



こんな悩みはありませんか?
・金のフレーズの効果的な使い方は?
・何周すれば効果がでるの?
・リスニング対策もできる?
・どこまで覚えればいいの?
・関連語や類義語も覚えた方がいい?
どんなに良い教材も、使い方を間違えれば効果は出ません。1ヶ月で覚えられる単語は減り、目標を達成するのが遅くなってしまいます。せっかく勉強しても、3ヶ月前と点数が同じなのは嫌ですよね。
この記事を読むメリット
19枚の画像で、金のフレーズの使い方を解説します。金フレの使い方に悩むことなく、TOEICに必要な単語力を身につけることができます。
本記事の信憑性
【概要】金のフレーズとは?
金のフレーズ(通称金フレ)とは、TOEICに特化した単語帳で、多く受験者に大人気です。
値段(Amazon価格) | 979円 |
単語数(見出し単語) | 1,000語 |
レベル | 500点以上を想定 |
難易度 |
特徴や効果は別で解説し、この記事では金のフレーズの使い方や覚え方に焦点を当てて解説します。
【事前準備】金のフレーズの使い方
まずは、金のフレーズを使う前の準備について解説します。
- 音声をダウンロードする
- 金フレのカバーを外す
2つだけなので、簡単です。
音声をダウンロードする
単語学習に音声が必須なので、下記どちらかの方法で音声をダウンロードしてください。
・ネットからダウンロードする
・アプリをダウンロードする
ダウンロードしやすさ、今後の学習を楽さを考えると、アプリがオススメです。
公式サイトからダウンロードする
朝日出版の金のフレーズ公式サイトにアクセスし、必要な音声をダウンロードしましょう。
アプリをダウンロードする
金のフレーズを使うなら、abceedというアプリをダウンロードするのがオススメです。
アプリ内で教材を購入する場合は課金が必要ですが、アプリのダウンロードや金フレの音声を使うのは無料です。
金フレのカバーを外す
あまり重要ではありませんが、金フレのカバーは外しておきましょう。






金フレと使い込むと、結局ボロボロになりますし、カバーがあると勉強の邪魔です。
綺麗に使うよりも、ボロボロになった金フレを見て喜べるようになってください。
【1周目】金のフレーズの使い方
金のフレーズの使い方は、1周目と2周目にわけて解説します。
- 1日100単語を発音する
- 同じ単語を7日間繰り返す
- 次の100単語に進む
- 区切りが良い所で最初に戻る
それぞれ解説します。
1日100単語を発音する
まず最初に、金のフレーズを1日100単語発音する(音声を使って)からスタートします。






例えば、誤った単語の発音が癖づいてしまうと、のちのち矯正するのが大変です。またリスニングでも、覚えた単語の発音が違うと、聞き逃してしまうかもしれません。
そのため、まずは音声を使って単語の発音を覚えます(シャドーイング)。



アプリの起動
シャドーイングの準備として、金のフレーズのアプリを起動します。
まずabceeedを起動し、下の方の「見つける」をタップします。
すると、画像のような画面になるので、金のフレーズの画像をタップするか、検索に金のフレーズと入力してください。
金のフレーズページに移動したら「音声(無料)」をタップします。
音声は4種類ありますが、1番上の「TOEIC L&R TEST 出る単特急 金のフレーズ」を選択します。
音声を選択すると、金のフレーズに収録されている音声が一覧で表示されるため、単語をタップすると音声が流れます。
金のフレーズをシャドーイング
アプリの準備が出来たら、次に金のフレーズを開き、音声を使ってシャドーイングをします。



- 単語(英語)
- 例文(日本語)
- 例文(英語)
- 例文(英語)
1つずつ解説していきます。
単語(英語)が発音されたら
まず単語の音声が流れたら、英単語を見つつ、下の日本語訳を確認します。時間は短いですが、何度も交互に見て、日本語訳を覚えようとしてください。
例文(日本語が流れたら)
日本語の例文が流れたら、日本語で繰り返します。気持ちを込めると、なおいいです。
例文(英語が流れたら)
英語の例文が流れたら、例文をシャドーイングしますが、この時に”Let’s try anyway”で「1つの単語」のように意識するのがコツです。
例えば、英文を理解する時に、英文を分解し、日本語に訳し、並び替えて理解していませんか?
①Let’s try anyway.
②Let’s/try/anyway.
③しよう/試みる/とにかく
④とにかくやってみよう
このように英語を日本語に分解し理解するのも大事ですが、金のフレーズでは「あえて英語のまま理解」してみてください。






例えば、日本語では「自分」を表す表現が沢山ありますよね。
・私
・俺
・僕
・うち
例えば、そこに英語の”I”を加えたとしても、わざわざ日本語と英語でグループをわける必要はなく、別の言い方が増えただけと考えることが大事です。
・私
・俺
・僕
・うち
・I
日本語でも、友人には「俺」敬語では「私」と使い分けるように、英語では”I”となるだけで、同じ表現です。



感覚的な話なので最初は戸惑うかもしれませんが、何度も繰り返すうちに「英語のまま理解する」が掴めるようになるはずです。
話は戻りますが、このシャドーイングを1日100単語やります。
同じ単語を7日間繰り返す
1日100単語のシャドーイングを同じ単語で7日間繰り返します。






簡単いうと、1週間かけて繰り返すことで、1日目では知らなかった単語も、7日目には覚えるからです。
・月曜日:1~100の単語
・火曜日:同じ100単語
・水曜日:同じ100単語
・木曜日:同じ100単語
・金曜日:同じ100単語
・土曜日:同じ100単語
・日曜日:同じ100単語
・月曜日:101~200の単語
区切りが良いので1週間にしていますが、そこは自分のペースで調整してみてください。
次の100単語に進む
1週間同じ単語を復習したら、次の100単語に進みますが、ここからやることが2つになります。
・新しい100単語を覚える
・今まで覚えた100単語を復習する
1つ目は今まで通りに新しい単語を覚え、2つ目について説明します。
今まで覚えた単語を復習する
新たな単語に進んだ段階で、今まで覚えていた単語を復習します。



とは言え、復習する100単語は時間をかけるのではなく、移動時間やCMの間などの隙間時間を活用しましょう。



復習のやり方は「2週目以降の金のフレーズの使い方」で解説しているので、そのまま読み進めてください。
区切りが良い所で最初に戻る
1週間に100単語ずつ進みですが、区切りのよいタイミングで最初に戻り、金のフレーズ2周目に進んでいきます。






金のフレーズは、目標スコアごとにレベルわけされています。
・600点レベル:400単語
・730点レベル:300単語
・860点レベル:200単語
・990点レベル:100単語
そのため、600点レベルの単語が終わったら一区切りにして、最初に戻って2週目に突入しましょう。
どこまでやればいい?
金フレの全単語を一気に覚えるのではなく、目標スコアに必要なレベルの単語を覚えましょう。まずは600点レベルを完璧にし、次に730点というように段階的に進めてください。
【2周目以降】金のフレーズの使い方
次に、金のフレーズの2周目の使い方を解説します。
- 単語を音読する
- 10単語1テストする
- 1日100単語進める
- 次の100単語に進む
- 繰り返す
- 関連語/類義語も覚える
それぞれ解説していきます。
単語を音読する
金のフレーズ2周目は、シャドーイングではなく音読します。
ちなみに2周目は例文を使わずに、右側の単語だけを使います。






使い方がわからない単語は例文も確認しますが、まずは単語に絞り、短い時間で周回するのが目的です。
英語→日本語で覚える
金のフレーズでは、英単語を見て日本語に訳せるようにします。
日本語→英語は覚えなくていいの?
金のフレーズでは、英語→日本語はTOEICスコア優先なら後回しでOKです。TOEICは、英語→日本語にすることがないので。
関連語/類義語は覚えない
関連語や類義語は、後回しです。まずは見出し語から覚えて、あとから類義語と関連語を覚えましょう。
10単語1テストする
では具体的な金フレの使い方ですが、10単語1セットで何度もテストを繰り返します。
英単語の下にある日本語を隠しつつ、英単語を発音し、日本語訳を正解出来たら、次の単語に進みます。
- 英単語を発音する
- 日本語の意味を答える
- 答えられたら次の単語に進む
- 全問正解したら次の10単語
- 1問でも不正解なら先頭に戻る
全問正解したら次のページに進み、1問でも間違えたらページの先頭に戻るを繰り返し、1日100単語まで進めます。
繰り返す
100単語まで進んだら、次の日は次の100単語に進み、区切りが良い所(600点レベル)でまた最初に戻ります。
あとは、それを何度も繰り返していくだけです。
何周すればいいの?
次のレベルの単語に進む基準は、同じ単語ばかり覚えすぎて飽きてきたらです。同じ単語を繰り返し覚えると、脳への刺激が少なく飽きを感じるため、その時に次のレベルに進みます。単語を見て、瞬時に日本訳を答えられるのがベストです。
1周するのにかかる時間は?
見出し1000単語すべて復習するなら、慣れてきても1周2時間くらいはかかると思います。苦手な単語だけ復習するなら、もっと短い時間で周回できるはずです。
次のレベルの単語にいく
そのレベル帯の単語をもう覚えることがないと思ったら、次のレベル帯に進み、同じように繰り返していきます。
そして1番前に戻り、また同じことを何周も繰り返します。






覚えて、忘れてを繰り返すことで、自由に使える単語が増えていきます。
知らない単語を復習する
復習中に何度も間違える単語は、左にチェックを入れておきます。
見出し語全てを復習すると時間がかかるため、慣れてきたら苦手な単語だけ復習し、完璧に覚えた単語は時々復習するくらいで大丈夫です。
関連語/類義語も覚える
見出し語を覚えたら、次は類義語や関連語、その他の重要表現も覚えましょう。
既に覚えている単語を除外し、知らない単語をExcel等にまとめて覚えるのがオススメです。
左に英語、右に日本語をまとめ、金フレと同じようにテスト形式で覚えましょう。
まとめ
私の金のフレーズの使い方は、こんな感じですが、基本的な使い方として自分なりにアレンジしてみてください。



今回は、金フレの使い方を解説しましたが、効果や他の単語帳との比較を知りたい人は別の記事を参考にしてください。