は精読をしましょう。精読とは、英文をより細かい要素で把握して理解を深めることです。普段は日本語訳や分からない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から要素を分解してみましょう。

そうすることで、自分がなぜ聞き取れなかったのかをより正確に把握することができます。また、英文への理解が深まります。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でもこれらは把握しましょう。

手順⑥:音読+リスニングでインプット

精読が終わったら、英文への理解が深まったと思います。その次は、インプットしたものをアウトプットして自分の英語にしましょう。

おそらく精読まで終わったら「英文をみて内容を理解できる」ところまではできるようになります。ですが英語は速く、リスニングを攻略するためには英文を聞いてから理解するまでのスピードを速くする必要があります。

自分の中にインプットした英語を外に出すことで(アウトプット)、自分が発音できない単語や付いていけない部分がわかるはずです。今度は英語についていくスピードを鍛えるために、リスニングと音読を繰り返します。

これもディクテーションと同じように何度も何度も繰り返してください。そして、限界だと思ったら、次のステップに移ります。おそらく、完璧に英語のスピードで音読はできないと思うので完璧でなくて問題ありません。

1つ注意してほしいのが、スピードを意識するあまりに適当にならないこと。ここで言う適当とは「ただ英文を速く読むだけの行為」のことです。

精読で理解した内容を思い出しながら、音読を行ってください。なので、最初は早く読む必要はありません。自分が理解できるスピードで何度も繰り返していくことで、英語を英語のまま理解できるようになります。

手順⑦:もう1度ディクテーションをしてみる

ここまで説明した⑥まで終わったら、最後にもう1度ディクテーションをして終了です。ディクテーションはとても地味な勉強法ですが、めちゃめちゃ効果があります。私自身もやりましたし、TOEICで高得点を取られている方のほとんどがディクテーションをしています。やった分の効果は保証します。

パート2の対策

パート2の問題形式

パート2は、流れてくる英文の回答として最も適切な選択肢をA・B・Cから選ぶ問題です。問題数は全部で25問あります。

例えばこのような問題があったとしたら

Sould the projection room be booked in adbance?
(プロジェクションルームは事前に予約する必要はありますか?)

A:I think Mr.chen has the key.
(Mrチェンが鍵を持っていると思います)

B:A maximum of seven people.
(最大7人です)

C:it’s not necessary.
(必要ありません)

Cが正解になります。

Sould the projection room be booked in adbance?

事前に予約する必要がありますか?という問いに対して「必要ありません」と適切に回答しているCが正解になります。

・book:~を予約する
・in advance:事前に
・necessary:必要

パート2の特徴

パート2も、パート1と同様に比較的短い英文です。ただパート1と大きく違うのは、写真がないことです。パート1であれば、写真があり内容を予測することができますが、パート2では問題文も選択肢も一切書かれていません。

つまり、耳で聞いて答えるという「100%耳に頼るリスニングパート」です。

パート2で求められる力

パート2で求められている英語力は何か?それは、疑問文に対して適切な選択肢を選ぶ力です。つまり、短い英文を正しく聞き取るという点ではパート1と同じですが、パート2は疑問を問いかけられるので、内容を理解し適切な選択肢を選ぶところまで求められます。

パート2が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・そもそも単語を知らない
・知っている単語と音がつながらない
・英文が速すぎて聞き取れない
・英文の意味がわからない

そもそも単語を知らない

パート1でも書きましたが、そもそも単語を知らなければいくら耳が良くても聞き取ることはできません。ただの音になってしまいます。パート2の回答を確認してみて、わからない単語が多い場合は、単語の勉強をする必要があります。

知っている単語と音がつながらない

単語も知っているし、意味も理解できるのに聞き取れない。その原因は、単語の音(発音)を知らないからかもしれません。単語を覚える際に、書いたり・見たりだけで覚えていませんか?カタカナ英語で覚えている場合、正しいの発音とギャップがあり、聞き取れていない可能性が高いです。単語を覚える際には、書く・見る・読む・聞くなど五感を使って覚えると良いでしょう。

疑問詞を聞き取れていない

パート2で重要なのは、とにかく疑問詞です。つまり、1番最初の2語を聞き取れるか・聞き取れないかでスコアが大きく違います。例えば下記のような問題の場合、どれが適切な回答か選ぶことができません。なぜなら「誰と」「どこで」「いつ」が入るかによってどれも正解になるからです。

〇〇サッカーをしましたか?

A:友達としました。
B:放課後にしました。
C:グラウンドでしました。

パート2の場合、1番最初に疑問詞がくる場合が多いです。そのため、最初の1語を聞き取れるか・聞き取れないかがパート2を攻略するための鍵となります。

内容を理解できていない

英文の内容が理解できないのは、英文法が苦手であることが考えられます。英文法が苦手だとパート2だけではなく、全てのパートで英文の内容を理解するのに苦労します。英文法はリスニング・リーディングの基礎です。学生時代に学んだことを忘れてしまった人も、もう1度初心に戻って復習しましょう。

パート2を解くときのコツ

ここからはパート2を解くときのコツを紹介していきます。パート2は全部で25問あり、なかなかのボリュームですが、しっかりと対策をしておくことで8割は取れるようになります。

コツ①:問題の形を知る
コツ②:当事者になり切る
コツ③:最初の2語に全集中
コツ④:似た単語を選ばない

コツ①:問題の型を知る

まずは、パート2の問題の型を知りましょう。パート2は全部で25問ありますが、パターンが全部で6つあります。そのため、これらのパターンを知っておくことでどんな選択肢が正解になりやすいかを予想することができます。

・6W1Hの疑問文
・Yes/No疑問文
・平叙文
・否定疑問文
・付加疑問文
・選択疑問文

6W1Hの疑問文

6W1Hの疑問文は、WhyWhatなどの疑問文を使った問題です。この問題パターンは、パート2内で最も多く出題されます。6W1H疑問文のコツは、最初の2語を全集中して聞き取ることが全てです。この2語を聞き取ることができれば、それ以外が聞き取れなくても正解することもできます。

例えば、

Who 〇〇〇〇(聞き取れなかった)?

・昨日やりました。
・楽しかったです。
・佐藤さんだと思います。

例えば上記のように”Who”しか聞き取れなかった場合でも、選択肢で“Who”について回答しているものがわかれば正解することができます。つまり、選択肢Cが正解である可能性が高いです。逆に疑問詞を聞き逃してしまうと、それ以降の英文を聞き取れたとしても正誤の判断が難しくなるので必ず疑問詞を聞き取れるようにしましょう。

また6W1Hの疑問文で聞かれているのに、返答がYes/Noの選択肢の場合は消去して問題ありません。またwhyの疑問文に対して、Becauseで回答しているものは不正解と古い対策本に書かれていますが、現在は正解の場合もあります。なので自分では判断できない場合、Whyに対してBecauseの選択肢を消去すると良いでしょう。

Yes/No疑問文

Yes/No疑問文は

ですか?
しましたか?
しますか?

など、こちらがYesかNoで答えられる問題です。そして、Yes/No疑問文には単純な質問提案や依頼の2種類があります。

単純な質問はそのままの意味で、誰かに質問する内容です。

あなたに兄弟はいますか?

A:ジョンはサッカーをしています。
B:いいえ、2歳下の妹がいます。
C:私は5人家族です。

上記のように、「あなたに兄弟はいますか?」という質問だった場合、選択肢Bがその回答として適切ですね。また単純なYes/No疑問文は、はい・いいえで答えるだけではなく、追加情報を加えることが多いです。

今回の例では「2歳下の妹がいます」が追加情報です。Yes/No疑問文が出題された場合、他の選択肢がはい・いいえで答えていない選択肢であれば簡単に判断できますが、そうではない場合の判断材料はこの追加情報の中にあります。注意して聞いてください。

あなたに兄弟はいますか?

A:はい、ジョンはサッカーをしています。
B:いいえ、2歳下の妹(追加情報)がいます。
C:はい、私は5人家族です。

またYes/No疑問文で注意して頂きたいのが、主語が誰かという点です。私なのか、あなたのかをしっかり聞き取ることでひっかけ問題にも対応できるはずです。

提案・依頼は誰かに何かを提案したり、お願いする内容の文です。

例えば、

一緒にサッカーしませんか?

A:それは九時半からですか?
B:もちろん、今すぐやろう!
C:新しいサッカーボールが発売されました。

上記のような問題です。「一緒にサッカーしませんか?」という提案に対して、選択肢Bがその回答として適切ですね。

また提案されたとしても、断る場合もあります。そうした場合、枕言葉のような”I’m afraid but~”(恐れ入りますが)や”Sounds good”のようによく使われる表現を覚えてくと便利です。

下記はパート2でよく使われる表現です。

・Would you like to~?
(~したくない?)

・Will you~?
(~してくれますか?)

・shall we~?
(~しましょうか?)

・why not~?
(したら?)

・You’d better~?
(~した方がいい)

・You should~?
(~した方がいいよ)

・Can I~?
(~していいですか?)

・May I~?
(~してもいいですか?)

・Hou about~?
(~はいかがですか?)

・why don’t you~?
(~しませんか?)

・can you ?
(~できますか?)

・could you?
(~してもらえますか?)

・Would you mind?
(~していただけますか?)

平叙文(declarative sentence)

平叙文とは”I’m going to buy a new guitar.”など、事実や考えをありのままに表した普通の文章です。 つまり、主語で始まりピリオドで終わる文です。平叙文の問題は普通の疑問文とは異なり、Yes/Noで答える単純な回答ではなく、賛成や反対などの回答が正解になる可能性が高いです。

I’m going to buy a new guitar.
(新しいギターを買うつもりなんだ)

A:それはいいですね!(賛成)
B:サッカーが大好きです。
C:昨日はありがとうございました。

上記のような問題が出題された場合は、賛成を表す選択肢Aが正解になります。最初にも説明しましたが、平叙文は単純なYes/Noで終わる回答ではなく、自分の意思を表す選択肢が正解になるパターンが多いです。

・賛成:英文に対して賛成する英文
・反対:英文に対して反対する英文
・コメント:自分の意見を伝える
・質問:質問に質問で返して、深堀する

よく使われる例文

・that soundes good!
それは良いですね!

・I Think ,too.
私もそう思います

・I suppose so.
そうだろうと思います

・I agree with you
賛成です

・I don’t think it’s a good idea.
良いとは思わない

・Either will be fine.
どちらでもいいです

・I haven’t decided yet.
まだ決めていません

・I don’t really mind.
どちらでも構いません

・It depends、または It depends on ~
~によります

・Whichever is 比較級(faster, cheaperなど
どちらか~な方です

・I’d rather ~
むしろ~します

否定疑問文

否定疑問文とは”Don’t you~?(~しませんよね?)”といったように、否定の疑問文が使われるのが特徴です。否定疑問文は、日本人でだからこそ間違えてしまう問題とも言えます。しっかり確認しておきましょう。

日本語では「あなたはそれが好きではないですよね?」と尋ねられた場合、「はい、好きではありません」もしくは「いいえ、好きです」と答えるのが一般的です。ですが、これが英語になると間違いになってしまいます。例文をみて確認しましょう。

Isn’t it cold today?
(今日は寒くないですよね?)

A:I like playing soccer・
(私はサッカーがすることが好きです)

B:My name is tom.
(私の名前はトムです)

C:Yes,today’s high will be only 10 degrees Celsius.
(いいえ、今日の最高気温はたった10度です)

寒くないですよね?という質問に対して、適切な回答をしているCが正解になります。この文章”Yes,today’s high will be only 10 degrees Celsius. ”だけ見ると、なんだか変な感じがしてしまいますが、否定疑問文ではこれが正解になるのです。

つまり、英語は疑問詞が否定・肯定に関わらず、回答は肯定であれば「Yes」否定であれば「No」です。疑問詞の形に惑わされずにしましょう。

付加疑問文

相手に同意を求めたり、念を押したりするときに使われる表現です。付加疑問文は、英文の語尾に”,don’t you?(ですよね?)”などを加えて使います。

The store is already closed, isn’t it? (お店はもう閉まっていますよね?)

・はい、私は部屋を掃除しています。
・はい、営業時間は、9時から16時までです。
・いいえ、今日は100人のお客さんがきました。

付加疑問文は最後まで聞かないと判断できないため苦手としている人は多く、私も以前は苦手でした。それまで平叙文として聞いていたのに、最後に付加疑問文が付くと一気に混乱します。ですが、そこまで難しく考える必要はありません。

付加疑問文が出題されたら、付加疑問文、例文で言うと”, isn’t it? ”の部分は無視をして前文の内容を把握しましょう。つまり”The store is already closed”の部分を疑問詞に直すことで「お店は既にしまっています」⇒「お店は既にしまっていますか?」内容を理解しやすくなります。あとは内容にあった選択肢を選ぶだけです。

もしくは、付加疑問文のパターンを暗記しておき、瞬時に疑問詞の意味にできるようにしておくのも良いでしょう。

… isn’t it?(…ですよね?)
… don’t you?(…ですよね?)
… doesn’t it?(…ですよね?)
… didn’t you?(…ですよね?)
… didn’t we?(…ですよね?)
… can’t it?(…ですよね?)
… haven’t you?(…ですよね?)
… haven’t we?(…ですよね?)

ちなみに、肯定の文章につく不可疑問文は否定の形。否定の文章につくのは、肯定の形ということを覚えておきましょう。

選択疑問文

選択疑問文とは「AとBのどちらが好きですか?」のように、2つのうち1つの選択を促すような疑問文です。パート2でもよく出題されますが、形さえ勉強すれば、そこまで難しい問題ではありません。

Do you drink tea or coffee?
(コーヒーと紅茶どちらを飲みますか?)

・私は肉が好きです。
・コーヒーをください。
・今日は暑いですね。

上記の場合、適切な回答はBになります。

選択疑問文は、どちらかの選択肢を選ぶだけが正解というわけではなく、いくつかのパターンがあります。“or”があるからとって、片方を選ぶという単純な考えにならないためにも知っておくと便利です。

・片方:選択肢のうちどちらかを選択
⇒coffee please.

・両方:選択肢のどちらも選択
⇒I like both of them.

・まだ決めてない:意思決定無し
⇒ I haven’t decided it yet.

・どっちでもいい:あいまいな表現
⇒Either will be fine.

・その他
⇒Ask the supervisor.

どちらか、もしくは両方を選ぶ選択肢はオーソドックスで意外と簡単です。しかし、あいまいな表現は正解かどうかわかりにくく、表現の幅も広いので注意が必要です。また最近のテストに出題されましたが、どちらが嫌いかを伝えることで、結果的に片方を選択する回答にもなるので覚えておきましょう。

Do you drink tea or coffee?
(コーヒーと紅茶どちらを飲みますか?)

I don’t like coffee.

私はコーヒーが嫌いです→紅茶を選択

・Either will be fine.
どちらでもいいです。

・I haven’t decided yet .
まだ決めていません。

・I don’t really mind.
どちらでも構いません。

・It depends、または It depends on ~
~によります。

・Whichever is 比較級(faster, cheaperなど)
どちらか~な方です。

・I’d rather ~
むしろ~します。

コツ②:当事者になりきる

パート2に限った方法ではありませんが、当事者になりきるのもオススメです。パート2は日常的に聞かれる質問に対して、適切な選択肢を選ぶ問題です。もし自分が質問されたら、回答パターンはどのくらいあるのかを常に考えることで、対応力がが上がります。

あなたはコーヒーが好きですか?

回答1:好きです。
回答2:嫌いです。
回答3:紅茶の方が好きす。

といったように、考え方次第ではいくつものパターンが出来上がります。

コツ③:最初の2語に全集中

最初の2語に全集中。これはパート2対策で誰もが言っていることですが、全文聞き取ることよりも、最初の2語に集中することがパート2を攻略する上でもっとも大切です。

なぜかと言うと、基本的にパート2は疑問詞(What, Why, Who, Where, Which、How)から始まるため、疑問詞を聞き取るだけでも5割から7割近く正解することができるのです。

どこでサッカーをしますか?

A:9時から始めます。
→いつ(When)

B:小学校のグラウンドです。
→どこで(Where)

C:トムと一緒にします。
→誰と(Who)

例えば”Where”を聞き取ったなら、選択肢の中で「場所」に関して回答しているものが正解になります。このように最初の2語を聞き取ることだけでも、選択肢を限定することができるのです。

もちろん最初の2語を聞き取れたからといって、全問正解できるわけではありません。最初の2語をしっかりと聞き取れるようになったら、その後に続く単語も聞き取ることでパート2の正答率を上げることができます。

コツ④:似た単語を選ばない

パート2は英文が短いため、1つ1つの単語が聞き取りやすいです。そのため、私たちは質問文で出た単語の音が、回答文にもあるとついつい選択してしまいます。ですが、質問文に出た単語と同じ音が聞こえたら不正解なので選ばないようにしましょう。

リスニングが苦手だと同じような音を聞いたときに「あ、さっき質問文で聞いたから、この選択肢と関係しているかも!」と思ってしまいます。テスト作成者は、このような受験者心理も知っているため、多くの受験者が引っかかってしまいます。

ちなみにパート3・4では使えないテクニックなので、間違えないようにしてください。

1. walkとwork

walk(ウォーク):歩く
work(ワーク):働く、仕事、作品

2. heartとheard

heart(ハート):心
heard(ハード):hear(聞こえる)の過去形、過去分詞

3. runとran

run(ラン):走る
ran(ルェアン):runの過去形

4. washとwish

wash(ワッシュ/ウォッシュ):洗う
wish(ウィッシュ):願う

5. rubとrob

rub(ラブ):こする、磨く
rob(ロブ):盗む、奪う

6. curbとcurve

curb(カーブ[両唇をくっつけて軽く]):縁石
curve(カーブ[上の歯で下唇を軽くかみながら]):曲線

7. turningとtuning

turning(ターニング):turn(曲がる)のing形
tuning(チューニング):調律

8. foldとhold

fold(フォウルド):折る、折りたたむ
hold(ホウルド):抱く、開催する、就く

9. lockとrock

lock(ロ[舌先を上の歯の裏につけて]ック):鍵をかける
rock(ロ[舌先を丸めて]ック:岩

10. lowとrow

low(ロ[舌先を上の歯の裏につけて]ウ):低い
row(ロ[舌先を丸めて]ウ):列

11. lawnとloan

lawn(ローン):芝生
loan(ロウン):ローン、貸付

12. rowとtow

row(ロウ):[ボートを]漕ぐ
tow(トウ):[網や鎖で]引っ張る

13. peddleとpedal

peddle(ペドル):~を売り歩く
pedal(ペドル):[自転車などの]ペダル
※この2つは発音が同じです。

14. apartとa part

apart(アパート):離れて
a part(ア パート):部品

15. kneelとneed

kneel(ニール):ひざまづく
need(ニード):必要とする

16. packとback

pack(パック):~に詰める、荷造りする
back(バック):後ろに

17. lieとlay

lie(ライ):横になる、ある、うそをつく
lay(レイ):横にする

18. I’llとaisle

I’ll(アイル):I willの短縮形
aisle(アイル):通路 ※sは発音しない

19. writingとriding

writing(ライティング):write(書く)のing形
riding(ライディング):ride(乗る)のing形

パート2の勉強法

パート2の勉強法で1番効果があるのが、ディクテーションという勉強法ですです。このディクテーションという勉強法を中心に、パート2の対策をしていくことで「英文を正しく聞く」力が身につきます。

ディクテーションとは

ディクテーションとは、読み上げられる英文を書き取る勉強法のことです。このディクテーションを行うことで、英語を聞き取ることの集中力と聞き取れない音を把握することができます。パート2では、集中力がかなりポイントになります。

・集中力
・聞き取れない音の把握

集中力

ディクテーションは英文を「一言一句」を聞き取り、書き取る勉強法なので、リスニングの集中力が上がります。なぜこれが重要かと言うと、パート2は「とにかく最初の2語を聞き逃したら終わり」なので、一言一句逃さないための集中力が必要になるのです。死んでも聞き取るくらいの気持ちでいかなきゃダメです。

聞き取れない音の把握

パート2では、最初の2語(疑問詞)を聞き取ることが重要です。しかし、めちゃめちゃ集中したとしても、聞き取れないことがあります。その時にディクテーションをすることで、なぜ聞き取れなかったかを分析することができ、自分の苦手なポイントを把握することができます。

・集中していなかった
・発音を知らなかった

集中していなかった、これは論外です。発音を知らなかったに関しては、あるあるですが、単語の発音を知らないといくら集中していたとしても聞き取ることはできないので、意味だけでなく単語の発音も一緒に勉強しましょう。

私たちは”What”を「ワット」とカタカナ英語で発音しがちですが、本来英語の発音はカタカナ英語で表せるものではありません。そのため、カタカナ英語の発音で待ち構えていると、いざという時に聞き逃してしまうのです。

ディクテーションでは、何度も繰り返し英文を聞きます。そのため、何度も繰り返しているうちに、本来の英語の発音が少しずつわかっていくことで、最初の2語を聞き逃すことが少なくなります。これだけでも、できる人とできない人ではスコアに差がつきます。

ディクテーションのやり方

ディクテーションのやり方は、ざっくりとこのような流れです。

手順①:音源を聴く
手順②:聞き取れた音を書き取る
手順③:繰り返す
手順④:間違いをチェックする
手順⑤:精読する
手順⑥;音読+リスニングでインプット
手順⑦:もう1度ディクテーションをしてみる

手順①:音源を聴く

まずは音源となる英文を聴いてみましょう。ここは、そこまで意識することはありません。準備体操だと考えてください。いきなり集中モードに入れるようであれば、このステップは飛ばして問題ありません。

手順②:聞き取れた音を書き取る

ここからが本番です。英文を聴いて、聞き取れた音を書き取りましょう。パート2の英文は短いものが多いため、いちいち止める必要はありませんが、英文が長い場合1度で聞き取れない場合は1文ずつ止めても構いません。

また聞き取れない音でも「こんな感じかな?」と聞き取れる範囲で書き取ってください。例えば正解が”apple”だったとして「a」の部分だけ聞き取れたならそれを書いてください。本当はない単語でも聞こえた風に書き取ってください。スペルが間違っているなどは気にしなくて良いです。

1番ダメなのが、きれいに聞き取ろうとすることです。聞き取ることも大切ですが、ディクテーションは自分と英語のギャップを埋める勉強法です。きれいに書き取る必要はありません。

手順③繰り返す

英文を1度流して、聞き取れた音を書き取る。もちろん、これだけで終わりではありません。何度も何度も英文を流し、聞き取り書き取りを繰り返してください。もう限界、これ以上は絶対に聞き取れない」というところまで来たら終了です。絶対妥協はしてはいけません。この繰り返しは本当に大変ですが、効果は必ず出るので頑張りましょう。

手順④:間違いをチェックする

「もう無理、これ以上は聞き取れない」というところまで来たら、ここでやっと答え合わせです。とは言っても、○×をつける必要はありません。自分が聞き取った英文と正しい英文を見比べてみて、チェックすることはもちろんですが、どんな音が聞き取れていないのかをしっかり把握してください。

ディクテーションをしている時は「これ全く聞き取れないな」と感じても、答え合わせをしてみると、なんて事のない簡単な単語が聞き取れていないことはよくあります。ちなみに、私の場合は前置詞が全く聴き取れていませんでした。

手順④:精読する

書き取った英文のチェックが終わったら、次は精読をしましょう。

精読とは

英文をより細かい要素で把握し、理解を深める勉強法です。普段は日本語訳や知らない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から文の要素を分解します。

精読をすることで、自分がなぜ英文を聞き取れなかったのかをより正確に把握することができます。そして、英文への理解が深まります。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でもこれらは把握しましょう。

手順⑤:音読+リスニングでインプット

精読が終わったら、次はインプットしたものをアウトプットして自分の英語にしましょう。

おそらく、精読まで完了すれば「英文をみて内容を理解できる」ようになります。ですが、英語は日本語に比べて速いため、英文を聞いてから理解するまでのスピードを速くする必要があります。そうしなければ、時間制限のあるTOEICでは通用しません。

インプットした英語を外に出すことで(アウトプット)、自分が発音できない単語やスピードについていけない部分が把握できるはずです。そのため、今度は英語についていくスピードを鍛えるために、リスニングと音読を繰り返します。

インプットしてアウトプット

リスニングと音読も、ディクテーションと同じように何度も何度も繰り返してください。そして限界だと感じたら、次のステップに移ります。おそらく完璧な英語のスピードで音読はできないと思うので、完璧でなくても問題ありません。

ただ1つ注意してほしいのが、スピードを意識するあまりに適当にならないことです。ここで言う適当とは「ただ英文を速く読むだけの行為」のことです。

精読で理解した内容を思い出しながら、音読を行ってください。そのため、最初は速く読む必要はありません。自分が理解できるスピードで何度も繰り返していくことで、英語を英語のまま理解できるようになるからです。

手順⑦:もう1度ディクテーションをしてみる

ここまで説明した⑥までの方法が終わったら、最後にもう1度ディクテーションをして終了です。ディクテーションはとても地味な勉強法ですが、めちゃめちゃ効果があります。私自身もパート2の対策でディクテーションをやりましたし、TOEICで高得点を取られている方のほとんどがディクテーションをしています。やった分の効果は保証します。

パート3の対策

問題形式

パート3の問題形式は、まず2人から3人の会話の音声が流れ、その後その会話に関する質問(問題)されるので、適切な回答をAからDの選択肢の中から選ぶパートです。1つの会話に質問は3つあり、13の問題があるため全部で39問のパートになります。問題文及びにAからDの選択肢は、冊子に書かれています。

パート3の特徴

パート3は、パート1・2と比べて聞き取る英文が長く、より実践的で英会話に近いパートです。パート1・2に比べて、スピーキングスピードが圧倒的に速いわけではありませんが、2人から3人で行われる会話を聞き取る力が必要なので、リスニングパートの中でも最も難しいパートと言えるでしょう。

また、”will not” が”won’t”になったり”going to” が ”gonna”になったり、より会話ベースになったり、表やグラフなども使用されるので。新形式になって難易度が上がったと言えます。そのため、パート3では会話の内容を理解する力が求められるのです。

1人が一方的に話しているものであれば、内容を理解するだけで良いです。しかしパート3は、2人から3人の会話のため、1人が言った意見が正しいというわけではなく、意見が一転二転する可能性も十分に考えられます。

だからこそ、内容を理解する力をより養う必要があるのです。

パート3で求められる力

パート3で求められている英語力は何か?それは、英文の内容を理解する力です。そして、会話の内容を識別する力が求められます。ひとり言の内容を聞き取るのではなく、それぞれの意見や考えを理解し、質問に対して適切な選択肢を選ぶことができなければ点数は上がりません。

パート3が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・そもそも単語を知らない
・知っている単語と音がつながらない
・英文が速すぎて聞き取れない
・英文の意味がわからない
・内容を覚えてられない

そもそも単語を知らない

パート1・2でも書きましたが、知らない単語が多すぎると聞き取る難易度がぐっと上がります。日本語でさえ、知らない言葉は聞き取りにくいことを考えば、英語であればなおさらでしょう。とは言っても、パート3の目的は内容理解をテストしているので、単語を聞き逃すだけで即不正解になることは少ないですが、内容を理解するためには語彙力が必要です。

知っている単語と音がつながらない

知っている単語が少ないのも問題ですが、単語の発音を知らないのはもっと問題です。せっかく意味はわかるのに、単語を聞いたときに暗記した単語とイコールになっていな状態では、単語を聞き取ることができません。なので単語を覚える際には書くだけでなく、書く・見る・読む・聞くなど五感を使って勉強すると良いでしょう。

英文が早すぎる

リスニングが苦手な人は、英語のスピードが速すぎて聞き取れないという人が多いです。これは多くの人が感じているで、私自身も勉強を始めた頃は全く英語のスピードについていけませんでした。ですが、人間と言うのは不思議なもので、何度も繰り返しているうちに少しずつスピードに慣れて、聞き取れる単語が多くなります。

例えば、最初は何言っているかわからなかった歌も、歌詞を見たり何度も聞いたりする内に、いつの間にか歌えるようになっていた!みたいなことありますよね。リスニングも、それと同じです。

英語のリスニングは、慣れです。適当に聞き流しているようでは意味ありませんが、しっかりと正しい勉強法を学べば、一気に聞き取りやすくなります。

英文の内容が理解できていない

英語のスピードについていけるのに、点数が上がらない。その理由は、内容を理解できていないことが考えられます。パート3では、英語のスピードに付いていくのはもちろんですが、内容を理解しなければ問題を解くことはできません。そして、英文の内容を理解できていないのであれば、英文法の勉強をする必要があります。

英文法は、すべてのパートの基礎です。リスニングの内容を理解するという意味でも、英文法は大切ですが、リーディングパートの得点アップにもなるので今のうちに勉強しておきましょう。

内容を覚えられない

英語のスピードにも付いていける。会話の内容もわかる。でも何故か問題が解けない・・。その理由は、英文の内容を覚えていないからです。せっかく聞き取った内容も、聞き取ることに集中し過ぎて、右から左に抜けてしまっている状態です。なので、内容を覚えているためにもシャドーイングをして、しっかりと内容の把握もできるようにしましょう。

シャドーイングのやり方は、後ほど紹介します。

パート3を解くときのコツ

説明文は無視

どのリスニングパートも共通ですが、冒頭の説明文(ディレクション)は無視しましょう。説明文の量も結構あるので、その間に問題文を先読みして準備をしておきましょう。

設問は先読みが絶対

パート3の説明文が読まれている間に、事前に設問(質問文)の内容を読んで理解しておきましょう。先読みをしているのとしていない場合では、会話文の理解度が圧倒的に違います。あらかじめ「どんな内容の会話になるのか」を知ることができれば、対応が楽です。

選択肢は読まない

選択肢まで、先読みする必要はありません。真面目な方だと。先読みするときに設問だけでなく、選択肢まで読もうとする方がいます。選択肢まで読むことで、より細かいイメージが湧くのですが、それよりもまずは3つの設問の内容を理解することを心がけてください。それでも時間が余ったときに、次の問題の設問を読むか、選択肢の内容まで確認するようにしましょう。

パターンを知る

TOEICにはよく出題される単語や熟語があるように、パート3でも出題されやすいテーマ会話場所があります。まったく見当がつかない場合とある程度予想できるのでは、聞き取りやすさや理解度が全然違います。頭の片隅にでも置いておくと良いでしょう。

・ホテル
・コールセンター
・郵便局
・会社
・お店
・銀行
・請求書
・イベント
・スケジュール

冒頭の1文に集中

パート2と同じように、パート3でも冒頭部分は重要です。なぜなら、冒頭の始まりは「この会話はどんな状況なのか」を伝える1文だからです。例えば”Excuse me”で始まれば助けを求めている、”Hi”で始まれば親しい間柄ということがわかるはずです。このように冒頭には「どんな内容なのか」「どんな場所なのか」という重要なポイントがいくつもあります。なので、冒頭をしっかりと聞き取る必要があります。

会話文の重要ポイントを探す

正直に話すと、リスニング力が高い方でないと、全ての会話文を聞き、なおかつ内容まで理解するのは難しいです。そうした時に助けとなるのが、会話の重要なポイントを聞き逃さないことです。例えば設問に「彼女は何に困っていますか?」という質問があったとしたら、会話文の中でお願いしている”ask”などの依頼や提案などを表す表現ががポイントとなってくるはずです。

このように全ての会話を聞いて、その中から適切な回答を探すことは難しくても、設問を事前に読み、重要となるポイントを押さえておけば、解ける問題数が多くなります。

最後にも集中

冒頭は全体を把握するために、聞き取らなければいけません。一方で。最後の1文もかなり重要です。そのまま何事もなく終わる会話も多いのですが、最後にぶっこんでくる問題もあります。例えば、彼女は次に何をしますか?という設問があったとしたら、会話の中で教えてもらった行動をする、と考えるのが普通です。ですが、会話の最後に「今日は休みだけどね」とか「明日やるね」など、ちょっとひねりがあることもあります。

なので、最後まで集中を切らさずに聞き終わることが大切です。

会話は一転二転する

パート3は、2人から3人による複数人の会話がポイントです。そのため、一人が言った内容が全てとは限りません。他の発言者によって、その意見が一転二転することも十分に考えられます。

例えば、あそこの家電量販店は明日までセールをやっていたよ!と会話文から理解したとします。そして設問で「セールはいつまでですか?」と聞かれれば、当然”tomorrow”を選びたくなります。しかし、その他の人がセールは一週間前に終わったよ!と発言すれば、それだけで正解は変わります。

このように1人の発言が全てではないため、しっかりと全員の内容を聞く必要があります。

解答用紙は後で塗りつぶす

パート3では、先読みが命です。何よりも先読みすることを優先してください。それは、塗りつぶしも一緒です。パート3の間は、律儀にきっちりと塗りつぶさずにチェックだけつけておきましょう。そして、リスニングパートが終わってから、一気に塗りつぶすようにしましょう。それだけで、時間の節約になります。

図表を使うのは1問だけ

パート3では、図や表が使われることがあります。冊子をめくった時に、図があるだけで「あ、難しそう」と委縮しないでください。確かに図を見て答える問題は難しいですが、図や表が使われるのは設問3問中、最初の1問だけです。どうしても図や表が解けなそうだと思ったら、残りの2問に集中するようにしてください。

パート3の勉強法

パート3は、シャドーイングで対策します。シャドーイングは、リスニング対策において非常に効果のある勉強法で、通訳の人もシャドーイングで勉強していると言うくらいオーソドックスな勉強法です。

シャドーイングとは

音源を陰のように追いかけながら発音する勉強法です。イメージとしては、カエルのうたの輪唱です。カエルの唄が~♪と歌ったら、次の人がカエルの唄が~♪と歌っていくように、シャドーイングも正しい音声を追いかけながら発音していきます。

効果は

・英語のスピードに慣れる
・会話の内容を理解する

です。

シャドーイングは、第一段階として英語のスピードに慣れ、第二段階で英語の内容を理解する力を身につけます。パート3では、内容を理解しつつ、内容を覚えておく必要があります。そのため、シャドーイングをすることで、英語を英語のまま理解する力が付くので、シャドーイングはパート3対策に最適なのです。

シャドーイングのやり方

手順①:音源を聴く
手順②:英文の意味を理解する(精読)
手順③:口ずさむ
手順④:シャドーイング
手順⑤:弱点の把握
手順⑥:繰り返す

手順①:音源を聴く

まずは音源となる英文を聴いてみましょう。ここはそこまで意識することはありません。準備体操だと考えてください。いきなり集中モードに入れるようであれば、このステップは飛ばして問題ありません。

手順②:精読する

次は精読をしましょう。

精読とは

英文をより細かい要素で把握して、理解を深めることです。普段は日本語訳や分からない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から文の要素を分解してみましょう。

精読をすることで、英文への理解が深まります。パート3は聞き取るだけでなく、同時に内容も理解する必要があります。なので、瞬時に内容を理解する力が求められるのです。そうした時に、シャドーイングは有効です。ただ単に英文を読めばよいのではなく、自分がどんな内容を発音しているのか、単語の意味だけではなく、会話全体をイメージしながら行うことが大切なのです。

そのため、下記の要素をできるだけ細かく分解することで英文への理解が深まり、英語を英語のまま理解できるようになります。もちろん、1つの会話文だけでは足りませんが、英語を英語のまま理解するきっかけになるはずです。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でもこれらは把握しましょう。

手順③口ずさむ

精読が終わったら、次は音声に合わせて英文を口ずさむようにしましょう。最初から英語の会話のスピードについていこうと意気込むと「え、全然ついていけない・・」とモチベーションが下がってしまう可能性が高いです(実体験)。そのため、まずは口ずさむことから始めて、会話のリズムを覚えていきましょう。英語は速いのではなく、リズムが独特なだけです。

手順④:シャドーイング

会話のリズムに慣れてきたら、シャドーイングをしましょう。ただ口ずさんでみていけると思っても、実際に声に出してみると予想以上についていけません。ですが、そこで諦めないでください。しっかり正しい音を聞いて、発音する。これを繰り返せる人が、最終的にリスニング力が付きます。

手順⑥:繰り返す

シャドーイングは、繰り返しが重要です。繰り返すことで、英語のスピードになれることもそうですが、単語や文の意味をいちいち考えずとも内容を理解できるようになるからです。また、シャドーイングは、なんとなくできたレベルで終わらせるのではなく、完璧を目指してください。

完璧の基準としては、自分だけの音読で、音声と同じスピードでできるレベルです。シャドーイング中は完璧だと思っても、自分ひとりで発音してみると甘い部分が見つかるはずです。その部分をより完璧に近づけるようにしましょう。

パート4の対策

問題形式

パート4は、パート3のように会話形式ではなく、アナウンスやスピーチなど話者が一人です。そしてその後、リスニングした英文に関する質問が1つの文章につき3つの設問があり、AからDの適切な選択肢を選びます。パート4は全部で10文章あり、全部で30問のパートです。

パート4の特徴

パート4は、アナウンスやスピーチなど説明文であり会話文ではありません。そのため、パート3のように内容がごちゃごちゃすることは少ないです。ただ、パート4はリスニングパートの中でもっとも英文が長く、1度聞き逃してしまうと一気にパニックに陥るため注意が必要です。パート3のように会話の内容を掴むことはもちろんですが、それ以上に会話の中で聞き取るポイントを見つける力が必要になります。

パート4で求められる力

パート4で求められている英語力は何か?それは、長文を聞き取る力です。そして、瞬時に内容を理解する力が求められます。パート3と比べても、やや難しい単語も増えます。つまり、パート1の長文バージョンだと考えるとわかりやすいかもしれません。

パート4が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・そもそも単語を知らない
・知っている単語と音がつながらない
・英文が速すぎて聞き取れない
・英文を理解するまでに時間がかかる

そもそも単語を知らない

リスニングは、知らない単語が多いと聞き取ることは難しくなります。日本語であれば、単語を知らなくても文脈から予想することはできますが、英語では難しいでしょう。特にパート4では、他のパートよりも難しい単語が使われることが多く、しっかりと単語対策をしておく必要があります。

知っている単語と音がつながらない

知っている単語数が少ないのも問題ですが、単語の発音を知らないのはもっと問題です。単語を聞いたときに、暗記した単語とイコールになっていな状態では、意味を理解できず問題を解くことが難しくなります。特にパート4は、内容を把握するたではなく、答えのポイントとなる部分を聞き取らなければいけません。そうした時に単語の発音を知らないと、聞き逃す可能性が高くなるのです。

そのため、単語を覚える際には書くだけでなく、書く・見る・読む・聞くなど五感を使って勉強すると良いでしょう。

英文が速すぎる

パート4は英文も長く、難しい単語も多いため、聞き逃してしまうと得点率はぐっと下がってしまいます。そのため、英文が速くて聞き取れないのは、リスニングパートにおいて致命的です。初めてパート4を聞いたときは「こんな速いの聞き取れない」と思いましたが、人間と言うのは不思議なもので、何度も繰り返しているうちに少しずつスピードに慣れて、聞き取れる部分が多くなります。

例えば、最初は何言っているかわからなかった歌も、歌詞を見たり何度も聞いたりする内に、いつの間にか歌えるようになっていた!みたいなことありますよね。英語も、それと同じです。

英語のリスニングは、とにかく慣れです。適当に聞き流しているようでは意味はありませんが、しっかりと正しい勉強法で学べば、一気に聞き取りやすくなります。

内容が理解できない

時間をかければ内容を理解できる!では、パート4では点数が取れません。パート4では回答時間も8秒と短く、瞬時に内容を理解して回答する必要があります。その時に、英文は聞き取れたのに内容を理解するのに時間がかかってしまうのは、正直勿体ないです。

そのために、シャドーイングや速読など英語を英語のまま理解する力をつけてください。そそのためにも、英文法など基礎的な部分もしっかり学ぶ必要があります。

説明文は無視

どのリスニングパートも共通ですが、冒頭の説明文は無視して問題ありません。説明文は長く、その間に問題文の先読みをして準備をしておきましょう。この説明文を聞くか・先読みするかで点数が変わります。

設問は先読みが絶対

パート4の説明文が読まれている間に、事前に設問の内容を読んで理解しておきましょう。パート4では、しっかりと内容を理解し、適切な答えを見つける必要があります。そのため先読みすれば、どんなポイントを意識すればいいのかが明確になり、内容がつかみやすくなります。

準備

先読みという準備も大事ですが、パート4では”Questions XX through XX refer to the following announcement.”のように英文が流れる前にこれから読まれる英文の内容を知ることができます。これを聞き流すか・聞き逃さないかでスコアが変わります。

これから流れる内容を把握できれば、対策ができますし、内容を推察することもできます。

Questions XX through XX refer to the following 〇〇
→これから質問番号XXからXXは〇〇についての内容です。

Questions XX through XX refer to the following announcement.
⇒アナウンス

Questions XX through XX refer to the following news broadcast.
⇒ニュース

Questions XX through XX refer to the following telephone message.
⇒電話メッセージ

Questions XX through XX refer to the following advertisement.
⇒広告

ジャンル

TOEICにはよく出る単語や熟語があるように、パート4でもよく扱われるテーマやTOPICがあります。そのジャンルを知っていることで問題が解きやすくなりますし、パート4の勉強の際にジャンルを意識することで、問題の出題パターンが見えてきて、より正答率が高くなります。

電話メッセージ(留守番電話)

→店からの留守番電話と客からの留守番電話の2種類があります。最初の1文で「誰が電話しているのか」を聞き取るようにしましょう。

音声ガイダンス

最初の1文で業種を確認、営業時間をお知らせされることもある。

パーティー

→パーティーのお知らせ。〇〇の感謝を込めて招待します、のような内容で誘われることが多く、〇〇の部分を聞き逃さないようにする。

交通機関

→交通機関のアナウンスでは、出発時刻に関するお詫びなどが多い。

会議

ブレゼンなどのフォーマルな部分や、社内通知などが一般的。

アナウンス

多岐にわたるが、エンタメやニュースなどが一般的。

広告

→商品の告知や割引。買った商品の不具合など。

推測問題

推測問題とは、英文の中にちりばめられているヒントを元に適切な選択肢を選ぶ問題です。例えば、次のように選択肢があったときにどんな内容だったら、選択肢が決まるかを考え、ます。そのために、先読みをしっかりする必要があります。

Who most likely are the listeners? (聞き手は誰だと考えられますか?)

(A) Bankers (銀行員)
(B) Tourists (観光客)
(C) Passengers (乗客)
(D) Plumbers (水道業者)

仮にバスの運賃や目的地などが出てくれば「乗客」が答えとなり、水道のトラブルを直してほしいなどの内容であれば「水道業者」が答えとなる。

このように直接的に答えが出てこなくても、英文の内容から推測して答える必要があります。そのため”most likely(最も可能性が高い)”などのあいまいな答えを求められたらポイントで探すのではなく、内容を理解する必要があります。

内容把握

内容把握は、英文の中で答えが発言されるため、しっかり聞き取り適切な選択肢を見つける必要があります。パート4で1番多いパターンです。

What is the purpose of the announcement? (お知らせの目的は何ですか?)

(A) To explain research outcomes (研究成果を説明するため)
(B) To advertise a new restaurant (新しいレストランを広告するため)
(C) To give transportation updates (交通機関の最新情報を与えるため)
(D) To describe a job offer (求人を述べるため)

こういった問題では、冒頭で目的について語られることが多く、例えば”Please be advised the following change in local bus service.”こんな英文があったら(C)が正解となります。

ただ注意して欲しいのが、流れてくる英文と選択肢に記載されている単語は必ずしもイコールではありません。

change in local bus service(ローカルサービスの変更)
→transportation updates(交通機関の更新)

このように意味は一緒でも単語が異なるので注意が必要です。

また基本的に1つの文章には3つの設問がありますが、設問1は英文の最初の方、設問2は真ん中、設問3は最後の方というように順番になっています。

未来の予想

次の行動を示す問題は、会話が終わった後何をするかを考える問題です。そのため「何をするか」という答えを探すより、行動を起こす要因を探すようにしましょう。

What does the speaker suggest the listeners do?
(話し手は聞き手に何をするよう提案していますか?)

(A) Purchase a ticket in advance. (チケットを事前に買う)
(B) Travel by train. (電車で移動する)
(C) Find alternative routes (代替ルートを探す)
(D) Show a student ID. (学生証を見せる)

例えばこのような選択肢があったとします。

Aが答えになるには、チケットを事前に買うことで安くなったり、人気なので予約が取れなくなる可能性があるなど、英文の中で示唆しているはずです。このように直接的な行動を言っていなくても、行動を起こすための理由を英文の中で示しているため、それを聞き逃さないようにしましょう。

また次のアクションは、nextなどの未来を表す語句がヒントとなる場合もあるので、特に終盤は聞き逃さないようにしましょう。

回答用紙は後で

回答用紙の塗りつぶしは、リスニングパートが終わってからチェックしましょう。リスニングパートでは、いかに問題文を先読みするかがポイントになります。選択肢を塗りつぶすのはほんの少しの時間ですが、1問ずつ塗りつぶすよりも、まとめたほうが時間が短縮できます。

勉強法

パート4では、シャドーイングで内容を把握する力と理解する力を身に着けます。シャドーイングは、リスニング対策にとても効果のある勉強法で、通訳の人もシャドーイングで勉強しているくらいオーソドックスなものです。

シャドーイングとは

音源を陰のように、追いかけながら発音する勉強法です。イメージとしては、カエルのうたの輪唱です。カエルの唄が~♪と歌ったら、次の人がカエルの唄が~♪と歌っていくように、シャドーイングも正しい音声を追いかけながら発音していきます。

効果としては

・英語のスピードに慣れる
・会話の内容を理解する

です。

何度も音声を聞くことで、英語のスピードに慣れ内容が理解しやすくなります。また、繰り返しシャドーイングを行うことで、頭の中で考えて訳していたものが、いちいち日本語の訳さなくても理解できるようになるため、英文を聞いてからの理解速度があがります。

シャドーイングののやり方

手順①:音源を聴く
手順②:英文の意味を理解する(精読)
手順③:口ずさむ
手順④:シャドーイング
手順⑤:弱点の把握
手順⑥:繰り返す

手順①:音源を聴く

まずは音源となる英文を聴いてみましょう。ここは、そこまで意識することはありません。準備体操だと考えてください。いきなり集中モードに入れるようであれば、このステップは飛ばして問題ありません。

手順②:精読する

次は精読をしましょう。

精読とは

英文をより細かい要素で把握して理解を深めることです。普段は日本語訳や分からない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から要素を分解してみましょう。

精読をすることで、英文への理解が深まります。パート3は聞き取るだけでなく、同時に内容も理解する必要があります。そのため、瞬時に内容を理解する力が求められます。そうした時にシャドーイングは有効ですが、注意が必要です。

ただ単に英文を読めばよいのではなく、自分がどんな内容を発音しているのか、単語の意味だけではなく、会話全体をイメージしながら行うことが大切なのです。

そのため、下記の要素をできるだけ細かく分解することで理解が深まり、英語を英語のまま理解できるようになるのです。もちろん、1つの会話文だけでは足りませんが、英語を英語のまま理解するきっかけになるはずです。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でもこれらは把握しましょう。

手順③口ずさむ

精読が終わったら、次は英文を口ずさむようにしましょう。最初から会話のスピードについていこうと意気込むと「え、全然ついていけない・・」とモチベーションが下がってしまう可能性が高いためです。そのため、まずは口ずさむことから始めて、会話のリズムを覚えていきましょう。英語は速いのではなく、リズムが独特なだけです。

手順④:シャドーイング

会話のリズムに慣れてきたら、シャドーイングをしましょう。ただ口ずさんでついていけると思っていても、実際に声に出してみると予想以上にできないです。ですが、そこで諦めないでください。しっかり正しい音を聞いて、発音する。これを繰り返せる人が、最終的にリスニング力が付きます。

手順⑥:繰り返す

シャドーイングは繰り返しが重要です。繰り返すことで、英語のスピードになれることもそうですが、単語や文の意味をいちいち考えずとも内容を理解できるようになるからです。また、シャドーイングは、なんとなくできたレベルで終わらせるのではなく、完璧を目指してください。

完璧の基準としては、自分だけの音読で、音声と同じスピードでできるレベルです。シャドーイング中は完璧だと思っても、自分ひとりで発音してみると甘い部分が見つかるはずです。その部分をより完璧に近づけるようにしましょう。

パート5

問題形式

パート5は、リーディング問題です。不完全な文(英文に空白がある)を完全な文にするために、AからDから適切な選択肢を選ぶ問題です。つまり、短文穴埋め問題です。問題数は全部で30問と、リーディングパートではパート7の次に多い問題数なのでしっかり対策しましょう。

パート5の特徴

パート5は、比較的にTOEIC初心者でも対策しやすく、点数が上がりやすいパートです。ただ出題範囲としては広く、瞬時に答えを導き出し、次の問題に進すタイムマネジメント能力が求められます。そのため、パート5では速く正確に答える力が必要になります。

パート5は時間がない

TOIECで高得点を取るためには、やはりパート7に時間を残しておかなければいけません。最低でも50分はパート7にあてることを考えると、パート5は1問30秒以内、30問で15分以内に解き終わりたいところです。

1問30秒以内!?難しい・・・。と思うかもしれませんが、コツさえ掴めれば問題を解くスピードは格段に上がるので安心してください。

パート5が苦手な理由

パート5が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・頻出単語を知らない
・文法が苦手
・英文を読むのが遅い
・時間をかけすぎている
・何となく英文を読んでいる

頻出単語を知らない

パート5は、文法問題語彙力問題があります。文法問題は、文法の知識があれば単語を知らなくても解ける場合がありますが、語彙を問う問題では、単語の意味を知らなければ解けません。そのため、知らない単語が多いというのはそれだけでマイナスなのです。

単語を知らないと読める英文も少なくなり、解ける問題も少ないままです。逆に語彙力がつけばパート5だけでなく、リスニング力もリーディング力も上がるので他のパートでも効果があります。

文法が苦手

文法が苦手な人は、パート5は壊滅的でしょう。むしろパート5だけではなく、リーディングパートは超苦手なはずです。英文法が苦手だとリーディングパートの勉強が苦痛になるので、早めに対策をしておきましょう。英文法は、英語の基礎です。パート5だけでなく、全パートを解きやすくしてくれるので対策は必須です。

英文を読むのが遅い

パート5は、1問あたり30秒以内で解く必要があります。そのため、1問に時間をかけすぎていると、その問題を解けたとしてもでパート7が解き終われず、結局スコアが上がらりません。そうならないためにも、速読力を上げる必要があります。

速読力といっても要素は色々あるので、まずは語彙力と文法力をつけましょう。知らない単語や曖昧な単語があると、それだけで英文を読むスピードは遅くなります。また、基礎的な文法を知らないと、単語を知っていても意味を理解するのに時間がかかります。

何となく英文を読んでいる

英文を読んでいるはずなのに、内容が頭に入ってこないことはありませんか?それは、なんとなく英文を読んでいるからです。あなたは一生懸命読んでいるつもりでも「高得点取らなきゃ」「速く解かなきゃ」といった焦りから読むだけになってしまい、内容を理解できていないのです。対策としては、とにかく語彙力と英文法力をつけ、問題を多く練習することが大切です。

パート5を解くときのコツ

悩み過ぎない

パート5は、解ける問題と解けない問題がはっきりしています。そのため、解ける問題と解けない問題を瞬時に判断し、解けない問題に時間をかけないようにしましょう。例えば、語彙問題は単語の意味を知らなければ問題を解くことはできません。なので、選択肢を見て知らない単語なのであれば、諦めて次の問題へいく勇気も大切です。

パターンを知る

パート5は、とにかく速く問題を解くことがスコアアップのポイントです。ただ「そんなに速く解けない」と焦る人もいると思いますが、安心してください。パート5には、問題のパターンが決まっていて、それさえ知っていれば今までよりも格段に解けるスピードが上がるはずです。

そのためにも、問題を解く前に選択肢に目を通すのが先です。選択肢を見ることで、これから解く問題のパターンがわかるので、絶対に選択肢を先に見るようにしてください。

語彙問題

語彙問題とは、その名の通り「語彙力を試される問題」です。語彙問題はパート5で最も出題が多いパターンで、9問から12問出題されます。この問題は、単語を知らないと解けないのが特徴で、解ける・解けないが瞬時に判断できます。

選択肢には同じ品詞が並んでいるため、選択肢の単語及びに英文を最後まで読まなければ解けない問題となっている。

品詞問題

品詞問題とは、名詞・動詞・形容詞・副詞など「一見似ているけど異なる役割を担う単語」から空欄に最も適した形を選ぶ問題です。問題数は5問から9問あり、瞬時に解けるパターンです。

選択肢には名詞・動詞・形容詞・副詞が並んでいて、基本的に空欄の前後を見ることで解ける問題が多いです。そのためにも、5文型の形をマスターしておきましょう。

5文型とは

・S+V
・S+V+C
・S+V+O
・S+V+O+C
・S+V+O+O

という英文の型のことです。つまり、どの英文も基本的にこの型を保って文が構成されているということを覚えておけば「どの要素が足りないか」を意識すれば、品詞問題は解けるのです。

S(主語)になれるのは、名詞だけ。
V(動詞)は、動詞(be動詞も含む)だけ。
C(補語)は、名詞と形容詞だけ。
O(目的語)は、名詞だけ。

冠詞の次は、形容詞か名詞

冠詞は名詞に修飾するため、冠詞の次の空欄には名詞か形容詞が入ります。なので、冠詞+〇+名詞なら、形容詞。冠詞の後ろに名詞が足りなければ名詞を選択しましょう。

動詞の後ろは、目的語

他動詞の場合は、目的語が必要です。そのため、動詞の後ろに目的語がない場合は名詞を選択しましょう。

前置詞問題

前置詞問題とは、in・of・toなどから適切な前置詞を選択する問題で、2から6問出題されます。前置詞は苦手としている人は多く、よくフィーリングで覚えることをオススメされるが、私は単語とセットで覚えることをオススメしています。

なぜなら、空欄前の動詞や単語を見ただけで、瞬時に判断できるようになるからです。また、品詞問題も基本的に語彙問題と一緒で、意味を知らなければ解けない問題が多いです。空欄の前後を見るだけでは解けないので、全文読みましょう。

前置詞+〇〇は、名詞か動名詞

前置詞が修飾するのは名詞なので、空欄には名詞か動名詞を選択しましょう。名詞と動名詞のどちらも選択肢にある場合は、空欄の後ろに目的語があるかで判断しましょう。目的語があれば動名詞、無ければ名詞を選択しましょう。

Due to ~ (~のせいで、理由で)
In spite of ~、 despite ~(~にも関わらず)
Regardless of ~ (~に関係なく)
Because of ~(~のせいで、よれば)

動詞問題(時制問題)

動詞問題は、同じ単語の時制が変わった選択肢が並んでいるパターンです。現在形・進行形・受動態などが並ぶため時制問題とも言われます。全部で1問から5問あり、瞬時に答えることができます。動詞問題は、目的語の有無と主語の形と時を表す表現を意識しましょう。

目的語で判断

動詞の後ろには、基本O(目的語)が必要です。動詞の後ろに目的語がない場合は、目的語が主語になっている受動態のパターンと分類できます。

主語で判断

次は、主語の形をみてみましょう。見るのは、単数か複数です。動詞は主語が単数か複数かによって形が変わるのでチェックする必要があります。

時制で判断

目的語や主語で判断できない場合は、時制で判断しましょう。基本的に英文の最後の方に、時制のヒントがあることが多いです。現在・未来・過去をほのめかす単語を見つけて、適切な選択肢を選びましょう。

※現在形:frequently、often, once a monthなど
※過去形:recently, last night, in 2010など
※未来:next,tomorrow
※現在完了形:already since, for, over the past 2 years, in the last few hours
など

接続詞問題

接続詞問題は、because/andなどから適切な接続詞を選択する問題で、1から4問出題されます。接続詞問題は、基本的に英文を読んで適切な意味を持つ接続詞を選択する必要があります。

ただ、選択肢の中には接続詞ではない前置詞が含まれていることもあるので、注意が必要です。空欄より後ろが節か句かによってどちらが入るかが決まります。空欄より後ろに「主語と動詞」があれば節(接続詞)、なければ前置詞(句)です。

although / despite : にもかかわらず
while / during : ~の間
because / because of : だから、ので、のおかげで
unless / without : ~でなければ

代名詞問題

代名詞問題は、he・his・himなどから適切な代名詞を選択する問題で、1から4問出題される。代名詞問題は、基本的に空欄の前後を見れば解ける問題が多いです。

he=主格(名詞)
his=所有格(形容詞)
him=目的格(目的語)
his=所有代名詞(目的語、補語)

あとは5文型の形に当てはめて、適切なものを選びましょう。

比較級問題

代名詞問題は、moreやmostなどから適切な選択肢を選ぶ問題で、0から1問出題されます。パターンを覚えれば瞬時に解ける問題です。まずは、比較級なのか最大級なのかを見極めましょう。2つを比較しているなら比較級、3つ以上の中で比較するなら最大級です。

比較級とは

形容詞・副詞の語尾に‐erがつく(younger)
長めの形容詞や副詞に-erの代わりに前に(more)がつく
*母音が3つ以上と覚えておくと良い
thanが使われる

比較級を修飾して強める形容詞の例
much
very much
far
a lot
still
even

最大級とは

形容詞・副詞の語尾に‐estがつく(younget)
長めの形容詞や副詞に-erの代わりに前に(most)がつく
*母音が3つ以上と覚えておくと良い
theは使われたり、使われなかったりする

最大級を修飾して強める形容詞の例
by far
much
quite

原級とは

原級の形容詞・副詞は、-er/-estやmore/mostなどがつかないそのままの形
Part5の頻出は「as+原級+as」
原級の箇所に副詞が入る問題に要注意

「the 比較級(~)、the 比較級(-)」の形はよく出題されるので押さえておきましょう。「~すればするほど、ますます-する」、という和訳となります。

(例)The longer it takes, the more difficult it gets - 時間がかかればかかる程、益々難しくなる。

また、比較級や最大級を使わずに、比較の文を作ることも可能です。下の単語は一部の例ですが、このような単語を使うことで表現することもできます。

Superior to ~ (~より優れている)
Inferior to ~ (~より劣っている)
Senior to ~ (~より年上)
Junior to ~(~より年下)

数を数える形容詞

数を数える形容詞には、3つの種類があります。それが、可算名詞(単数)・可算名詞(複数)・不可算名詞です。可算名詞は、数えられるもの。不可算名詞は、数えられないもの。そして、可算名詞の中でも単数と複数によって修飾する形容詞が異なります。この形容詞の問題は、多くは出題されませんが覚えておくと便利です。

可算名詞(単数)
・all(全体の、全ての)
・any(どんな~でも、すべての)
・some(いくらかの、多少の)
・no(ひとつも~ない、どんな~もない)
・either(どちらか一方の)
・neither(どちらの~も~ではない)
・each(それぞれの、各自の)
・every(すべての、~ごとに、~おきに)

可算名詞(複数)
・both(両方の)
・all(全体の、全ての)
・any(どんな~でも、すべての)
・some(いくらかの、多少の)
・no(ひとつも~ない、どんな~もない)
・enough(十分な)
・few(少しの)
・several(いくつかの)
・many(多くの、多数の)
・more(もっと、より多く)
・most(もっとも、最高の)

不可算名詞
・all(全体の、全ての)
・any(どんな~でも、すべての)
・some(いくらかの、多少の)
・no(ひとつも~ない、どんな~もない)
・enough(十分な)
・little(少しの)
・much(多くの、多数の)
・more(もっと、より多く)
・most(もっとも、最高の)

パート5の勉強法

パート5は、とにかく多くの問題を解いて、タイムマネジメントと速く問題を解くクセをつけましょう。しかし、ただ闇雲に解いていても意味がありません。速く解く、一瞬でパターンを見ぬくこともそうですが、大切なのは問題を解いた後です。

パート5の問題集を買って、解いてみたけど「結局スコアは上がらなかった」という経験はありませんか?おそらく問題を解いただけで、その問題を「理解した」とは言えないまま次の問題に進んでしまったのではないでしょうか。

このようにただ問題を解くだけでは、意味がありません。なぜその選択肢が正解なのかを確認してから次の問題に進みましょう。

パート5の勉強の仕方

手順①:問題を解く
手順②:選択肢だけ確認する
手順③:解説を読む
手順④:精読する
手順⑤:音読する
手順⑥:もう1度解いてみる

手順①:問題を解く

まずは問題を解いてみましょう。この時に意識することは2つです。

・時間
・パターン分類

パート7に多くの時間(50分以上)を使えるよう、最低でも1問30秒以内に解きましょう。そのため、常に速く解くぞ!という意識で臨んでください。最初は意識が空回りして、正答率がついてこないこともありますが、気にしないでください。

またパート5はパターン分類をすることで、無駄な時間をかけずに問題を解くことができます。最初から問題に目を通す癖がある人は、選択肢から見る癖をつけましょう。

手順②:選択肢だけ確認する

問題を解き終えたら、解説は読まずに正解の選択肢だけ確認してください。その次は時間を気にせずに、答えを知った状態で問題を解きなおしてみましょう。

正解を知っているわけですから、今度は問題を解きながら「なぜその選択肢が正解なのか」を自分の中で考えてみましょう。文法的なことや意味的な側面から考えるのも大切です。

そして、自分の中で選択肢が正解である理由づけができたら、解説を読みましょう。

手順③:解説を確認する

自分の中で選択肢が正解である理由づけができたら、解説を読みましょう。解説を読むことで、自分が考えたもの理由と解説の理由が合わさり、より理解が深まるはずです。ただ、これで終わりではありません。

おそらく解説は、その選択肢が答えである理由は解説していても、その問題文を解説しているわけではありません。選択肢の解説だけでなく、その英文自体も学ぶことでパート5だけでなく、全パートの助けになります。なので、今度は英文を理解するために精読をしましょう。

手順⓸:精読する

次は精読をしましょう。

精読とは

英文をより細かい要素で把握して理解を深めることです。普段は日本語訳や分からない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から要素を分解してみましょう。

精読をすることで、英文への理解が深まります。パート5のコツとして、パターン分類をオススメしましたが、パート5の約40%が語彙問題です。つまりテクニックではなく、英文を理解する必要があるのです。

その時に、精読をすることで速く正確に英文を理解することができます。なので、下記の要素のようにできるだけ細かく分解してみてください。そうすることで、英語を英語のまま理解できるようになります。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でもこれらは把握しましょう。

手順⑤:音読

精読が終わったら、音読をしましょう。リーディング問題なのに音読は必要なの?と思うかもしれませんが、これが意外と重要です。

精読をしただけでは、英文を理解することはできても、理解するスピードは遅いままです。そのため、精読で理解した内容(訳や文法)などを意識しながら音読をすることで、英文を理解するスピードが格段に上がります。

そして、音読を繰り返しすることで「英語を英語のまま理解できる」ようになります。そこまでやって問題を理解したといえるでしょう。また問題の音声がついてれば、正しい音声と比べて自分が上手く言えていないところを修正していくことで、リスニングの対策にもなるのでオススメです。

手順⑥:もう一度解いてみる

全てを理解したうえで、もう一度問題を解いてみましょう。

パート6の対策

問題形式

パート6は、リーディング問題です。不完全な文(英文に空白がある)を完全な文にするために、AからDから適切な選択肢を選ぶ問題です。ここまではパート5と変わりませんが、パート6はパート5よりも1文が長いです。

ただ特別なことを考える必要はなく、パート5の延長問題と考えるのが一番しっくりくるでしょう。問題数は全部で16問です。

パート6の特徴

パート6はパート5に比べて英文は長いですが、そこまで難しくありません。しっかりとパート5の対策を行い、パート6のコツさえ掴めれば8割近くは取れるでしょう。なので意識することは、パート5と同じで速く正確に解くことを心がけることです。

リーディングパートを攻略するためには、パート7にどれだけ時間をかけれるかに左右されます。だからといって、パート5のように空欄の前後だけみて回答しようとすると足元をすくわれるので気をつけましょう。

パート6が苦手な理由

パート6が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・頻出単語を知らない
・文法が苦手
・英文を読むのが遅い
・時間をかけすぎている
・空欄の前後しか読んでいない

頻出単語を知らない

パート6は、パート5に比べると空欄だけ見て答えられるタイプの問題数が少なく、全文読み理解する文が多いです。そのため、単語を知らないと英文の意味が理解できずに、間違った選択肢を選んでしまう可能性が高いです。単語を知らなければ読める英文も少なく、解ける問題も少ないままです。逆に語彙力がつけばパート5だけでなく、リスニング力もリーディング力も上がるので他のパートでも効果があります。

文法が苦手

英文法は、英語の基礎です。そのため文法が苦手な人は、パート6だけでなく、リーディングパートやリスニングパートなど全体的にスコアが低い傾向があります。しっかりと文法を学んでおくことで、英文の意味を理解しやすくなることはもちろん、読めない・わからないという苦痛がなくなるのでストレスが減ります。

英文を読むのが遅い

リーディングはパート7に時間をかけたいので、パート5と6で20分以内で解き終わるのが理想です。パ―ト6が16問あるため、10分以内に解くことを心がけましょう。速読力を上げるためには、1つのことを重点的に伸ばすことよりも、全体的なレベルアップする必要があります。

空欄の前後だけ読んでいる

パート6にも、空欄の前後だけみて選択肢を選ぶことができる問題がありますが、基本的に全文を読まなければ解けないテキスト問題だと思ってください。そのため、パート5で染みついてしまった空欄の前後だけ読む感覚はいったん忘れましょう。

パート6のコツ

パターン把握

TOEICには出題されやすい単語や熟語があるように、パート6にも取り扱われやすいテーマやジャンルがあります。細かな内容まで把握する必要はありませんが、いくつかのパターンを知っておくことで、解きやすくなることは間違いありません。またジャンルが異なる場合でも、文の構成や問題の出題傾向は似たような場合が多いので、パターン把握は重要になります。

手紙
アンケート
広告
記事
メール
などなど

Question XXX through XXX refer to the following advertisementなどの説明短文があるので、ある程度ここで判断できるようにしましょう。

文法問題

文法問題はその名の通り、文法さえ把握していれば選択肢の単語がわからなくても答えることができる問題です。そして問題を解く基本的な考えは、パート5もパート6も変わりません。ただパート6の場合、文法問題と文脈問題が同じ英文で問われるため、パート6は全文読むことをオススメしています。

もしくは、パート5で時間を使いすぎてしまった場合、パート7に時間を使うためにパート6の文法問題だけ解くのも良いかもしれません。

文脈問題

文脈問題は、空欄の前後を読むだけでは正解の選択肢を見つけることはできません。そのため、全文を読む必要があります。時間がないからと言って空欄前後だけ読んで答えようとすると、正答率は一気に落ちてしまいます。そのため、選択肢で答えを判断できない場合は、必ず全文を読むか・選択肢の正誤を判断できる部分まで読む進めてください。

文章挿入

文章挿入問題は、パート5ではない問題パターンです。文章挿入問題は、文法問題のように空欄前後を見て判断するのではなく、全文読み内容を把握して、挿入しても前後の英文の流れを壊さない1文を選択肢の中なら選ぶ問題になります。空欄になっている個所は、文章の前段・中段・下段にわかれ、どこになるかはわかりません。いずれにせよ、全文読む必要があります。

パート6の勉強法

パート6は、パート5と違って空欄の前後だけ読む問題よりも、圧倒的に全文読む問題が多いため、英文を読むスピードを上げる必要があります。ただやることは基本的には変わりません。しっかりと英文の意味を確認し、精読と音読で読むスピードを上げればおのずと点数はあがります。

また語彙不足を感じたら、しっかりと単語の勉強をしておきましょう。パート7でも話しますが、全文を把握するために単語量は必須です。1単語わからないだけで、正解の判断ができなくなることはあります。しっかりと内容を把握するために単語の勉強を怠らないようにしましょう。

パート6の勉強の仕方

手順①:問題を解く
手順②:解説を読む
手順④:精読する
手順⑤:音読する
手順⑥:もう1度解いてみる

手順①:問題を解く

まずは今の実力のままパート6の問題を解いてみましょう。よく悩む時間は無駄だから、先に無理だと思ったら解説を見る!なんて人もいますが、人間の脳は悩むことで記憶への定着率が高まる仕組みがあるため、何も考えずに答えを見るのはよくありません。

しっかりと考えた上で、解説を見るようにしてください。

手順②:解説を読む

問題を解き終わったら、解説を見ましょう。自分の選択肢の正誤を確かめるのはもちろんですが「なぜその選択肢が正解になるのか」という部分はよりじっくり確認しましょう。そうすることで、問題への理解が深まります。

手順④:精読する

解説を読んだら、次は精読です。精読は、英文をより深く理解するために必要な勉強法です。どの問題集も解説はありすが、その問題をすべて理解できるほど詳しく解説されていることはありません。

精読とは

英文をより細かい要素で把握して理解を深めることです。普段は日本語訳や分からない単語を調べて終わりですが、品詞や時制、文法の構造などありとあらゆる角度から要素を分解してみましょう。

特にパート6とパート7は、英文の内容まで理解することが必要なので、精読をして英文を理解する作業は必須です。速く読めて英文の意味を理解できなければ意味がありませんし、英文の意味を把握できても遅ければ意味がありません。

それを解消するためには、精読をしましょう。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最適でも、この要素のすべてを理解しましょう。

手順⑤:音読する

精読が終わったら、今度は音読をしましょう。音読をすることで英文を速く読めるようになるだけでなく、英語を英語のまま理解する力がつきます。精読をしたことによって、問題の英文は理解することができました。その次のステップは、英文を速く理解することです。

単語の意味を知っていても、我々日本人は英文を理解するのに時間がかかります。それは、英語から日本語に訳す必要があるからです。ですが、音読をすることで英語を英語のまま理解することができるようになります。

ですが、ただ英文を読むだけではダメです。しっかりと英文の訳、単語、文法などを理解しながら音読することで、少しずつ日本語訳しなくても理解できるようになります。だからこそ、精読が必要なのです。

手順⑥:もう1度解いてみる

最後にすべてを理解した上で、問題を解いてみましょう。最初とは解きやすさが段違いなはずです。

パート7の対策

問題形式

パート7は、リーディング問題です。英文を読み、各設問の問いに答える問題です。1つの文章につき2問から5問あり、英文を読み適切な選択肢を選びます。問題は全部で54問あり、リーディング及びにリスニングパートを含めても最大の問題数になります。

そのためTOEICで高得点を取るためには、このパート7を攻略する必要がありますが、難易度自体も高く、苦手としている人も多いです。誰しもが「最後まで問題を解き終われない」という経験をしたことがあるのではないでしょうか。

パート7の特徴

パート7は、パート5やパート6とは違い、空欄に入る適切な選択肢を選ぶ問題ではなく、各問に対する答えを文中から探す問題です。そのため、ピンポイントで答えを探すというよりは全文読み内容を理解した上で選択肢を選びます。

読む英文の量が増えれば、当然ながら時間がかかります。速読力や読解力、内容把握力などの差が見え始めるのもこのパート7であることが多いです。

パート7の問題数は54問と、TOEIC全パートの中で最も問題数が多いです。英文を読むのに時間を使ってしまい、最後は塗り絵になってしまうようではせっかく勉強をしたところで思うようにスコアは上がりません。しっかりと対策をしていきましょう。

パート7が苦手な理由

パート7が苦手だとすれば、このような原因が考えられます。

・頻出単語を知らない
・文法が苦手
・英文を読むのが苦手
・英文を読むのが遅い
・速読ばかりを意識している
・文章を読むのに慣れていない
・TOEIC以外の英文を読んでいる

頻出単語を知らない

パート7は、パート5のように単語を知らなければ絶対に解けないとは言いきれません。文脈からその単語の意味を予想することはできるでしょう。しかし、文章を読んで単語を理解することは高度ですし、仮に1単語だけわからない場合には有効ですが、知らない単語が1つの文章にいくつもある状態では難しいでしょう。

知らない単語があると英文を読むスピードも落ちますし、内容を把握するのも大変になります。そのため、頻出単語を抑えておきましょう。

文法が苦手

英文法は、英語の基礎です。そのため英文法ができていないと、パート7だけでなく全パートに影響します。パート7に限って言えば、英文を理解するのに時間がかかりますし、本来の意味と異なる解釈をする可能性も高まります。

英文法の知識を問われることはありませんが、英文を読みやすくする・正確に内容を理解するという意味でも英文法は重要です。

英文を読むのが遅い

パート7において、英文を読むスピードが遅いのは致命的です。問題数の多いパート7で、英文をゆっくり読んでいてはスコアはあがりません。ただ英文を速く読み理解するためには、英文法の勉強をしたり、単語を暗記したりするだけで身につくのではなく、総合的な英語力の向上が求められます。そのためパート7を苦手としている人は多いですが、コツさえ掴めば格段に読みやすく、そしてスコアが上がるのが特徴です。

速読ばかり意識している

パート7では、英文を速く読むことが重要であると話しましたが、速読ばかりを意識してはいけません。なぜならパート7では、速く正確に英文を読むことが必要だからです。そのため英文を速く読むことばかりを意識していると、内容がつかめず戻り読みや繰り返し読むが発生し、結果タイムロスにつながります。速読は重要ですが、速く読むことが速読ではないことを覚えておきましょう。

文章を読むのに慣れていない

パート7は、日ごろから英文を読みなれていないと苦痛です。日本語でも普段から本を読んでいる人と読んでいない人では、読み進めるスピードは段違いですし、内容把握する力も差が出ます。英文も同じで普段から英文を解きなれていないと、読むスピードも上がりません。毎日読めといは言いませんが、問題を多く解いて慣れる必要があります。

TOEIC以外の英文を読んでいる

英文に慣れることは大切ですが、ハリーポッターなどの洋書ばかりを読むよりは、TOEICに特化した英文を読むのをオススメします。TOEICには扱われやすいテーマやトピックがあるので、出題傾向がわかります。

またハリーポッターなどの洋書が悪いわけではありませんが、TOEICに出題されない表現や偏った単語など点数を上げるために必要でない知識もあります。それよりは、全てが知識となる英文を読むほうがスコアを上げるためには最適です。

パート7のコツ

パート7は、TOEIC全パートの中でも難易度が高く、苦手としている人も多いです。ですが、コツさえ掴めればそこまで苦手意識を持つ必要はありません。1つずつ確認していきましょう。

パターンを知る

パート7は、3つの問題形式があります。それぞれ、シングルパッセージ・ダブルパッセージ、トリプルパッセージです。

シングルパッセージ:1つの文章から成る問題。1つの文章につき、2問から4問の問いに答える。
ダブルパッセージ:2つの文章から成る問題。2つの文章から、5問出題される。
トリプルパッセージ:3つの文章から成る問題。3つの文章から、5問出題される。

設問を読んでから英文を読む

パート7を解くときは、まず設問を読み、その後英文を読みましょう。最初から英文を読み始める人がいますが、設問を読んでいないと、英文を読み終わった後にもう1度設問の答えを探すことになるのでタイムロスになってしまいます。また設問を先に読むことで、どんなところを意識して読めばいいかがわかるので、必ず設問から読むようにしましょう

設問は上から順に

基本的に、設問は英文の内容順です。そのため、1番最初の問の答えが最後の方に隠されていることは少ないです。時間がなく全文を読む時間がないのであれば、1問目なら前段、2問目なら中段、3問目なら下段といったように英文の順番と照らし合わせましょう。

ジャンルを把握

パート7には、出題されやすいテーマやジャンルがあります。また英文の内容は違えど、設問の出題傾向や話の流れは、そこまで大きく変わらないことも多いです。そのため、ここではいくつかの例を紹介するので参考にしてください。

メール
記事
Webサイト
広告
告知
手紙
チャット

メール

メールは、パート7で最も多く出題されるジャンルです。おおよそ5文から9文出題されます。メールは、ビジネスシーンでも使われることが多いため、型が決まっていることが多いのがポイントです。

・誰から送られてきたのか
・誰に送っているのか
・目的
・いつ

誰が誰に送っているメールなのかを確認しましょう。基本的にFromとToを見ることで判断できますが、本文に記載されている宛先や送り主と一致するか確認してください。また、その際に会社名や部署名も記されていることがあるので、一緒に確認しましょう。個人や会社、一斉送信などいくつかのパターンがあります。

またSubjectを確認することで、メールの目的がなんとなく予想がつくはずです。あとは、設問で必要とされている内容を上から順に探していきましょう。あとは、日付も重要です。

記事・プレスリリース

雑誌や新聞などが取り上げられることも、パート7ではよくあるパターンです。新聞などは文字フォントが通常のものとは異なる場合もあり、若干読みにくく感じることもありますが、内容が難しくなるわけではありません。難しく考えずに、冷静に対応しましょう。

・誰に対しての記事なのか
・目的はなんなのか
・引用表現

メールと同じように、誰に対しての記事なのか、目的は何なのか。ということが前段で示され、細かい内容を中段以降で説明されることが多いです。また、”~~と言っている”のように引用されることが多く、その部分は難しい英文となっているが焦る必要はない。

Webサイト

最近ではインターネットを利用する層が増えたことからか、Webサイトを閲覧した想定の問題も出題される。デザインは少し古いですが、ポイントを掴みやすく、読みやすいのが特徴です。

・閲覧する目的を把握する
・URLの確認
・他のページも見る

まず1番大切なことは、閲覧者の目的を把握することです。私たちは、何かを調べたい・解決したいという思いでWebサイトを利用します。自分が利用者になったつもりで課題を解決するための情報探しをしてください。またURLは基本的に、Webサイトの概要になる単語が含まれていることが多いので、ヒントになるかもしれません。

基本的にWebサイトは、1ページだけということはなく、複数のページで構成されています。表示されているのが1ページだとしても、他のページにも必要な情報があるはずなので、他のページもしっかり確認しましょう。

例えば動物園のWebサイトがあったとして、今は料金ページを見ていたとしても、他にも動物園の特徴やサービス・アクセスなどが書かれているページがあるはずです。

このように今見ているページ以外のことも聞かれる場合があるため、他のページの有無と内容チェックする必要があるのです。

告知

社内報や住民へのお願いなど、告知の種類はさまざまです。基本的に、お願いや依頼することが多く、その際に生じるデメリットが記載されていることが多いです。告知を受け取った人がどんなことをする必要があるのかを探しましょう。

・目的
・受けた取った人の行動(申し込み、投票、メール)

広告には大きく2種類あり、通常の宣伝広告と求人広告です。

宣伝広告は、商品の宣伝かタイムセールなどのお店の情報を与える内容がほとんどです。宣伝は必ず目的をお客さんに届けたい意思があります。それは、タイムセールのお知らせだったり、新商品の発売だったりとまちまちです。また特典が付く場合が多く、その際には特典が有効となる条件も一緒に確認してください。条件は、購入期間なのか、いくら以上のお買い上げなのかなどあります。

・対象のサービス
・目的
・営業日
・営業時間
・曜日
・特典

求人広告は、何の仕事か、どんな人を求めているのか、待遇や条件などを問われることがほとんどで、内容自体はそこまで難しくありません。

・職種
・勤務体系
・勤務地
・応募方法
・条件

応募フォーム・調査

・アンケートを受ける目的
・メリット(特典など)
・*などの細部

応募フォームは、空欄の項目さえ確認すれば探している情報が一目でわかるので、意外と簡単です。ただ注意して欲しいのが、*などの細部に書かれている注意書きの部分です。見落としがちですが、重要なことが書かれている場合が多いので、読み飛ばさないようにしましょう。

説明書

説明書は、製品の説明などをする際に用いられることが多く、最初は固有名詞で何の説明をしているか不明ですが、読み進めるうちに他の製品と違う点や勝っている点などが出てくるので確認しておきましょう。冒頭の数行で何の説明書かを把握する事が大事です。First, second, thenなど順序を示すキーワードがあるケースが多いのでわかりやすいはずです。

・商品
・商品の特徴
・導入手順
・補償内容
・他の商品や店の情報

チャット

チャットでのやりとりも問題になります。内容が一転二転しますが、読みやすく、内容もつかみやすいです。1対1の会話がメインですが、登場人物が2人とは限りません。誰が誰に送っているメッセージか確認が必要です。また連続しているように見えるやり取りも、時間が経過している可能性もあるのでチェックが必要です。

・目的
・送り主
・登場人物
・時間

NOT問題

パート7が苦手な方は「NOT問題」を見つけたら、思い切って問題を飛ばしてしまうのもスコアアップのために必要な戦略です。長文問題の解き方は、英文を読む前に設問を先に読んで、文章を読みながら答えが見つかった時点で回答する。この進め方で大体の問題は解くことができます。

しかしNOT問題は、文章内で「言っていない」「書かれていない」ことを探す問題です。そのため、記載されているすべての英文を読んだところで、答えは書かれていません。全ての選択肢を1つ1つ確認し、書かれていない選択肢が正解になります。

つまり、全ての選択肢を確認する必要があるので、めちゃめちゃ時間がかかってしまうのです。なので、NOT問題に時間をかけるよりも、他の問題に時間を使ったほうがスコアが上がります。

「NOT問題に時間をかけて正解した、でも時間が足りなくなった」よりも「NOT問題は間違えた、でも時間内に解き終えることができた」の方が、総合的に見れば高い点数が出やすいということですね。

パート7の勉強法

パート7は、速く正確に英文を読む力が必要です。ただ英文を読むスピードを上げるということは、語彙力を増やしたり、文法の勉強をしただけでは上げることはできません。総合的な英語力を鍛える必要があります。

パート7は全パートの中で最も問題数が多く、苦手としている人も多いですが、しっかりと勉強すればスコアアップのカギとなることは間違いありません。最初は大変かもしれませんが、頑張りましょう。

パート7の勉強の仕方

パート7の勉強ですが、シングルパッセージ・ダブルパッセージ・トリプルパッセージのどれも均等にやりましょう。シングルパッセージだから簡単、トリプルパッセージだから難しいというようなことはありません。

手順①:問題を解く
手順②:解説を読む
手順④:精読する
手順⑤:音読する
手順⑥:リスニング
手順⑦:もう1度解いてみる

手順①:問題を解く

まずは問題を解いてみましょう。この時はあまり時間を意識しなくていいです。時間を意識してしまうと、本来の実力を出し切ることができません。時間をかければ解けるのか・時間をかけても解けないのかを知る必要があります。そのため時間をかけても良いので、自分の実力だけで解いてみましょう。

手順②:解説を読む

問題を解き終わったら、解説を見ましょう。正解・不正解を確認すること以上に、自分が考えた正解の理由と解説が合っているのかを確認してください。自分が考えている以上に、その選択肢が正解の理由がかかれているはずです。

手順③:精読する

解説を読んだら、次は精読です。精読は、英文をより深く理解するために必要な勉強法です。解説では選択肢の理由しか書かれていないので、全ての英文を理解するために必要な作業です。精読はかなり根気が必要とされますが、速く正確に英文を読む力をつけるために必須です。

・日本語訳
・単語&熟語
・時制
・品詞
・文法
・構文

最低でも、この要素のすべてを理解しましょう。

手順⓸:音読する

精読が終わったら、今度は音読をしましょう。音読をすることで英文を速く読めるようになるだけでなく、英語を英語のまま理解する力がつきます。せっかく英文を理解できても、読むスピードを上げなければ意味がありません。

日本人は英文を見たときに、英語を見て・日本語の訳して理解するステップを踏むのでどうしても内容を理解するのに時間がかかります。音読をすることによって、そのラグを無くすことができれば、より多くの時間を使うことができるのです。

英文を理解(精読)した上で音読をすることで、わざわざ日本語に訳すことなく、英語を英語のまま理解できるようになるので、結果的に英語を読むスピードが格段に上がります。

手順⑥:シャドーイング

パート7の問題のリスニング音源がある場合は、パート7の英文を使ってシャドーイングをしてみましょう。精読と音読をすることで、速く正確に英文を読むことができるようになります。ただシャドーイングをすることで、正しい音源を使うことでよりレベルアップすることができます。

もちろん、リスニング力がつくことはもちろんですが、自分との発音のギャップを感じ取り、高速で発音しながら英文を理解するのは結構大変です。ただめちゃめちゃリーディングスキルが上がります。

音源がある場合は、ぜひ試してみて下さい。

手順⑥:もう1度解いてみる

最後にすべてを理解した上で、問題を解いてみましょう。最初とは解きやすさが段違いなはずです。

スコアアップするために絶対にしてはいけないこと

ここまでで、各パートの概要や特徴。問題を解く上でのコツ、そして勉強法を考えてきました。今まで何をしていいかわからず勉強が手につかなかった人、闇雲に勉強していた人の指針になったはずです。ただせっかくスコアアップするために必要なことを知れたとしても、スコアアップするために絶対にしてはいけないことがあります。

TOEICは簡単ではない

TOEICで高得点を取ることは、簡単ではありません。だからこそ価値がありますし、勉強する人が沢山います。もしあなたが絶対にTOEICのスコアを上げたいなら、これから書くことを絶対にしないでください。。

それは、独学で勉強することです。

独学はスコアアップから遠回り

私は、独学でTOEICを勉強することをオススメしません。なぜなら、スコアアップに時間がかかるからです。もちろん、お金をできるだけかけずに参考書だけで勉強したい人もいるでしょうが、多くの人が失敗(時間がかかる)しています。私もその一人です。

それに、今日解説した全パートの対策をひとりでできますか?できる自信があるなら良いですが、多くの人が勉強法にオリジナリティを加えてしまい、結果的に間違った方法で勉強をしてしまうのが目に見えています。それで結局「点数が上がらなかった」では本末転倒です。

最初にも言いましたが、正しく勉強するのは超重要です。ただTOEICスクールなどは費用が何十万と高額なので、オススメしません。

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私が独学で勉強して感じたことは「誰かに教えてもらうのがベスト」ということです。独学で勉強していると、必ずわからない・理解できないことがでてきます。

そうした時に参考書だと書かれていないことが多く、結局なんとなく理解した段階で終わってしまいます。ですがスタディサプリなら、選択肢が正解になる理由はもちろん、正解につながる文法まで解説してくれるので、理解して次に進むことができます。

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最後に

いかがでしたか?

今日は、TOEIC勉強法について考えてみました。TOEICは、解き方と勉強のコツさえ掴めばそこまで難しくありません。ですが多くの人が、闇雲に勉強したりするため難しくなっています。

個人的にもお金をかけずに点数を上げるのが1番だと思いますが、そのせいで間違った勉強をして時間がかかるのであれば本末転倒です。それに参考書を買うのも、スタディサプリで勉強するのも費用的にはそこまで変わりません。本気でスコアを上げたいのであれば、今から行動しましょう。

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